50
〜AMAMIYA・運営部隊殲滅1分前〜
「チャンピオン・AMAMIYA!いくらお前でも、これだけの人間を相手にするのは、不可能だろ?おとなしく開放権利書を渡しな。」
……誰コイツ?見た事ないプレイヤーね。どうせたいしたことない、やられ役のクソプレイヤーだろうケド。
「あなた、誰?私の気分が変わらない内に、消えた方がいいわョ?」
「……クックック。どうやら、運営0703部隊を知らんらしいな。その強気な顔を、ぐちゃぐちゃにぶっ潰してや」
「もういいや。ウザい。」
〜AMAMIYA〜
滅亡の炎紀!
火属性攻撃最大強化!
超激鋼鉄槍・斬炎の性能が飛躍的に上昇した!
武器変化!
武器 超滅炎紀・溶竜槍
AMAMIYAの無差別攻撃!
クレイジーキャンドル!
フィールド全域が炎上!
死滅の業火!
敵プレイヤー40人即死!
WIN AMAMIYA!!
「………なーんだ、もう終わり?意外と呆気なかったわね。」
ぱちぱちぱち…
ん?拍手?一体なんなの?
「いや〜、流石チャンピオンだねぇ。私達の部下に欲しいくらいだ!」
「まったくだよ。その強大な力は、是非手中におさめたい。」
「俺は愛人として手中におさめるのもいいけどな。」
………なんか、キモイじじいが三人揃って歩いて来る。誰だろ?ぱっと見、年齢は6か70歳位かな?全員が黒いサングラスをかけてるョ…。怪しい雰囲気満載ダネッ!
「おじさん達、だれ?」
「おおー!おじさんだって!」
「久しぶりだな〜、おじさんなんて言われたの。」
「俺がおじさんって言われたんだよ。テメエらはいつも通り、おじいさん。だろ?」
………個性的なじじい達ね。
「我々は、影の三賢人と申します。台詞の一番目、私は『射』という者です。よろしくお嬢さん。」
「台詞の二番目、『止』です。よろしくお嬢さん。」
「俺は『撃』だ!この中で一番のイケメンだよな?どうだい?惚れたか?付き合って♪愛人でもいいぜ!」
「……あ、よろしくお願いします。」
……何をよろしくするんだろ?調子が狂うなぁ。
「お嬢さん、開放権利書とやらを譲って貰えませんか?」
「譲って貰えなくても、扉を開けてくれるだけでもいいんだが…。」
「●×××▼。これ、俺の電話番号。夜寂しくなったら、電話してね♪」
……権利書目当てか。じゃあ、コイツらも運営側の人間なのね。年寄りを葬り去るのは気が引けるけど、全員倒しておこう。
「ひょっとして、私達と戦うつもりかな?」
「だったらやめた方がいい。お嬢さんの力じゃ、私達には勝てない。」
「ベッドの上で戦いたい。」
「……ふーん。…じゃあ、試してみようか!」
〜AMAMIYA〜
VS
〜影の三賢人〜
・射
・止
・撃
〜EARTH・FANTASY〜
「さあ、着いたわよ。」
まーたここに来たよ。最終章になると、必ずここに来てるような?そんでもって、天宮が絶対ラスボス的なヤツと先に戦ってるんだよ。いっつもそうじゃん。刺身のヤツもワンパターンだよな〜。どうせ、高燃費あたりが天宮と三賢人が交戦中!とか言い出すんじゃね?
「ド、ドクター!チャンピオンと影の三賢人が、裏のゲート前で交戦中!」
なにいいいいい!?よ、予想的中ですか!?やべえ、丹蛭陀ばりにファインプレーだよ…。……いよいよ、最終決戦ってヤツ?さーて、張り切って行きますか!
〜谷川大和〜
張り切った様子!
無駄にテンションアップ!