お兄ちゃんと、お・ふ・ろ♡
お風呂回です。タイトルみたいなムフフな展開はない。
ただ兄貴が兄貴で兄貴なだけですw
「ふぃ~生き返る~」
湯船に浸かり今日1日の疲れを取る。流石に疲れた。優斗と夏希に連行されてから更に3時間拘束されて着せ替え人形だ。そしてその地獄からなんとか服を買ってきた訳だが…。スカートやらなんやらと、俺には理解できない物を大量購入。俺が頑なにジャージが欲しいと言ったら仕方なく1着だけ許可を得た。俺もうジャージしか着ない…。
「それにしても…」
ふと鏡に映る自分を見る。やはり、そこに映っているのは女の子で自分が本当に男じゃなくなった事を示していた。
「ほんっとうに胸ないなこの体」
自分で触ったり見たりするが、そこには丘は無く有るのは平原のみ。ぺたーん
「ぐっ…どうせなら巨乳が良かった…」
ふにふにと胸を触りながら落胆する。この胸のせいもあってロリっぽく見えるんだ!ぬおおー!大きくなれー!大丈夫!お前ならまだやれる!
「何をやっているんだ?」
「ふぇ?」
風呂の入口に兄貴が立っていた。
「おわぁ!?あ、兄貴!?何入ってきてるんだよ!?」
胸に念力でも送るかのような変なポーズをしていた俺は慌てて湯船に肩まで浸かる。うひゃー!恥ずかしっ!
「お前が出てくるのが遅かったんでな。痺れを切らして俺も入ってきた、という事だ」
兄貴は澄ました顔でそう言ってシャワーを浴びる。
「それで、どうだ?その体は」
髪を洗いながら兄貴が片目だけでこちらを見る。おい、一応女になったんだ。こっち見んな!
「どうって言われてもなー。服がめんどくさい!股の下がスースーするんだよ!あれだけは慣れる気がしない!後あれだ、疲れやすくなった」
体力には自信があったのに女になってからスゲー疲れるんだよな。
「そうか…きっと身長が縮んで歩幅が短くなったせいだろう。食は細くなったりしてないのか?」
髪を洗い流し終えた兄貴は髪を掻き上げる。そうそう、兄貴普段はメガネだけど風呂では外してるんだよ。それがさ、まぁ俺から見てもイケメンなの。でも、モテないんだよな…。
「あー、確かに細くなった!前の半分でも多いぐらいだしな」
そうなんだよ!全然食べられねーの!食いたいのに!欲張れない体になっちまったんだ…。
「そうか…また色々と聞かせてくれ。お前を研究するのは面白そうだ」
フッと笑う兄貴。性転換した弟に慰めとかねーの?そんなだからモテねーんだよ!ばーか!
「ちょ!?兄貴!?何して……ひゃあ!?」
「なんだ?昔はよくやってただろ?」
「いや…そう……だけど……流石に…恥ずかしい…」
「ほう…なるほど…感性も変わるのか…興味深い」
「こ、こらぁ…」
うがー!なんでだ!急に湯船に入ってきたと思ったら、なんで俺を前に抱えるような体勢になるんだよ!頭撫でんな!あ、でも気持ちいい…ってちがーう!ガルルルー!!!このバカ兄貴には相手を思いやるって心が無さすぎるんだよ!さっきも言ったが一応女になったんです!ちょっとは考えて行動しろやぁ!!!
「ぐえ~…………………」
逆上せた…兄貴が後ろに居るから出ようとして立つと思いっきり尻を見られる。そう思って兄貴が出るまで待ってたら………ぜんっぜん出ていかねーの!お陰で逆上せたって!
「ふむ…体が縮んだ分逆上せるスピードも違うのか…」
それもあるけど、アンタが湯に強すぎるだけだ!放っておくとサウナに3時間も入り続けてるぐらいだ。人じゃねぇよ…マジで。
「ほら、水だ」
「ん、あんがと……兄貴…起こしてくれ…」
床に仰向けに転がっている俺は自力じゃ起き上がれない程逆上せてる。
「わかった………軽いな……」
兄貴に起こしてもらって俺はようやく水を口に含んだ。ぴゃー!冷めてー!火照った体に染みるぜー!もう今後は兄貴が入った後じゃないと風呂に入らないぞ!こんなの続けたら死んじまう!
兄貴に名前でも付けてあげようかなって思い始めた今日この頃。
サウナに3時間も入っていられる人って居るのかな?僕は5~10分が限界ですw