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『死』


頭の中には、ぐるぐると一つの文字が回っていた。全ての行動が封じられた今、くっきりとそのイメージが浮かび上がる。


『全ての終わり』


死んだら、どうなる?


『無』


天国や地獄なんか存在しない。……少なくとも、俺はそう思っている。


……ぐっ、どうする事もできないのか。このまま、俺は死ぬのか?やべえ……心拍数ハンパねえ。


〜世界を創りし者〜

能力発動!

肉体創造!

失った肉体を自由に作りだす事ができます。


止の首から下……つまり、首以外の部位がみるみる内に再生されていく。どうやら、三賢人の肉体が基本らしく、一旦人間の体に戻ってから、再び別の生物に体を変形させていく。

……止が肉体を変形させている間に、ナニか…ナニか手を打たないと!…しかし、手を打とうにも、全ての行動が選択不可能と化したこの状況で、超貧弱化した俺にナニができる?駄目だ、やっぱり何も思い浮かばねえ!……これまでか。


「……おいおい、俺はシカトか?放置プレイは趣味じゃねえなあ。」


〜地を這うナウシカ〜

能力開放!

秘石デストロイヤー!

自分に対する一部の秘石の攻撃・能力を無効化できます。

制限時間

残り300秒!!


「な、直秀!?お前……何で!?」


すると、直秀はドヤ顔で俺に言い返す。


「あのなぁ、俺は三賢人にフルボッコにされて、気絶してただけ。勝手に殺すな!」


「いや、そう言う事じゃなくて……」


「ドクター……つまり、お前の母さんが俺にこの能力を与えてくれたんだ。」


「…どういう事だ?」


「つまり、来るべき決戦に備えて、空とぶユパ様を補助するプレイヤー……空とぶユパ様2号をドクターは生み出した。まあ、それが俺だ。だが、いくらアホみたいに強い能力を使えても、秘石の力の前では無力だ。そこで、多量の薬物投与によって、人工的に秘石に対抗する能力を与えれば、対等に渡り合える。ドクターはそう考えた。で、この能力が使える訳。」


ああ!だから直秀はあの時(48話)ラリってたのかあ!納得………って、おいいいいいいいいいいいいいいいいい!!薬物投与!?だ、大丈夫なのか?明らかにヤバイ匂いがプンプンするんだが……


「……ちょこまかとうるさいガキめ!ま〜だ死んでなかったか。」


「ヘッ!やかましい腐れジジイ!!この俺様の本気を見せ付けてヤるぜ!!」


……おお!直秀がすごく頼もしい。それにイケメンだから、すっげえ絵になる。顔だけ見たら、勇者はどっちかと言ったら、直秀の方が勇者っぽいな。


〜世界を創りし者〜

武器創造!

剛尖槍刔爪!

一回の攻撃で18回HIT!!判定が確立されます。


……なっ、なんだあの槍!?まるで木の枝のように先端が分かれている。槍と言うよりは、巨大な鉤爪のような形状だ。




「……ふっ、貴様など、秘石の力を使う必要もないわ。」


今度は、スラリとした八頭身で、ぱっと見は坊主頭の成人男性のような姿の止。ゆったりと巨大槍を構え、余裕たっぷりの表情で、直秀を見下す。


「………ガンつけられた時は」


「ああ?」


「ナメられてる証拠だって、俺は思ってる。…だからな」


フッ……


うおッ!?直秀が消えた……瞬間移動か。


「ガンつけた奴は、俺に平伏すまで徹底的にボコるって決めてンだよ!!」


瞬間移動で一気に止の懐に潜り込み、肘打ちを止のみぞおちにおもいっきりぶち込む直秀。少し、ほんの僅かだが止が怯み、姿勢が崩れ、隙が生まれる。直秀は、それを見逃す筈がなかった。そのまま、肘打ちからの拳を止の顔面に叩き込む。流れるような二連撃!左腕を大きく振り、右足を軸にして左のハイキックを繰り出す直秀。直秀の蹴りは止の顎を正確に捉え、普通の人間なら脳を揺すられて、完全にノックアウトするのだが、止は二、三歩下がっただけで、たいしたDAMAGEは受けていない。


「ッしゃあッらァッ!!」


直秀は攻撃の手を緩めない!時計回りに勢いよく回転し、右のバックハンドブローを止の頬に叩き込む。イマイチ手応えを感じられないのか、直秀は顔を一瞬しかめ、右手でグーサインを作りだす。そして、突き立てた親指を止の左目に突き刺し……いわゆる目潰しを行う。


「ぐあッ!?」


想定外の攻撃に、止は左目を手で覆い、痛みでフラフラと後退する。ここぞとばかりに直秀は攻撃を仕掛け、その姿はまさに鬼のようだ。


「らあッ!!」


止の急所……股間に右の膝で蹴りを放ち、そのまま大きく踏み込む。姿勢をぐーんと低く構え、膝のバネを活かしたアッパーカットを顎下に叩き込み、さらに殴り付けた腕で止の首をわしづかんで、体を強引に持ち上げる。

……でた。直秀の十八番、首吊り背負いだ。


「死ねやあああああ!!」


右腕で首を、左腕で髪の毛をそれぞれ掴み、背負い投げの要領で止を担ぎ、地面にそのまま投げ付ける。(注意!危ないので、首吊り背負いは絶対に真似しないで下さい。え?したくても出来ない!?……じゃあ、ヤらない方がイイね♪)


「ゴッハッァッ……!」


おお!止が苦しみながら、地面をのたうち回ってる。


「……レッツ、ショータイム!」


止のマウントポジションを奪い取り、これでもか!と、いう程に顔面を殴打する直秀。………だが


「ショータイム?ハハッ、フィナーレの間違いじゃない?」


〜地を這うナウシカ〜

世界を創りし者の攻撃!

能力発動!

物体浮遊!

武器複製!

剛尖槍刔爪を複製!

剛尖槍刔爪×10

物体浮遊!

対象物を強制的に浮遊させます。

・地を這うナウシカ

・剛尖槍刔爪×10


「うっ!?なんだあ?」


直秀の体がふわふわと空中に浮き上がり、その周囲に止の巨大槍が直秀を囲うようにして漂っている。


「秘石の力ではなく、ただの能力は効くようだな。クックッ……串刺しにしてやる。」


ん?な、何故直秀に攻撃能力が効いているんだ!?通常の対人戦なら、無敵の超チートモードになれるはずなのに……

ま、まさか!!

対秘石用の能力は、発動したら他の能力とは併用不可なんじゃ……


「なっ、直秀ーー!!」


「ヒヒッ……逝っちまいなあー!!」


〜地を這うナウシカ〜

世界を創りし者の攻撃!

剛尖槍刔爪×10!!

空中の惨劇!

HIT!!×180

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