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TSしたから全力で満喫しようと思う  作者: 犬たろう
第3章~学校!あっちでワイワイ!こっちでワチャワチャ!~
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お前って意外といいヤツなんだな!

鬼龍院視点でございまする。

「やぁ!葵ちゃん!おはよう!今日も君は可愛いね!」

 大学内を1人で歩いている葵ちゃんを見つけて声をかける。

「お、おう。おはよう……鬼龍院」

 葵ちゃんは何やら大量に荷物を抱えていた。

「大変そうだね!手伝うよ!」

 葵ちゃんの手から荷物を受け取る。

「ちょ!?そんなに持ってくれなくていいって!それ半分以上だろ!?」

「いやいや、女の子にこんな重いものを持たせるわけにはいかないよ。それで、どこに運べばいい?」






「よっと……、これで全部だね」

 机に荷物を置きながら葵ちゃんへ声をかける。

「ほんっとにごめんな?結局最後まで手伝わせちゃって」

 顔の前で手を合わせながら葵ちゃんは頭を下げる。その勢いで葵ちゃんのツインテールがぴょこんっと跳ねる。

「このくらいの事、葵ちゃんの為ならどれだけでもやるよ!また、手伝う事があったら気兼ねなく呼んでね!」

 そう言って僕はその場を後にした。






「やめてください!」

 急に聞こえてきた声に釣られそちらを見る。

「ふざけんな!何がやめろだ!ああ?ちょっと可愛いからって調子乗ってんじゃねーぞ!」

 あれは……………葵ちゃん!それを囲う3人の男達。

「私は断ったじゃないですか!」

「うるせぇ……テメーの答えは聞いてねぇんだよ!」

 1人の男が葵ちゃんに手を伸ばすのが見えた。危ないっ!

「やめろ!」

「鬼龍院!?なんで……」

 ヤバいですよ!ピンチですよ!体が勝手に動いて気が付いたら葵ちゃんの盾になってたよ!?いや……しかしここで引き下がっては男の恥!

「彼女は嫌がっているように見えたんだけど?」

「あ?テメーは鬼龍院か……3年が4年に楯突こうってか!?」

 うわー……相手先輩だったのか……どうしよ。

「学年は関係ないですよね?彼女は嫌がっている。僕がここに立つ理由はそれだけで充分です」


 目の前の男は頭を掻きながら何やら他の2人とブツブツと話し合っている。

「うっし、とりあえずお前邪魔だからぶん殴ってでも退かす」

 スゲー極論キター!!!この人たち本当に人間なんだろうか!?思考回路どうなってるの!?

「やるなら、受けて立ちますよ」

 何言っちゃってんの僕!?絶対負けるって!逃げようって!

「お、おい、鬼龍院……」

 後ろから葵ちゃんの声がする。少しその声は震えていた。振り向くと葵ちゃんは身体も少し震えていて、怯えていた。

 うぅ……そんな怯える子猫みたいな姿みたら逃げられないじゃないか!ええい!やってやる!








「いってて……」

「こら、ちょっとジッとしてろ……」

 今、僕は保健室で葵ちゃんに手当てをしてもらっている。え?ケンカ?負けたよ!当たり前だろ!?相手は3人!それに僕は格闘技や護身術を習った事なんて1度もないから、勝てるわけないよ。

「まったく……なんであんな事したんだ~?あ、ちょっと目瞑って」

「だって……葵ちゃんが困ってたみたいだったし……痛っ!…………それに気が付いたら身体が動いていたんだ」

 最近、どうも変だ。葵ちゃんを初めて見たあの日から、僕の心は不安定になっている。今までなら絶対にやらなかった事をしてる。でも、心ではやりたくないって思ってる。だけど、勝手に身体が動くんだ。


「そっか………よし!これで大丈夫!」

 最後の絆創膏を貼り終えて葵ちゃんは顔を上げる。

「ありがとう……葵ちゃん」

「あ~……えっと、その……鬼龍院?」

 葵ちゃんがなんだがモジモジしながらコチラを見ている。

「なんだい?」

「えっと……今日は……ありがと………色々助けてくれて」

 そう言う葵ちゃんの頬は少しだけ赤くなっている様に見えた。

「私さ、鬼龍院の事勘違いしてたかも……お前ってさ、意外といいヤツなんだな!」

 ニコッと満面の笑みで笑う葵ちゃん。

「そ、そうか!ま、まぁ!僕は葵ちゃんの為なら例え火の中水の中!」

 心臓がバクバクと早鐘を打つ。



「ん?どした?まだどこか痛むのか?」

 葵ちゃんが僕の顔を覗き込んでくる。

「うわぁ!?な、な、なんでもないよ!大丈夫!手当てありがとう!えっと……じ、じゃあ!」

 「あ、ちょっと!」




 思わず飛び出してきてしまった……。僕はヘタレか!

と、心の中で自分にツッコミを入れてしまった。

少し話が雑くないかって?

いや、その、書きたい気持ちはあれど、疲れで中々筆が動かずこんな出来に……。

申し訳ないでごさるよ(ヽ´ω`)トホホ・・

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