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TSしたから全力で満喫しようと思う  作者: 犬たろう
第5章~love? like?~ √
69/76

皆で一緒に動物園!

 夏希の提案により、残り半分となった夏休みを満喫するべく、私達は動物園に向かっていた。そしてーー


「ん~……着いたー!」

 車から降りるなり、両手を広げる夏希。テンション高ぇ……さっきまで寝てたのが嘘みたいだ。

「よし! ゴリラ見ようぜゴリラ!」

 優斗は何故かずっとゴリラではしゃいでいた。お前はゴリラになんのシンパシーを感じてるんだよ。

(わたくし)ゾウに乗りたいですわ!」

「日和……動物園はそういう所じゃないよ……」

 晶也は呆れながらそう言うと、ひよりんは驚いていた。なんでも、全ての動物と触れ合えると思っていたとか。

「私はカピバラ見たい!」

 あのつぶらな瞳が可愛いんだよなぁ。

「ふあぁ……ねみぃ……」

 遼は頭を掻きながらいつも通り眠そうだ。






 皆で色んな所を回る。

 優斗がゴリラの檻の所で何故か威嚇(いかく)され続けたり。

 ゾウの檻で、ひよりんが餌やりをしていたら、ゾウがひよりんを捕まえて背中に乗せたり。

 カピバラと触れ合える所に居ると、私の周りに大量にカピバラが寄ってきたり。

 散歩中の猿が、遼の頭の上に乗って、遼共々ボケーッとしたり。

 晶也がアルパカに(つば)を吐かれて、洗面所で顔が赤くなるまで洗い続けたり。

 はしゃいで走り回っていた優斗と夏希が迷子になって、迷子センターに行ったり。


 そんなこんなで、お昼になりました。



 大きな広場では、家族連れやカップル、友達同士等など、沢山のお客さんで賑わっていた。


「腹減った~……」

「あおい~……めし~……」

「もうクタクタだよ~…」

 はしゃいでいた優斗と夏希は分かる。遼……お前は朝からずっと言ってるじゃん……。


「はいはい。ほら、今日は張り切って作ったから、いつも以上に味わって食べること!」

 私とひよりんが、今朝作った弁当を出す。弁当と言うより、重箱なんだけどさ。

「うまそー! いただきまーす!」

「おー、いつも以上に手が込んでるな。いただきまー」

 早速、食べ始める優斗と遼。さっき味わって食えって言ったのに、既にガッツいてる。

「私もお手伝いしましたのよ!」

 そう言って胸を張るひよりん。

「へぇ……どれを作ったんだい?」

 晶也が興味津々でひよりんに聞いている。

「こ、これですわ」

 ひよりんが指さしたのは卵焼き。ひよりん、腕は悪くないんだけど、普段作らないからか卵焼きを作っただけでギブアップしたのだ。まぁ、料理って案外疲れるしね。晶也の為に! って凄く頑張ってた。

「美味しそうじゃないか! いただきます」

 そう言って卵焼きを食べる。

「美味しい!」

「あ、当たり前ですわ! その……隠し味に……愛情を入れましたし……」

 後半はボソボソと何を言っているのか聞こえなかったが、顔を真っ赤にして(うつむ)いている。


「葵、葵。あ~ん……」

 夏希に方をつつかれ、何事かと思うと、口を開けて待っていた。

 「何してんの?」

 「いや~、最近葵成分が不足してるから補充して貰おうと思って。だから、あ~ん……」

 葵成分ってなんだよ……。そんな事を思いながら、仕方なく夏希の口にタコさんウインナーを入れてやる。

 「美味しいー! 葵の愛があたしの中に入ってくるよぉ……」

 何言ってんだコイツ……。




 そんなこんなで、お昼を食べ終わり休憩中。

 ポカポカ陽気な事もあり、だんだんと眠くなってきた。

 「ふみぁ……眠い……」

 あ~……ダメだ。ちょっとだけ寝よ……。





 ~遼side~

 コイツ、実はわざとやってたりしないよな?

 「すぅ……すぅ……」

 葵は眠くなったのか、俺の肩に寄りかかって寝てしまった。

(はぁ……俺の気も知らないで、気持ち良さそうに寝やがって)

 つんつんと、頬をつつくと(くすぐ)ったいのか、少しだけ身をよじる。可愛過ぎるだろ……。


(あー……好きだなぁ…………)

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