表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TSしたから全力で満喫しようと思う  作者: 犬たろう
第5章~love? like?~ √
67/76

朗報だよ、葵ちゃん!

 ある日、お昼ご飯を食べて自室でゆっくりしていた時、晶也からメッセージが届いた。

『葵ちゃん! 朗報だよ!』

 何事かと思い、記憶を辿るが特に覚えはない。

「何が朗報? っと」

 そうメッセージを送ると直ぐに返信が届く。

『やっと縁談が無くなったんだ! これで、心置き無く日和と一緒になれるんだよ! それに、葵ちゃんや遼君にも迷惑は掛けなくて済むようになる』

 どうやら本当にもう少しだったようだ。思いの外早くて正直驚いている。私は、お祝いの言葉を直接伝えたかったから、晶也に電話をかける。



「もしもし? 晶也! おめでとう!」

『ありがとう葵ちゃん! 長かったけど、耐えたかいがあったよ。それと、ホントにごめんね?』

「だーかーらー! その話はこの間許しただろ? ウジウジ気にすんな! 男なら胸を張れ!」

『あっはは! まさか葵ちゃんにそんな事を言われるとはね。見た目は可愛いお嬢さんなのに』

「こ、このやろ! 誰が可愛いお嬢さん、だ!」

『あははっ! ごめんごめん!』

『誰と話してるんですの?』

「その声はひよりん?」

『あおちゃん! (わたくし)達やりましたわよ!』

「うん、おめでとう! 末永くお幸せにね」

『うう……改めてそう言われると照れますわね……』

『ごめん葵ちゃん! そろそろ僕達行かないと! 両親への報告があるからね。それじゃ!』

「おう! 気張ってこい!」


 そう言って電話は切れた。

「そっかぁ……やっと成し遂げたんだなぁ……」

 なんだかこっちまで嬉しくなってくる。

「末永くお幸せにね……か。いつかそんな事を私も言われる日が来るんだろうか……」

 ふと、頭の中に遼が浮かぶ。

「って! なんで遼が浮かんでくるんだよ! べ、別に、遼はただの友達だし……好きとか……そんなのじゃ……」

 ブツブツと独り言を呟いていると、急に電話が鳴り出す。

「うひゃうっ!? 電話か…………って遼!?」

 音にビックリして、スマホの画面を見て更に驚く。



『もしもし? あのさーー』

「な、ななな、何!?」

『おー? 何慌ててんだ?』

「べべべ、別に慌ててねーし!?」

『まー、いいや。明日さ、新しく駅前に開店したケーキ屋があるんだけどさ! 一緒に行こうぜ!』

 あ、今絶対目をキラキラさせてるんだろうな。

「ケーキ屋? 別に良いけど? 皆はもう誘ったの?」

『あー、いや、その事なんだけど……。実はカップル割引なるものがあってな? それは男女2人じゃないとダメなんだよ。団体はダメらしくて……その』

 か、カップル!? り、遼と私が!?

「そ、そうなんだ! べ、別にフリだけすればいいんだろ!? なら……その……良いよ?」

『そ、そうか。じゃあ、明日朝10時頃に駅前で』

「う、うん。分かった」



 電話を切って、私はボーッと天井を見る。

 「こ、これって……でーと?」

 枕に顔を埋めてジタバタする。

 「違う違う! ただ! 一緒に! ケーキ屋に! 行くだけ! それだけだから!」

 あーもー! なんでこんなに楽しみで、心臓がバクバクいってるんだよぉ!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ