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「どう?心臓を撃ち抜かれた気分は?」
痛ってえええええ!!……って、あれ?俺、撃たれたよな?しかも、見事に心臓の位置をHIT!!してる…。その証拠に、撃たれた場所からドバドバ出血してるんだけど。ん?あ…穴空いとる。試しに指突っ込んでみよう。えい、グリッとな。……痛ってえええええ!
……ちょっと待てぃ!心臓撃ち抜かれたんだよ?普通、即死だろ!逆インストールは解除されてるし…。え?え?え?何で死なねーの?もしかして、俺は人間じゃない訳!?……って、ンな訳ねーか。
「ぶっちゃけると、貴方は普通の人間ではないわ。」
………え?マジ!?
「……なんだよ、ソレ。じゃあなにか?俺は宇宙人なのか?サイヤ人か?それとも人造人間かあああ?」
「これ以上は教えられないわね。貴方が着いて来るなら別だけど。」
……ぐっ、そんな事言われたら、着いて行くしかないじゃんか!
「……母さんに着いて行って、俺は何をするんだ?」
「着いて来たら教えるわ。」
……ぐっ、どうせろくでもない事をさせるんだろうが、俺が普通の人間じゃないってどういう事なんだろ?それだけは、聞いておきたい。
「………わかった。行く!」
「よしよし、いい子ね♪」
文字通り、笑顔で頭をナデナデと撫でてくる母さん。なーんか、調子狂うな。頭を撫で終えると、左手の親指でヘリコプターを指差す母さん。……乗れってか。このヘリは希望の橋か、それとも地獄への入口か…。ただ俺が今すべき事は、このヘリに乗る事だろう。
「あー!?お、お前ら!?何でこんなところに!?」
ヘリコプターの中にはなんと!高燃費に直秀、それに……
「………丹蛭陀?」
「はばらけへ?けたこらさー…」
はあ?意味わからん…。とうとう狂ったか丹蛭陀よ…。よだれ垂らしてるし…。
「RANK統一戦で、チャンピオンにボコボコにされて、肉体と精神が超えてはならない一線を超えてしまったの。DAMAGEを必要以上に喰らってね。まあ、ぶっちゃけやられすぎってところか。」
天宮が!?流石RANK1位…。
「な、直秀!?お前、こんなところで…」
「……世に平穏のあらん事を。世に平穏のあらん事を。世に平穏のあらん事を。世に平穏のあらん事を。」
な、直秀までイッちゃってる…。なんなんだ?
「さて、何から聞きたい?」
「………母さん、あなたは何を企んでる?どう見ても、あなたからは普通じゃないオーラが漂ってきてる。」
「何を?アッハ♪そんなの簡単。全ての終わり、終焉をこの目で見たいだけ。それが、どんな形であろうとも。」
…意味わかんねえな。まあ、いいか。次だ!
「さっきの、俺は普通の人間じゃないって、どういう事なんだ?」
「……長くなるわよ?多分、前作でチャンピオンがEARTH・PERIODについて説明した時の倍以上は長くなるわ。そして、一気に執筆するのはめんどくさいって作者は思ってるから、この説明は次話までおわずけよ。」
なんじゃそりゃああああああああああああ!!!
もうちょっと頑張れよ刺身ハンター!
……じゃあ、次話まで待ってるかな〜。
〜谷川大和〜
HP 10/1
次話までおわずけ!
刺身ハンターの執筆限界!
次話で明かされる驚愕?の真実!