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Episode68 木偶との対戦(前編)

 ズドドドドド・・・!

と、音を響かす輝く銃弾を僕は右に左に裂きながら神宿しゴッドドウェラーの力を以て距離を詰め、そのまま宙で腰を捻って回転し、その敵1体の核を破壊する。

 倒れるその巨体を加速でかわし、他を見てみれば、皆も皆で地を走り回り、剣を振っては振り、短剣を投げては回収し、また魔法と銃弾が猛威を誘い、聖なる拳は奮われていた。

 キィィィッッッン!

シュンッ!

バーロンを見れば、剣で敵の足を斬り裂き、体勢を崩した所へテーラが短剣を両手に飛び上がり、その核の辺りへと突き刺す。だが、そこにはひびが入るのみで貫通は起こらない。それを見て、彼女は短剣を引き抜きもう一度そこへと突き刺し、さらに大きな亀裂を走らせる。

 「もういっちょ行くわよぉっ!」

それを見てテーラは言い、ひびとひびの間から強く核に突き刺す。すると、それは崩れソイツは後に倒れる。

 ズドドドドド・・・!

「シャイニングブレード!」

別所で響くのは銃声と詠唱。ニコラスが放つ銃弾は一斉に一箇所へ吸い込まれ、幹を弾いてさらに核を潰す。一方、マリアが放つ光の刃は回転しながら始めにその両腕、次に両脚と裂かれていく。

そして、後にはもう1体の木偶。それに気付くマリアはすぐさま振り向き、その最中で

「シャイニングインパクト!」

と光の爆発を起こし、殻を破壊する。それを見て僕は現在対峙する敵の核を潰して、そこを蹴り、空中を高速移動して突きで爆発を受けた木偶の核を潰し、横に払う。さらに、そのままソードビームで水平方向の敵を上下に真っ二つとする。

 それを見て、マリアは前に向き直り既に放った光の刃を操作しつつも、数を増やして核の辺りを集中攻撃。やがて、1体は倒された。どうやら、彼女はこの方法を有効と見たらしく、そこからはその方法で次々と木偶らを倒していく。

 ギュゴォォォッッッン!

と、響く轟音。その内に、フレイアは拳に聖なる力を溜めては殴りで放出し、また脚に聖なる力を溜めては蹴りで放出していた。

「せいやぁっ!」

見ると、まだ怒号を響かせ、0距離から拳を放出し、核ごと破壊する。

 それを他所に僕は宙で縦回転して核ごと分断し、今度は左右の敵の間を往復して瞬時に両者の核を斬り裂く。さらには、

「シャイニングキャノン!」

と幾度も唱え、木偶らの核の辺りを正確に狙い、今度は「モーメント」を持って左から右へ、上から下へ、さらに斜め下から斜め上へと剣筋を交わせ、核の数々を潰していく。

 「やぁぁぁっっっ!」

その結果、敵は減るがその都度敵は増える。そんな拉致の開かない状況の中、目前の木偶を剣の鋭利さと加速の勢いを借りて後ろから核を破壊。そのまま、ソードビームで体を退かし、着地して軸足を中心に振り替える。

 そこにはバーロン。僕は言う。

「バーロン。久しぶりに背中を任せる気がするな。」

「あぁ、俺にはお前の速度には着いていけないし、テーラ1人じゃ力不足だからこの俺が補ってやらねばならんかったからな。」

「そうか。じゃぁ、行くぞ!」

「あぁっ!」

そう言って一気に僕らは前後へと飛び出した。

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