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爆音、怒声、地鳴り。四方八方から取り囲まれ、鬼のような形相で攻撃を仕掛けてくるプレイヤー達。
くそったれー!こうなりゃヤケだ!!アダムを倒した実力を見せつけてやる。
〜そらとぶユパ様〜
能力発動!
昇華!
一定時間DAMAGE無効!
ステータス限界強化!
「こいやああああ!」
昇華を発動させ、自堕落剣を構えて迎え撃つ準備はととのった。こうなったら、細かい事は考えない。体力の続く限り、ただ目の前の敵を一人でも多く倒してやる!
〜そらとぶユパ様〜
脇役Aの攻撃!
脇役Bの攻撃!
脇役Cの攻撃!
脇役1の攻撃!
MISS!!
MISS!!
MISS!!
MISS!!
そらとぶユパ様は回避した!
槍、剣、鎚…etcの様々な武器が、俺を狙って振り下ろされる。流石、EARTH・PERIODの凄腕プレイヤーというだけあって、恐ろしいくらいに的確で、攻撃のモーションが速い。昇華を使用していなかったら、まず避けられないだろう。
「くっ!」
〜そらとぶユパ様〜
脇役2の攻撃!
脇役3の攻撃!
脇役4の攻撃!
脇役5の攻撃!
脇役Dの攻撃!
脇役6の攻撃!
脇役Eの攻撃!
脇役Fの攻撃!
脇役Gの攻撃!
脇役7の攻撃!
MISS!!
そらとぶユパ様は回避した!
MISS!!
そらとぶユパ様は防御した!
MISS!!
そらとぶユパ様は回避した!
MISS!!
そらとぶユパ様は受け止めた!
MISS!!
そらとぶユパ様は受け流した!
MISS!!
そらとぶユパ様は受け止めた!
HIT!!
DAMAGE無効!
HIT!!
DAMAGE無効!
HIT!!
DAMAGE無効!
HIT!!
DAMAGE無効!
ちょっと待ってえええええええ!!無理、そんな大勢で来られても、捌ききれないから!せめて三人くらいにしてくれない!?攻撃する暇もないじゃないか!くそっ、こんなんどうしろってんだよ!某ゲームの、三國○双じゃないんだから…。無茶苦茶だ!あ、EARTH・PERIODも、一応ゲームなのか。
〜奈々〜
能力発動!
VOICEMAX!!
マイクの凶音!
出力一億W!
振動!
聴覚爆破!
高燃費少女・ハジイの聴覚は一定時間機能しなくなった!
「………っ!?」
「くっくっく…、鼓膜を破られた気分はどう?…って、聞こえないか♪」
状態変化!
YELLOW→RED
HP 100/100
かわいさ爆発!
猫耳出現!
うっ!?奈々が最凶の猫モードに変身してやがる!マズイぞ…高燃費じゃ、あの状態の奈々には勝てない!
「ニャハハ!永久にお」
「耳が聞こえないから、一方的にしゃべるわ。いままでの私では、ウンコ奈々には勝てない。……そう、今までなら!今回は、何がなんでも勝たせてもらうわ。」
「ふん!な」
「いくよ!奈々あああああああああああ!!」
〜高燃費少女・ハジイ〜
特殊能力発動!
劇的変貌!
ステータス限界強化!
アイテム効果5倍!
LV×HPを攻撃値に変換!
能力発動後、強制的にLV・HP・職業は初期設定に戻ります。
一度っきりしか攻撃できません。
FINALATTACK!!
LR・カラカラジュウニキャノン!
なんじゃありゃあああ!?高燃費のヤツ、とんでもない隠し玉を持ってたんだな!両手に構えるソイツは、漆黒の輝きを放つ異様な巨大銃。身の丈以上の大きさはあるだろう。ところどころ、まるで見せ付けるように配線が剥き出しになっていて、明らかに普通の銃とは異なる印象を感じる。
いっ、一体高燃費は何をするつもりなんだ!?
アイテム使用!
カナラズアタール!
命中率500%アップ!
弾速限界強化!
イキカエラナイデー!
蘇生・不死完全無効!
カウンタームッダ!
アイテム効果をさらに無効化する!
ボウギョイミナーイ!
防御・能力防御・回避・能力回避不可!
エネルギーチャージ開始!
ギュイイイイイイイイ!
高燃費の構えた銃……いや、もはや銃とは呼びがたい代物から、極めて異質な音が聞こえてくる。そう、エネルギーをタメる音と考えて、まず間違いないだろう。フィールドにいるプレイヤー達全員が戦闘を中断して、高燃費を凝視している。それほどまでに、高燃費の構えているソレは異様だった。
「うらああああああああああああああああああ!!これで終わりだ奈々あああ!!」
LR・カラカラジュウニキャノン!
エネルギーチャージ完了!
TARGETROCK!!
SPECIALATTACK!!
命中率500%即死確定攻撃!
CRITICALHIT!!
〜奈々〜
即死!
〜その他脇役27名〜
即死!
〜高燃費少女・ハジイ〜
特殊能力発動により、初期設定に戻されます。
LV 1
HP 20/20
職業 レンジャー
「………。」
あ、驚き過ぎて声がでない。まさか、RANK外の高燃費が、RANK5位の奈々を瞬殺するとは…。しかも、他のプレイヤーもついでに葬り去るというオマケ付きで。
「お、おい!RANK5位がやられたぞ!」
「な、なんてヤツだ!」
「や、やばいんじゃないのか!?」
「確かに、やばいな…。」
お!高燃費の攻撃で、脇役どもが動揺してすっかり萎縮してる!攻めるなら、今だな。
「ふ〜ん…、RANK5も廃れたね。あんなヤツに負けるなんてさ♪」
ん〜?誰だアレ?全身サイボーグの人体模型みたいなヤツが出てきたぞ?ぶっちゃけ、キモい!
「おお!RANK2だ!」
「T=10000だ!」
「RANK2なら、あいつらを倒せるぞ!」
げえええ〜!RANK2だって!?……って事は、天宮の次に強いのが、コイツ?当然、丹蛭陀よりも強い事になるのか…。……負けるかも、俺。
〜谷川大和〜
RANK2出現!
ヘタレ発動!
状態異常!
弱気!