小話~ストーカーさんの1日~
ちょっとした小話です。
変態紳士なストーカーが出てきます。
読まなくてもストーリーに差し支えは無いので読まなくても大丈夫です。多分………。
皆さんどうも初めまして。赤羽 章太郎です。
え?誰だって?そんなことはどうでも良いんじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!
おっと、すまない。少し取り乱してしまった。
さて、今回は最近この近所で見慣れない幼女を見かけてね。そう!幼女!拙者、赤羽 章太郎は3度の飯より幼女が!ロリが!好きなんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!そして!この見慣れない幼女が!拙者の第六感をビンビンにさせるんだ!これは!運命っ!必ずや正体を暴き!そして!見守るのだ!
「yes!ロリータ!no!タッチ!」
「おいおい!あんまり引っ張んなって!前より力弱くなってるから散歩も一苦労だな…」
はっ!あれはっ!見慣れぬ幼女!犬の散歩中か…。でへへ…可愛いのう…。おっとと、見とれている場合じゃない!追いかけねば!
う~む、やはり完璧だ…。あの綺麗な黒髪。そして、シンプルな白ワンピース。純情可憐で曇一つない幼女そのものだ!くっ…せめて名前だけでも分かれば…。
「おー、葵じゃん。なんだゲンゴロウの散歩か」
「ゲンゴロウじゃねーよ!ダイゴロウだよ!」
あぁん!?なんだ?あの男は…。拙者ですら話しかけた事のないあの幼女に気安く話しかけるなど…………………。いや、落ち着け。今さっき、あの男…葵と呼んだか?なるほど……あの幼女は葵ちゃんと言うのか…。なんとも可愛らしいあの幼女にピッタリの名前だ!
「へっくしょいっ!」
「お?どうした葵?風邪か?」
「いや、なんだか寒気がしてな…」
「ただいまー」
葵ちゃんは帰宅のようだな。しかし、この家…。確か幼女なんて居なかった筈だ。まぁ、そんな事はどうでもいいか。葵ちゃんが居る。それだけで充分だ。
「ごめんな~兄貴。この体になってから買い物するにも荷物持ちが居てくれないと俺1人じゃ持てなくてさ」
「気にするな。ちょうど俺も近くの書店に用があるんでな」
おや?今度は買い物か?葵ちゃんは偉いなぁ…。あの隣に居るのはどうやら兄のようだな…。くそぉっ!何故!葵ちゃんのお兄ちゃんが拙者じゃないんだ!羨ましい…妬ましい…恨めしい…。
「ん?」
「どったの?兄貴?」
「いや…気のせいか…。すまん、何でもない」
あっぶねぇぇぇぇぇぇっ!?葵ちゃんが可愛すぎて思わず近づき過ぎてしまった!ギリギリ気付かれずに済んだが…。少し自重せねば…。
「兄貴~?夕飯何が良い~?」
「俺は別に何でもいいぞ」
「はぁ…何でも良いが1番大変なんだよなぁ…」
何っ!?葵ちゃんはご飯まで作っているのか!そして、あの家の人間は毎日葵ちゃんの手料理を…………………。くそぉっ!
しかし…そうか…料理を作るのか…。
『あなた!おかえりなさい!ご飯にする?お風呂にする?そ・れ・と・も♡』
「ムッハー!!!!!!!けしからんぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
しまった!つい叫んでしまった!仕方がない…。ここは撤退だ!逃げるんじゃない、戦略的撤退だ!ここで見つかってしまっては、捕まってしまう!そうなったら葵ちゃんを眺められなくなる!それだけは何としても回避せねば!!!!さらばだ!!!
やっぱり兄貴に名前を付けよう!
この先もなんだかんだ登場させそうな予感がする。
次回登場までには考えておきますねw