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TSしたから全力で満喫しようと思う  作者: 犬たろう
第3章~学校!あっちでワイワイ!こっちでワチャワチャ!~
31/76

いざ!出陣ですわ! 後編

( 厂˙ω˙ )厂うぇーい

後編ですわ!

「かっわいいですわ~」

 なんなんですの!?ここは!天国かなにかですの!?遼様に連れられてやって来たのは、ペットショップと言う所らしいのですが……仔犬や仔猫がいっぱいですの~!!!初めて来ましたわ!

「気に入ったみたいだなー」

 遼様の声がして振り返ると………………


 にゃーごろごろ

 きゃんっきゃんっ

 ぴよぴよ

 ぶひぶひ


「なんだか動物がいっぱいですの~!?メルヘンですの~!?」

 遼様の頭や体や周りに大量の動物達が群がっているですの!

「おーよしよしー」

 そして全ての動物の相手をしていますの!ム○ゴロウさんですの!



 ママーあれなにー?

 あれはっ!ふっ……まさかこんな所で出会えるとは……

 パパーママがおかしいよー?

 あれは……ビーストテイマー!?

 あっ、こいつらだめだ




 周りに動物を従えている遼様は凄い注目を集めていますの!?

 って……どんどん人が増えて行きますの~!?

「りょ、遼様!」

 これ以上ここに居たらロクにデートも出来ませんわ!

 腕を掴んで走り出す。

「おーまたなーお前らー」

 遼様は動物達に手を振っている。なんなんですの!?会話でもしてたんですの!?







 ~喫茶店~

「さ、散々な目に合いましたわ……」

 なんとか喧騒から抜け出し、一息つく為に喫茶店へ入った。


 オマタセシマシター

 注文したブラックのコーヒーとカフェオレが運ばれてきた。因みに、コーヒーが私で、カフェオレが遼様ですの。

「あ~甘い~幸せだ~」

 遼様は一口飲んで、心底幸せそうに顔を緩ませる。甘党な遼様萌えっ!!!

「……………なかなか美味しいですわ」

 私も一口飲んで、軽く溜息を吐きやっと落ち着く。



「香照院ってブラック飲めるんだなー。てか、お嬢様と言えば紅茶な気がするんだけど」

「紅茶も嗜みますわ。でも、私はコーヒーの方が好きなだけでしてよ」

 なんて、世間話をしていると、遼様のケータイに電話がかかってきた。


「もしもしー?」

『あ、やっと出た!遼ー!お前今どこにいるんだよー』

「今は香照院と喫茶店でゆっくりしてるぞー」

『喫茶店?あぁ、あそこのか。こっちの方は一段落ついたから集合して昼飯でも食べようかなって』

「おーわかったー。んじゃ、フードコートで」

 遼様は電話を切って立ち上がる。


「葵からだった。一段落ついたから飯食おうぜって」

「もうそんな時間ですの?」

 時計を見ると針は1時を指していた。確かに、言われてみればお腹が空きましたわ。



「お会計は1200円になります」

「ほーい」

 遼様は財布から1200円丁度を出して店員さんに渡す。

「あ、自分の分くらい払いますわよ」

 私が財布を出そうとしたら遼様に止められた。

「あーまぁこんくらい気にすんなー。ほら、アイツらのワガママに付き合わせてる手間賃とでも思っといてくれー」

 うぅ……そう言われたら引くしかないですわね……。殿方を立てるのも淑女の務め、ですわ!






 ~フードコート~

「あ、遼とノワちゃん発見!」

 瀬古 夏希が私達を見つけて走り寄ってきた。

「ノワちゃん?」

「うん!だって、N(ノワール)・日和でしょ?だから真ん中のノワールでノワちゃん!嫌……かな?」

 ぐぬぬ……そんな仔犬の様な目で見られたら……………………

「べ、別に嫌じゃないですわ!」

「やったー!いやーホントはさ!ノワちゃんかひよりんで悩んだんだよね!あ!あたしの事は、なーちゃんって呼んで!」

 目をキラキラさせて瀬古 夏希は私を見る。


 いや、と言うかノワちゃんより、ひよりんの方が呼ばれそうなのに敢えてノワちゃんにしたのは何故なんですの……。

「な、なーちゃん?いや、流石に……なんだかんだ私2年生で後輩ですのよ……?」


 忘れがちだが、香照院・N・日和は2年生である!もう1度言おう。2年生である!



 「いいの!ノワちゃんは特別なの!可愛いから!」

 理由がぶっ飛んでますわ!?

 「夏希~?ひよりんがちょっと引いてるぞ~?」

 フラッと月野瀬 葵がコチラに歩いて来た。というか、貴女はひよりん派なんですのね……。

 「えー?そんな事ないよねー?あ!そうだ!葵の事はさ!あおちゃんって呼んであげてよー!」

 「待て待て!勝手に決めるなよ!?」

 「なーちゃん………あおちゃん………………ハッ!」

 つい口に出してしまいましたわ~!!!あぁ……目の前でなつき……なーちゃんがニヤニヤしてますわ……。

 「にゃっふっふっ~ノワちゃんは可愛いにゃ~!」

 「うにゃあっ!?離れるんですのよ~!!!」

 なーちゃんに抱き着かれて身動きが取れませんわ~!?!?!?






 ~食後~

 「食った食った~」

 バカが爪楊枝でおっさんみたいに、シーシーしてますの。

 あ、バカと言うのは鳴川 優斗の事ですの!なーちゃんとあおちゃんがそう呼んで良いって言うから。

 「ご馳走さまでした。あぁ……でもこれが葵ちゃんの手料理なら!」

 今度はアホがなんか言ってますの。アホは鬼龍院 晶也の事ですの。

 「そんなに手料理食いたいなら今度弁当でも作ってきてやろうか?」

 あおちゃん!そんな事したらアホが付け上がりますわ!

 「本当っ!?あぁ……もう死んでもいい……」

 もうそのまま成仏して欲しいですわ。


 休日のフードコートは家族連れや若者で溢れていて、こんなに騒がしい食事は初めてですの。家では………人が居ても静かだし……。




 その後、皆で色んな所を見て回りましたの。



 「ノワちゃん見て見て!このヌイグルミ可愛い!」

 「りょ、遼様!こ、これは……群がったりしませんの……?」

 「いや、コイツらはヌイグルミだから群がったりしねーよ」



 「この服とかノワちゃん似合いそう!」

 「あっ……可愛いですの」

 「そんな事より、ひよりん!これ着てみて!」

 「それは……絶対にありえませんわ………」



 「へっへーん!俺にかかればこんなもんだ!ほれ、日和」

 「あ、ありがとうですの。バカにしては中々気が聞きますわね」

 「やっぱその呼び方は固定なのか~」



 「香照院よ!葵ちゃんの好きなものとか聞いてきて欲しいんだが……」

 「それぐらい自分で聞いたらどうですの?アホな上に女々しいんですの?」

 「ぐわー!思いの外ダメージがっ………」






 ~夕方~

 「あー!楽しかったー!」

 「もうヘトヘトだ……」

 「優斗、荷物持ち頑張ったもんな」

 「ふん!僕はまだまだ行けるよ!葵ちゃん!」

 「さっさと荷物積んで帰るぞー」


 なーちゃん、バカ、あおちゃん、アホ、遼様は楽しそうに話している。


 「あ、あの!」

 私は皆に声をかける。

 「んー?どしたー?」

 遼様はそれに気づいて振り返る。皆もだ。

 「き、今日は、楽しかったですわ!ま、また付き合ってあげても良いですわよ!」

 皆はポカンとしてて、そして次々に笑い出す。

 「な、なんですの!?(わたくし)、変な事いいまして!?」

 「にゃふふー、ノワちゃんは素直じゃにゃいにゃ~」

 なーちゃんがまた抱き着いてくる。

 「やーめーるーんーでーすーのー!!!!」




 こんなにも笑ったのは……初めてかも知れませんわ。とても、楽しかったですの。また、来たいな。

はい、後編でした!

少し長めに書いてみましたが……どうでしょうか?

前の長さが良い!今回の長さぐらいが良き!

等々、感想に書き込んで下さると嬉しいです!

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