表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/73

「ごちそうさまっ!あー、美味しかった♪谷川君の料理が美味し過ぎて、びっくりしちゃった。」


満足そうな顔で、夕飯を平らげた天宮。今夜の料理は、上手く出来た方だろう。


「ああ、我ながら美味かった。」


「なんかお腹いっぱい…。」


「結構ボリュームあるからな…。どうする?酒でも飲む?」


「あっ、未成年なのに、いけないんだ〜。」


「ちょっとだけだよ。ジブリ見ながら飲もうぜ。」


「チューハイ一本くらいなら、許してあげる♪」


なんだかんだで、天宮も結構ノリ気だな…。氷結辺りでもイッとくか。


注意!

未成年の飲酒は禁止!

……でも、飲みたい時もあるよね〜。

飲酒運転も禁止!

代行を頼みましょう♪


「「カンパーイ♪」」


酒盛りが始まった…。ジブリは、耳をすませば。を、再生しながら、天宮と二人で酒を飲む。嗚呼…、マジ最高!マジ幸せ…。


〜2時間後〜

「雫!結婚しよう!」


飲み過ぎました♪チューハイ四本に、ビール二本。さらに、秘蔵の日本酒をラッパ飲み…。もう、ベロンベロンです…。天宮も似たような状態になっている。まあ、当然か…。


「ああ〜…、歩けない。帰れないよ〜…。たーにか〜わ君!今日はと〜めて♪」


天宮がベロンベロンになりながら、話しかけてくる。泊める?全然オッケーさ!


「フニャフニャ〜…」


「おいおい!結衣!?」


天宮が、俺にもたれ掛かるように抱き着いてきた。酔っ払い過ぎじゃね?


「……………抱いて。」


「はっ?」


んんんんん!!???

今、何て言った?


「酔った勢いで、言ったんだからね……。普段なら、恥ずかしくて、こんな事言えないよ…。」


マジですかぃ!?今夜で俺は、童貞卒業ですか!?


「…えっ?いきなりだな。」


「………いや、なの?」


……上目づかいで、俺をまっすぐに見つめてくる天宮!可愛い過ぎるっ!!しかも、しかもっ!制服がちょっとはだけて、なんかイイ感じでエロいよ?ヤベー!いろんな意味でヤベーよ!あっ!?天宮が、ボタンをゆっくり外し始めた!制服を脱ぎ始めて、胸が!………襲っていいカナ?天宮の顔が、真っ赤だ。気分が高揚しているのか、酔っ払っているのか、緊張しているかのどれかだろう。……完全に下着姿になってしまった天宮。


「…………!!!」


傷だらけの体。常識では考えられない、傷の数々が、天宮の体に痛々しくついていた…。EARTH・PERIODの影響だろう。あまりにも痛々しく、直視できない。つい、顔を背けると、天宮が消えそうな声で呟く。


「………やっぱり、傷モノの女は、……いやなの?」


ああ…、今わかった。デートの時や、普段制服の下にジャージを着ていたのは、身体についた傷を隠すためだったのか…。こんなにも……こんなにも!……その純粋さが、ひどく可愛く見えた。


「……たにかッ!!」


勢いよく天宮に抱き着いて、唇を重ね合わせる。そのままソファーに押し倒し、下着をゆっくりと外す。


「……傷だろうが、なんだろうが、結衣は結衣だ。好きだ、愛してる……。」


さようなら〜、童貞!

男、谷川大和逝きまーす!


〜谷川大和〜

HP 20/20

合体!

ハッスルハッスル!

童貞を卒業した!







翌日、EARTH・PERIODが復旧。新たなニート伝説が、始まる…。(かもしれない。)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ