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Episode103 決着(前編)

 巨人の殴りかかる攻撃。僕はそれをかわして、

ギュゥゥゥン!

と斜め上に加速して

「はぁっ!」

と首を跳ね、続く巨人の拳を真っ二つにする。それから、腕に乗ってそのまま斬首。

 ドドドドド...!

と続いて何体かが突進して来たので僕はそいつの肩から話である下りて、

「魔力解放っ!」

と魔力波で遺骸を吹っ飛ばす。その巨体はヤツらを巻き込み、押し潰す。

 「くっ...!はぁっっっ!」

バーロンはまず拳を剣の腹で防ぎ、力業で跳ね返す。それに怯んだところで、身を屈めて足首を斬り込み、最後は飛び上がって上から心臓をグサリ。そこへ、別のが殴り掛かってきて彼は何とか剣で防ぐが、遠くへ吹っ飛ばされた。

 ズドドド...!スドドド...!

ニコラスは拳を右にかわしては胸部分の同じところを撃ちまくり数回目で奴は息絶える。そこへ、巨人の投げた木が飛んでくるがそれは

「はぁっ!はぁっ!はぁっ!」

とフレイアが聖なる拳で粉砕。しかも、続く聖なる拳で正確に巨人らの目を狙う。

 その瞬間、ヤツらの攻撃は当たらなくなる。少しすれば回復するが、かなりの時間稼ぎになる。

「はぁぁぁっっっ!」

とバーロンは斬りまくり、

ズドドドドド...!

とバーロンは撃ちまくり、

「はぁっ!はぁっ!はぁっ!はぁっ!はぁぁぁっっっ!」

とフレイアは殴りまくる。

 その内に、僕も

「らぁっ!やぁっ!はぁっ!やぁぁぁぁぁっっっっっ!」

横凪ぎで首を斬り、首を斬り、また空中回転斬りでも首を斬り、首を斬りした。そうやって、どんどんエフィストの変化した赤肌の巨人に距離を詰める。出来れば殺したくないが、やむを得なければ殺すしかない。中々に良心が痛むことではあるが。

 「消えろ...!」

と思っている所へ邪魔が入る。見ると、そこには接触破壊タッチブレイクの手。

「っ...!魔力解放っ!」

僕はそれを何とかかわし、下に魔力波を放ちまずは彼を叩きつける。さらに、その反動を使って飛び上がり

ギュゥゥゥン!

と加速して、急降下するようにギガンテスの腕を斬り落とさんとする。

 ガキィィィッッッン!

だが、盾で防がれてしまう。その反動がかなりきて、僕は空中で大きく怯む。

「コロス...!」

「マズっ!」

その隙を見てヤツは容赦なく斧を振ってくる。剣はもう間に合わない。「プロテクト」もこの距離では意味をなさない。そこで、僕は

「魔力解放!」

と唱える。ただし、魔力波は無理やり腹部に纏わせる。そのお陰で衝撃が和らぎはしたが、横の木には叩きつけられる。

 「ぐっ...。」

横腹から血が滴り、背骨もかなり痛い。おそらくだが、肋も何本かは折れているだろう。僕はとりあえず

「ヒール!」

と唱えて再び剣を構える。

 「キサマヲ、コロス...!」

と言う赤肌。接触破壊タッチブレイクも既に起き上がっている。あっちは巨人との戦闘で忙しい。さあエフィスト、僕たちで決着を付けようではないか。そう思いつつ、僕は剣を片手に、神宿しゴッドドウェルの力を以て高く飛び上がった。

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