小話~兄貴の葛藤~
兄貴視点です
今回も短いです
ごめんぽよ٩(๑><๑)
葵が女になってから早くも2ヶ月ぐらいが経とうとしている。初めは葵も色々と葛藤があったようだが、今はだいぶ落ち着いてきている。それは良い事なんだが…。
「兄貴ー!買い物行こーぜー!」
葵が俺の背中に飛びついてくる。小さいながらも背中に押し当てられる胸の感触。
「わかったから離れろ」
葵の頭を撫でながら立ち上がる。
「うがー!撫でんなー!」
嫌がる素振りを見せるが頬が緩んでいるのがバレバレだ。
こんな事が毎日繰り返されるのだ。何が言いたいか単刀直入に言おう。
「最近、妹が可愛すぎて理性を保つのに精一杯な件」
そう、可愛過ぎる。それはもう殺人的な可愛さだ。家族であるが故に見せる表情や仕草。その一つ一つが可愛過ぎて夢にまで出てくる程だ。更に、最近は女の子大作戦とやらをやっているらしく、口調は兎も角仕草などは女性のそれになってきている。それでも根っこの所ではまだ男らしさが残っているのか羞恥心が薄い。家にいると何かと甘えてくるのだ。もうね、お兄ちゃん萌え死ぬ。
「兄貴ー!タオル取ってー!」
「兄貴ー!夕飯何がいい?」
「兄貴ー!部屋に!クモが!助けてくれ!」
「うがー!撫でんなー!」
「兄貴ー?何してんのー?」
こんな風に、風呂上がりにパンツ一丁でタオルを探しに来たり、買い物中に夕飯を聞いてきたり、クモが出たからって涙目で助けを求めて来たり、撫でてやると頬を緩ませたり、背中に飛びついてきたり………。
「お兄ちゃんもう我慢が大変なんだよ!?」
おっと…少し取り乱してしまった。ふむ…おそらくこれを読んでいる君は…俺のことをシスコンだと思っただろう。
俺は声を大にして言いたい事がある。
「こんな可愛い妹がいてシスコンになるなって方が無理だ!」
あぁ~葵可愛いよ葵。もうどんどんお兄ちゃんに甘えて良いからね。出来れば、兄貴じゃなくて、お兄ちゃんって呼んでくれてもいいよ?頭を撫でてあげると、にへらって顔が緩むのも可愛いよ葵。目に入れても痛くないよ葵。葵可愛いよ葵。
「お兄ちゃん」
「!?」
この世の天国を見た。
兄貴はシスコン。それも重度の。
まぁ、葵みたいな妹ならシスコンになるのもわかる。




