ナポレオンの予言の話
暇なので何か書くことにします。
とは言っても何も書くことがありません。
元々なろうで書き始めたきっかけが、面白いネタを仕入れたので誰かに聞いてもらいたいという欲求から来てるので、何もネタがないときには書くことができません。
自分の中では下ネタ、過度に残酷な話、悲劇的な話は書かないと決めているんですが、そうすると書けるネタが極端に減ってしまいます。
世界は下ネタと残酷な話と悲劇的な話にあふれていますね。
あと、できるだけ歴史上のマイナーな話を書こうと思っているので、ナポレオンとかの歴史上の超有名な人物のエピソードとかは書けないんですよ。
それにナポレオンほどの人物ならそのエピソードも有名なものばかりだし、読んでる人もあまり面白くないんじゃないかと思います。
それでも何も書くことがない上に暇過ぎるので、試しにナポレオンをテーマに書いてみることにします。
ナポレオンで思い浮かぶ面白そうなエピソードと言うと『ナポレオンの読書法』、『ナポレオンと猫の話』、『ナポレオンの予言』くらいしか思い出せませんね。
『ナポレオンの読書法』というのは、出典を忘れてしまいましたので、うろ覚えで書くのですが、ナポレオンは大変な読書家で、生前は多くの本を読んでいたらしいのです。
その読書法はというと、ナポレオンが馬車で長時間移動する際に馬車の中に多数の本を詰め込んで、それらの本の最初の数ページを読んで自分に合う本かどうかを判断して、自分に合わないと判断した本は馬車の窓から投げ捨ててたらしいです。
そのため、ナポレオンの馬車が通ったあとには、捨てられた本の道ができていたそうです。
『ナポレオンと猫の話』これは、完全に動物虐待の話なので書くことができません。
まあ、ナポレオンが動物を虐待した話ではありませんが。
それで最後の『ナポレオンの予言』は、どんな話なのかというと。
ナポレオンが若き日の士官学校の学生だったころ、友人たちとの食事中に、ふと「自分は将来、飽食に明け暮れて無駄に太ってしまうんじゃないかと思うんだ」と言ったそうです。
この言葉が夢見る若者らしい自分の将来の栄華を思い浮かべたものなのか、それとも若者らしい将来自分が自らの髀肉を嘆く身に置かれるかもしれないことに対する不安なのかはわかりません。
時は流れてそれから約30年後、ナポレオンはワーテルローの戦いに敗れてフランス皇帝の座から追われ側近数名とともにセントヘレナ島へと流刑に付されてしまいます。
その時のナポレオンとその側近(数名)の一日の大体の食事量がこちらです。
「肉50キロ、鶏6羽、卵30個、野菜10キロ、コーヒー1キロ、バター2・5キロ、ハム1キロ、ラード1キロ、砂糖5キロ、果物5キロ」
自分はもしかしたらこれは、一月分の食糧か、それとも一週間分の食糧かと思いましたが、資料を見直したところどうやら資料の誤植でないかぎり、間違いなく1日分の食事量のようです。
ナポレオンはセントヘレナ島に軟禁されているストレスのために、必要以上に食べてストレスをまぎらわせていたという説があるようですが、それにしても読んでいるだけで、胸焼けしてきそうです。
結局、善きにつけ悪しきにつけ若い日のナポレオンの予言は当たったようですね。