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〜ランク統一戦開催のお知らせ〜

ランク統一戦が始まりました。

全プレイヤーは、地下闘技場区域のみログイン可能です。

この機会に、RANKを上げましょう!








STAGE3START!!


「ハックション!!」


どうも、公園のベンチで一晩過ごした大和です。いや〜、寒いネッ!

公園で、高校生凍死なんて事件が起きなくてよかったヨ。あ〜ぁ、学校どうしようカナ?道具もかばんも教科書も、全部吹っ飛んだからな〜…。………通帳とハンコ、それに金庫まで無くなったから、どうやって生活していこう?ぶっちゃけると、一文無しだぞ!とりあえず、雨風凌げて安心して寝れる場所を探さねば…。……そんな都合のいい場所あんのか?って、あ!あった。意外と身近な場所にあるじゃんか。







〜ネットカフェ・爆遊会館〜

「たーのーむーよー。タダ(無料で三食飯付き)で利用させてくれよー。」


「確かに家を破壊されたのは気の毒ですが、ウチは慈善事業でやってるわけではないので、キッチリ払うモンは払って貰います。」


「え〜?頼むよ大橋。俺がアダムを倒したから、今の平和な生活があるんだよ?ちょっとくらい…」


「それとこれとは話が別。」


「ケチッ!ううう…、パトラッシュ、僕なんだか眠くなってきちゃった。……このまま店の前で野垂れ死ぬしかないカモ♪」


「……ほー、速く天使達に連れて逝ってもらいなさい。」


「なー、マジで頼むって!店の宣伝でもなんでもするからさ〜。」


くそっ、ここしかもう行く場所がないんだ!爆遊会館が駄目なら、マジで野垂れ死にしてしまう…。それだけは、なんとしてでも避けたい!


「ね〜…、たーのーむーよー!」








〜EARTH・FANTASY、地下会議室〜

「いよいよ時が来た。」

「このRANK統一戦で、敵対する派閥を滅ぼし、倒し勇者を手に入れ、裏の扉をこじ開ける!」

「ドクター、丹蛭陀と倒し勇者のコピーは、万全の状態かね?」


……チッ!うるせえ〜爺共が。世界を牛耳るのは、お前らじゃねえ。この私だ!………けど、大和ちゃん単体のパワーだと、裏の開放はキツイかな?コピーと合わせても、若干心許ないし…。もう一人、化け物級のプレイヤーが欲しいわね。


「フフッ、最高の状態に仕上がってますわ♪」


さて、どうしたものか…。とりあえず、RANK統一戦で丹蛭陀とユパ二号に暴れてもらいましょう。敵対するグループは、潰さないとね♪







〜そこらへんの公園〜

「………高校生ホームレス。」


何となく、呟いてみた。ううう…、どうすんの俺?住む場所もなければ、金もない。つーか、金がなければ爆遊会館にもいけない訳で、それはつまり、EARTH・PERIODが出来ない事に…。


「もう、裏とかRANKどころじゃねーな。」


ベンチで寝そべりながらふて腐れていると、なにやら大勢の人達が騒いで、人だかりが出来ている。

なんだ?こんな公園に、何がある訳??

……ちょっと気になるカモ♪

その方向に歩いて行くと、どうやら映画か何かの撮影らしく、カメラマンやスタッフが急がしそうに動きまわっていた。


「おい、これってラッキーじゃん!」

「ああ、あのタマネギみじん切りのアイドル、早河奈々が生で見れたからな。」

「キャー!こっち向いてー!」


周囲の人間の会話から察するに、どうやら奈々がいるらしい。…ふーん、撮影か何かか?…………って、えええええええ!?

ちょっ、マジ!?現実世界だよここ?

すると、かわいらしくポージングをとっていた奈々と目が合い、瞬間、奈々の表情が驚きに満ちた顔に変化し、撮影そっちのけでこっちに来るではないか!


「ちょっと、奈々?」


監督さんとマネージャーらしき人物と俺が唖然とする中、奈々はマジマジと俺の顔を眺めて、一言。


「……あんたユパ?」


「………です。」


「えー!?うっそ、奇遇だねー。こんな場所で何してるの?」


「寝泊まりダヨ♪」


「キャハハ、おもしろーい♪」


……マジなんだけどな。

すると、周囲の人間達から…いや、正確には男性からキツイ視線が注がれている。いやん♪嫉妬かい?どうやら、世の中の男性諸君を敵に回しちゃったかな?


「はいコレ。」


「……何コレ?」


「携帯のアドと番号。撮影終わったら連絡するから、ユパのも教えなよ♪」


「あん?別にいいけど…。」


「後で二人でどこかに行きましょ。話したい事もあるし…。」


話したい事。………EARTH・PERIODの事について、まず間違いはないだろう。

……周囲からの視線が、嫉妬から殺気にかわった。みなさん、何か勘違いしてらっしゃる。奈々の話したい事は、恋愛的なヤツじゃなく、もっとヤバヤバ系のお話ダヨ。


「じゃあ、また後でね♪」


かわいらしく手を振りながら、小走りで戻って行く奈々。瞬間、背後から誰かに肩を掴まれ、振り返るとチャラ男がにんまりと笑いながら、言い放つ。


「ちょっとツラ貸せや。」


は?なんだコイツ?初対面なのに失礼な!こんな輩に、俺のスーパープリティーフェイスを貸す必要ナッシング!


「やだ。つーか、初対面の人間に向かって何様な訳?俺様気分か?王様気分か?やめた方がいいよ。ダサいから♪」


「ンだとテメー!」


「嫉妬か?嫉妬なのか?奈々と携帯の番号を交換した、この俺がうらやましいのか?図星か?図星なのか?うっわ…それ、男としてどうよ?顔じゃ俺に勝てないから、暴力でって考え?」


……言い過ぎたかな?けど、間違った事は言ってないつもりなんだけどなー。


「喧嘩売ってんのかテメー!」


「そっちから売って来たんだろうがああああああ!!」


〜谷川大和〜


VS


〜チャラ男〜


ふふん…、こんなヤツ、ヘッドスコープのボタンを押せば、軽くひねり潰せるぜ!………って、あああ!どうしよう…。向こうのベンチに、ヘッドスコープ置いて来ちゃった♪


ーーー2時間後。

ピリリリリリ!

ピリリリリリ!


「もしもし?ユパー?」


「もふぉひもぉひ?ヌァナ?」


「……どうしたのその声?何かあったの?」


「オウムに轢かれて、顔ナシに喰われて、揚句の果てにムスカが顔面をボコボコに殴ってきた感じかな?」


ううう…、あのチャラ男め!顔面が変形するくらい殴りやがって。


「今撮影終わったんだけどー、どこか行く?」


「……どこでもいいです。お任せします。」


「はいはいリョーカイ!じゃあ、○○町の極楽カフェにしましょう。場所わかる?」


「あぁ、○○町ならだいたいわかるよ。」


「はーい、じゃあ後でね♪」


「はいよー。」


………ちょっと待てよ?これ、見方を変えれば、奈々とデートするように見えないか?

………浮気じゃないよ。うん、断じて違う。俺には天宮という彼女がいる訳で、奈々とは話しをするだけだから。しかも、話しって恋愛的なヤツじゃないから。俺の心は天宮LOVEだから。断じて浮気じゃねえええええええ!







〜ネットカフェ・爆遊会館〜

「いらっしゃいませー。」


「今日は、EARTH・PERIODの席ならどこでもいいや。」


「お客様、当店は初めてですか?」


「あら?おもしろいジョークね。」


んんん?この感じどこかで…。


「お客様?」


「……天宮様って言わないのね。」


ええええええええ!?ちょっ、はあああああああ???

私、激しく驚きました。何故なら、目の前にいる美少女は、私の知っているチャンピオンの容姿とは、えらく掛け離れていたからです。トレードマークの眼鏡に、綺麗な黒髪のポニーテールは消え失せ、普段はジャージか制服のどちらかですが、今日の服装は素晴らしく年頃の女の子らしい服装です。白い靴に、ジーンズの上から黒のワンピースを見事に着こなし、いつもの眼鏡のかわりにコンタクトを装着して、大きく、くりくりした眼がまたかわいらしい。髪型もポニーテールから整ったショートヘアーにチェンジして、清純そうな黒髪は茶金に染め上がり、大人しそうな女の子から、活発そうな女性へと変身したチャンピオン。


「イメチェンですか?」


「ヒロインなのに、しばらく出番がなかったから…。それに、いつの間にか髪の毛がバサバサになってたから、思いきって切っちゃった♪」


屈託のない笑顔で、笑うチャンピオン。……イイ。なんか、倒し者がうらやましくなってきました。


「では、適当な席へどうぞ。」


「はーい♪」








……さて、久しぶりのEARTH・PERIODね。って、今RANK統一戦の真っ最中!?あらら…、これは大変だわ。モタモタしてると、一位から引きずり落とされちゃう。さーて、久しぶりのEARTH・PERIODと出番だから、張り切るわよ〜!!


〜天宮結衣〜

HP 100/100

イメチェン!

可愛さアップ!?

久々の出番!

テンションMAX!!

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