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〜AMAMIYA〜
研究員丹蛭陀の攻撃!
職業CHANGE!!
ニートに転職!
能力発動!
滅亡ニート!
暗黒世界!
「さあ、前回と同じく、ニートの前に平伏せ!」
……この私が、二度も同じ手を喰らうか!今日は、あなたが負けるのよ。
〜AMAMIYA〜
能力発動!
女神の祝福!
オールバリア!
能力完全無効!
COMMANDCANCEL!!
研究員丹蛭陀は隙だらけだ!
攻撃のチャンス!
「……え?そっ、そんなぁ!!」
「………クックック、あんた馬鹿ぁ〜?この私に、同じ手が二度も通じるとでも?」
おもいっきり丹蛭陀を見下していたら、高燃費少女・ハジイと地を這うナウシカが同時に襲い掛かって来る。よし、奥の手を披露しちゃおうかな?
〜AMAMIYA〜
特殊アイテム使用!
異次元の武器倉庫!
超絶長刀・竜輝!
よし、このまま弓を倉庫に入れず、右腕に刀。そして、左腕に弓を構え、武器を二つ持つ!
〜AMAMIYA〜
武器 勝利の神弓・バ
武器 超絶長刀・竜輝
「ふっ、愚策だよチャンピオン。武器を二つ装備したところで、どうやって扱うんだい?弓は両腕を使わないと、弾けないだろ?」
まあ、普通はそうなんだけど、EARTH・PERIODを極めれば、こんな事もできるんダヨ。
左腕で弓を構え、矢を口で引き、余った右腕で刀を構えて敵を切り付ける!
高燃費少女が、先に襲い掛かってくる。直ぐさま矢を発射して、ハジイを攻撃して撃墜する。すかさず襲い掛かって来た地を這うナウシカを刀で容赦なく切り捨て、にんまりと余裕の表情で丹蛭陀を見据える。
「18歳のかわいい女子を、傷つけた罪は重いわヨ?覚悟できてる?」
〜AMAMIYA〜
雷冥弓!
HIT!!
高燃費少女・ハジイ
即死!
鋭角斬!
HIT!!
確定99999999999DAMAGE!!
地を這うナウシカ
HP0
戦闘不能!
「……ふっ、流石RANK1位。いいでしょう、一騎打ちです!死ぬまで闘い合いましょう。」
丹蛭陀が、再び職業をCHANGEして、本気モードの先見の狩り人に職業を変更する………って、んん?なんだろう?先見の狩人じゃない。なんなのあのステータス?
〜研究員丹蛭陀〜
LV 800000000
HP 1000000000/1000000000
職業 暗黒呪術士・骸
武器 屍死散華杖
防具 冥界のレザー
能力 ???
プレイヤーRANK RANK3
戦績 −勝−敗−引き分け
称号 運営の権力乱用
「……それ、不正行為でしょ?能力と戦績が正しく表示されてないし、称号が運営の権力乱用って、聞いた事ないけど?」
「ふふふ…、なりふりかまっていられないんですよ。このRANK統一戦で、他の派閥を壊滅させないといけないのでね。多分、他の上位RANKの人間も不正行為をやっていると思いますが?」
………はぃ?何言ってるのか、理解できないなっ。派閥?壊滅?
「………???」
「おや?理解出来ない。…と、言った表情ですね。あぁ…、そういえば、貴女はずっと意識不明だったんだ。現在のEARTH・PERIODの事情を知らなくて当然か。」
……どうでもいいっちゅぅ〜の〜。あ〜ぁ、谷川君に会いたいな〜。ずっと会ってないから、寂しいョ。
〜AMAMIYA〜
VS
〜研究員丹蛭陀〜(不正行為で超絶パワーアップした)
〜研究員丹蛭陀〜
能力発動!
超先見開眼!
先見の能力&いかなる能力も無効化!
解除不能!
攻撃を見切る度にHP完全回復&攻撃力アップ!
呪いのパレード!
HPが回復する度にステータス強化!
HPが回復したターンは相手アイテム使用不可能!
「フハハハハハハ!!アーッハハハハハハハハハハハハ!!!これで、いくら貴女でも勝ち目はないでしょう。クックック…、貴女の考えている事が、手に取るようにわかります。………って、ちょっと?」
あー!谷川君に会いたい。会いたい。会いたい。会いたい。会いたい。会いたい。会いたい。大好き好き好き好き好き好き。抱き合いたいキスしたい!!!一緒にいたいよーーー!!!!!
……一見馬鹿みたいに見えるケド、これも作戦だョ。丹蛭陀の先見は、相手の考えている事がわかる変態的能力!だけど、それがあくまでもプラスになるとは限らない。こうやって、自分の考えを一つにまとめてしまえば、いくら先見でも意味がない。これぞ、恋する乙女の恋愛防壁作戦!先見敗れたり〜♪
「……なっ、考えが…攻撃が全く読めない!」
当たり前ダョ。だって谷川君の事しか考えてないもん♪恋する乙女は、誰よりも強いのよ!
〜研究員丹蛭陀〜
AMAMIYAの攻撃!
滅亡のアロー・改!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
……略、HIT!!×1200
竜峡谷破斬!
その力は竜の如く!
CRITICALHIT!!
HP 0
戦闘不能!
WIN!! AMAMIYA!!
「……そん、な。この私が、何も出来ずに負けるなんて!」
なーんだ。RANK3の本気も、たいしたことないわ。アダムの方が100倍強かったわね。さて、やるべき事は、まだある。
〜研究員丹蛭陀〜
AMAMIYAの攻撃!
蹴り!
CRITICALHIT!!
注意!
現実世界の肉体に、負担がかかっています。ログアウトする事をおすすめします。
「ぎっ…ぁ。」
倒れている丹蛭陀に、右足で容赦なく蹴り飛ばす。苦痛で顔を歪めながら、胃液を吐き出してじたばたとのたうちまわる。
……うっわ、きったなーい。
「ねえ、聞きたい事があるんだけど?」
すると、丹蛭陀はヘッドスコープに手を伸ばし、ログアウトのボタンに指を触れようとしてする。あっ!逃げる気ね!?させないんだからッ!
超絶長刀で、丹蛭陀の右腕を串刺しにして、もう片方の左腕は、私の右足でおもいっきり踏み抜く。
ベキッ!とかいう音がして、丹蛭陀の左腕がありえない方向に曲がったのは気にしない…。
「うぎゃあああああ!」
「ねえ?言葉の意味わかる?聞きたい事があるんだケド?」
〜研究員丹蛭陀〜
警告!
現実世界の肉体に、強烈な負荷がかかっています。ログアウトする事を強くおすすめします。
「あっ、貴女に喋る事など、何もな……」
へー!そういう事言う訳?じゃあ、しかたないなぁ。突き刺している刀をグリグリ…♪
「ギャアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「ねえねえ?聞きたい事があるんだケド?答えてくれるよネッ!」
「……………………。」
今度はだんまり?いい加減にしないと、怒るョ?
丹蛭陀の……いわゆる男の子のシンボルに狙いを定め、右足で何度も何度も踏み付ける。
注意!
絶対にやめましょう。強盗や変態さんに出会った時だけ、防衛手段として使う程度にっ!それ以外は、絶対に絶対に絶対にやめましょう。
「☆♪×△□!!!!!」
声にならない叫びって、こういう事を言うのね。初めて見たョ。丹蛭陀が泡を噴いているのは気にしない…。
「ねえねえ、答えてくれるよね?聞きたい事があるんだけど?」