明日から夏休み!
いわゆる、導入部なので短いです。
1週間のテスト期間も終わり、いよいよ明日から夏休みが始まる。
「てなわけで! 夏休み満喫計画を立てようぜ!」
そんな優斗の言葉によって、いつものごとく私の家に集まったわけなんだけど……。
「夏と言えば海だよね!」
「山に行って川辺でキャンプってのもありだよなー」
「日焼けはしたくありませんわ」
「僕は葵ちゃんとなら、例え火の中水の中!」
「まとまりがねぇ……どうするんだよ優斗?」
「ごめん、葵……ここまで意見が食い違うとは思わなかった……」
私と優斗は2人してため息をつく。
「やっぱり海だよ!」
とは夏希だ。
「うん、まぁ定番だよね。私も夏=海とは思うし」
「私、日焼けしたくないですわ!」
ひよりんが私に抱きついてくる。
「それ気にしてたら外出られないだろ……」
優斗がひよりんにツッコミを入れる。
「乙女にとって日焼けは1番の敵ですわよ!」
「川も良くね? そんでキャンプするんだよ。川で冷やしたスイカ……じゅるり」
遼の頭の中はどうやらスイカでいっぱいのようだ。
「川も確かに良いよな。木陰があるから海より涼しいし、どうひよりん?」
私に抱きついたままのひよりんに聞いてみる。
「木陰があるなら、川がいいですわ! ……それに、遼様の提案ですし……」
ボソボソと後半何言ったのか聞こえなかったけど、川には賛成みたいだな。
「例え火の中! 水の中!」
「晶也のは最早意見でもなんでもないよね」
「僕の意見は葵ちゃんの意見! 葵ちゃんの意見は僕の意見さ!」
あー、コイツは放っておこう。
「で、結局二択か。そういえば、優斗は海と川ならどっちがいいの?」
ふと、優斗が何も言っていないのを思い出して聞いてみる。
「俺? 俺は女の子の水着が見れたらどっちでもいい!」
そうだね、優斗はそういうヤツだったわ。
「そういえば、川なら僕の別荘の近くに流れているよ?」
「別荘!?」
晶也がしれっと言ったセリフに皆食いつく。
「うん、あそこなら誰も来ないから気兼ねなく遊べると思うけど」
やべー! いわゆるプライベートビーチならぬ、プライベートリバーってことか! ちょっとテンション上がるな!
「そういう事なら、私のプライベートビーチもありますわよ? でも、日焼けしたくないから、使ったことはないですわね」
「プライベートビーチ!?」
今度はひよりんのセリフに皆食いつく。
「俺はスイカ冷やせるならどこでもいいぞー」
遼はやっぱり食べ物しか考えてないね。
「う~ん……悩むけど、やっぱり日焼けはしたくないしな~。夏希はどう?」
海の意見を出した夏希に聞いてみる。
「そう言われると確かに日焼けはしたくないねぇ。それに、ノワちゃんと葵の真っ白な肌を日焼けさせるなんて……あっ、でも……水着の日焼け跡の残る2人……グヘヘそれもいいなぁ……」
あ、夏希の変なスイッチが入った。よし、川にしよう!
「身の危険を感じたから川にしよう! うん、そうしよう!」
てなわけで。
「晶也の別荘のある川に決定!」
次回は水着を買いに行くお話です!




