君の居ない日々の中で
君の居ない日々の中で
いつしか僕は弱くなっていった。
何も感じず、空っぽの心が
色鮮やかなあの日ばかり思い出すんだ。
壊れた心が
君の温もりを
何度も何度も求めたがって。
『好きだった』『傍に居たかった』
もう君には届かないのだろうか。
『どうして』『誰を見つめている?』
最低な疑問だ。
本当は解っているんだ。
もう君には届かないことを。
本当は…
季節は目まぐるしく変わり続けて
凍えるような冬が来て、君の居なくなる春が来る。
伸ばした手は空をかき
求めた温もりは、もういない。
大好き、だった。
本当に、大好きだったんだ。
こんな想いが許されないことを、僕は知っていた。
君の居ない日々の中で、僕は君への愛しさだけを募らせた。
…でもこんな事は、許されないのだから。
これから、僕は
君の居ない日々の中で
君を忘れる努力を
しようと思う。
…もしも、綺麗に君を忘れることが出来たなら。
その時は、『ただの後輩』として
接してくれたり、しますか?
感想、アドバイス、ポイント評価などお待ちしております。