アドレナリンどばどばショッピングおばけ!
今回は背景描写を少なくしてみました!
会話が多くなっております!
そして、お買い物回です!
おはようございます。今日は雲一つない晴天です!最高のショッピング日和ですね!
と、言うことで昨日夏希と地獄の特訓の後。
「葵!明日ショッピングに行こう!」
「え~…」
「服とか必要なんだから!はい!決定!」
「え~…」
「と、言うわけで…やって来ました!ショッピングモール!」
ドーンと両手を広げる夏希。朝からテンション高いなコイツ…。
「ふぁ……ねみぃ………」
朝は弱い方じゃないが昨日の特訓のせいで心身共に堪えてるんだよなぁ…。
「こーら、葵!シャキッとしなさいよ!せっかくアタシが服を貸してあげて、朝から髪型から何からセットしてあげた意味が無くなるでしょ!」
はい、皆さん。今日は夏希に無理やり着させられた服と髪型の紹介をしよう。
ツインテールに白いワンピース。以上!
「なんでこんなにチョイスが幼いんだよ…」
皆さんご想像して頂きたい。
身長150cmぐらい、黒髪ツインテール、ぺったんこな胸、白ワンピース。これじゃ夏希と姉妹か何かに見られてしまう。それほど幼い格好なんだ。
「似合ってるし、可愛いからいいじゃん~」
似合ってる似合ってないより前に下がスースーする。なに?女の子は皆股の下スースーさせて生きてるの?凄くね?寒くね?お腹壊すだろ。腹巻着用すべきだろ絶対。
「はぁ…もう何でもいいからさっさと服買って帰ろうぜ…」
「キャー!これとか可愛い!絶対葵に似合うって!」
「おぉ…これは!エロい!葵!エロいよ!」
「あー!もー!なんでこんなに可愛いの!?」
「おー!セクシーだ!幼い子が頑張ってる感マックスだよ!」
「誰か…助けて…くれ…」
3時間だ。3時間も休む暇なく夏希に着せ替え人形にされた。しかし夏希は未だにフルスロットルだ。何?女の子ってのは買い物とかすると疲れを感じない程アドレナリンどばどばなの?洪水なの?
「あれ?葵じゃん。何やってんだー?」
おぉ!優斗!俺の救世主!普段はバカでどうしようも無いけど!こんな所で出会うとは!助かったぜ!
「ゆうと…助けてくれ…」
全力だ。今の俺は男だった時のプライドを捨て完全に女の子になりきっている。涙目でちょっと上目遣い。更に追い打ちで腕に抱きつく!これで落ちない男はいない!
「おぅふ…ど、どうしたよ葵?」
よし!好感触だ!流石優斗!わかりやすい!
「夏希が…夏希が…いじめるんだぁ…」
「はぁ?夏希?何処に居るんだよ?」
店から夏希がこちらに走ってきた。
「あー!葵!もう…なんで逃げるのよ~………って優斗じゃん」
来たな!アドレナリンどばどばショッピングおばけ!今の俺には優斗が居るから絶対に負けないぞ!このやろー!
「おう、夏希。んで?今何してんの?葵が助けてくれって言ってるんだけど?何したの…?」
「ちょ!誤解のある言い方やめてよ!あたしはただ葵の服を一緒に見てるだけだよ!」
一緒に…見てる………だけ?着せ替え人形にするのが女の子同士のショッピングなら俺は金輪際行かねーぞ!そして宣言する!俺は女の子を辞めるぞー!ジ〇ジョー!
「葵の服見てんの?俺も一緒に行っていいか?」
あれあれ?優斗さん?鼻息が荒いですわよ?しかも、俺を守ってくれる救世主かと思いきや貴方もあちら側でしたか…。よし、逃げよう。
ガシッ
「どこ行くんだよ?」「どこいくの?」
2人に腕を掴まれた。やめて!こんな幼い子を2人で寄って集って!酷いことするんでしょ!エロ同人みたいに!
「や~だ~!はーなーせー!」
そのまま2人にズルズルと引きずられながら店内へと消えていく俺であった。
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