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Episode22 三度、クリスとの一戦

★今回初めて登場する怪物★

スコーピオン

鎧蠍。黄昏の四天王で、凶虫(ブルータル)の頂点に立つ王的存在でもある。弱点は顔にある巨大な目で、普段は蓋をして守っている。正体は人間である。

 先手を取ったのは僕たちだ。僕とバーロンは同時に斬りかかる。しかし、あっさり防がれた。バーロンは離れたが、僕は離れず、そのまま、ソードビームを放った。今度はくりすが後ろに下がった。

 と、そこへ「モーメント」を唱えて後ろに回ったマリアが、

「シャインニング・ボール!」

と唱えて、光球を放った。クリスはそれを「ダークネス・ボール」で打ち消し、剣を振った。彼女はそれをしゃがんでかわし、杖を縦にそのまま、彼に突っ込んだ。

 さらに、テーラの投げナイフ。さすがにこれはかわせなかったようで、それは彼の背中に傷を作った。

「ぐっ...。」

彼は「フライト」を唱えて、飛び上がり、同時にマリアを振りほどいた。さらに、僕たちの後ろを取った。

 僕はすぐさま振り返り、クリスに向かって、「スタンボルト」を放った。手加減はしていない。する必要が無かった。彼はとっさに、

「プロテクト!」

と唱えて、それを跳ね返した。バーロンはそれが切れた瞬間、彼に斬りかかった。

 クリスはそれを剣で防ぐ。そこへ、テーラの投げナイフがまた飛んでくる。彼は瞬間移動して、そこから離れた。ナイフは地面に差した。僕も「モーメント」を唱えて、彼のが終わった後、その後ろで止めて、斬りかかった。

 キーン!

しかし、それも防がれてしまう。もちろん、クリスの方が力は強いので、彼の次の一振りで僕はのけぞった。そこへ、剣で突いてくる。僕は、地面に向かって「魔力解放」をして、上から紫雷の矢を放った。しかし、防がれ、今度は彼の剣が飛んできた。僕は、「モーメント」でかわし、下に下りた。

 続いて、マリアが紫雷の矢を放った。僕も同じことをする。テーラはナイフを投げる。

「魔力よ、解き放て!」

クリスはそう言ってナイフを跳ね返し、

「プロテクト!」

と唱えて、たくさんの紫雷の矢を一気に防いだ。さらに、彼は黒い波動を放ってきた。僕は、前に出てその力を剣で吸収した後、ソードビームを放った。それも何度もだ。

 クリスはまた「プロテクト」で全て防ぐ。その瞬間、僕は「モーメント」で一気に距離を詰めて、剣を振った。いや、正確には振ろうとした。彼はにやりと笑う。硬直魔法か!僕は、すぐさま、「アクロニムスコード」を使おうとした。しかし、その前に、ゼロ距離から黒い波動を放たれ、僕は吹っ飛ばされた。みんなが

「リドナー!」

と言うが、いつの間にか後ろを取っていたニコラスは銃を構えた。

 そして、

ズドドドドド...!

ニコラスはクリスに全発当てた。彼の全身からは血が吹き出した。

「くっ...そっ!」

彼は肩を押さえながら歯軋りをする。そのスキにバーロンとテーラが斬りかかった。

 「なーんてな!」

クリスは薄笑いを浮かべて、手の甲を空に掲げた。その瞬間、黒い柱が立った。その時の、風でバーロンとテーラは吹き飛ばされ、背中から地面に激突した。

「くっ...。」

「っ...。」

どうやら、気絶はまぬがれたようだ。良かった。

 いや、それより、クリスの方だ。さっき、彼がいたところを見るとそこには巨大な蠍がいた。片方の鋏が大きく、もう片方は小さい。鎧のやうな殻に覆われ、顔には1つの巨大な目しかない。それは今まで見たことのない、恐ろしい姿だった。

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