表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/73

22

「つーかよ、あの女って、誰?」


「あなたに倒して欲しいプレイヤーよ。RANK5。」


ん?RANK5って、あああでも情報が掴めないプレイヤーじゃなかったか?


「あいつは、EARTH・PERIODの運営に父親がいて、EARTH・PERIOD内でも、学校でも偉そうにしているのよ?キー!思い出しただけでムカつく!!ファッキン!!」


………運営側の人間と繋がりがある、か…。今は情報が欲しいし、会うだけ会ってみるか。


「しょーがねぇ、わかったよ。倒せるかどうかわかんないけど、とりあえずRANK5と会わせろ。」


「ええ!?本当に!!谷川ユパ様だぁ〜い好き♪」


うわわ!?高燃費が抱き着いてきやがった。顔だけ見ればかわいいんだが、性格がな〜。第一、俺には天宮という彼女がいるし…。


「抱き着くな!」


………谷川ユパ様?変な呼び名がついたな。


〜2時間後、LV無制限区域〜


「はじめまして♪RANK5の奈々です。」


「………は?え?あっと、はじめまして。」


高燃費にRANK5を呼び出してもらったはいいが、マジびっくりだよ!今流行りのアイドル、タマネギみじん切りの早河ちゃんがRANK5!?


「猫かぶんなブス!死ね死ねバーカ!」


高燃費が、奈々ちゃんに容赦ない罵声を浴びせている…。奈々ちゃんは、セミロングで緑色の髪の毛だ。多分、アレはEARTH・PERIODのイメチェン設定で髪の色を変えているんだろう…。大きなくりくりとした瞳に、プルッと弾けんばかりに奇麗な唇。さらに、服装は白と水色のドレスみたいな防具を装備している。タマネギみじん切りの、早河奈々ちゃんがRANK5…。意外だ。


「何よ!あんたなんか弱いくせに、調子に乗らないでよ!」


「うっせえ!ウンコ奈々!バーカバーカ呪われろ!」


「頭にきた!あんたなんかやっつけてやるわ!」


高燃費少女・ハジイ


VS


奈々


………どうやら、高燃費と奈々ちゃんは、犬猿の仲みたいだ。二人とも、めっちゃキレてるし。


〜高燃費少女・ハジイ〜

LV 1584

HP 2410/2410

職業 レンジャー

武器 機動銃剣

防具 ビヴェルの制服

能力 奮起奮闘

プレイヤーRANK RANK外

戦績 17勝39敗0引き分け


〜奈々〜

LV 44408723695

HP 51726999902/51726999902

職業 歌姫

武器 特製鋼鉄槍マイク

防具 誘惑ドレス

能力 死のコンサート

プレイヤーRANK RANK5位

戦績 6508勝4敗0引き分け


圧倒的じゃんか!高燃費じゃ、勝つのは無理だろ…。


「しねぇ!ウンコ奈々め!」


「下品な奴!あんたこそ死になさいよ!」


〜高燃費少女・ハジイ〜

奈々の攻撃!

能力発動!

愛と恋の境界線Ver.7

テンションMAX!!

最終奥義即使用可能!


なに!?開幕でいきなり最終奥義使用可能!?なんだそれ…。しかも、攻撃方法が歌って、いかにもアイドルらしい攻撃だ。


奈々の最終奥義!

勝利と愛に捧げる情熱!

VolumeMAX!!

大音声!!

華麗なる死の舞闘!

特殊攻撃!

超超超音波動!

確定8000000DAMAGE!!

HIT!!

コンサートは終らない!

行動制限!

移動不可効果!

聴覚破壊!

HIT!!

アンコール!

確定8000000DAMAGE!!


…おいおい、いつまで攻撃が続くんだ?


拍手喝采!

ラストコール!

みーんな大好き!

終幕!

確定400000000000DAMAGE!!

蘇生効果無効!!

HIT!!

HP 0

WIN 奈々


………高燃費が秒殺された。強い!流石、RANK5。確定DAMAGEで、キッチリ確実にDAMAGEを与えてくる戦法か。


「…ぐぐぐ、ユパ様出番よ!奈々を倒しなさい!」


地面にはいつくばりながら、高燃費が命令してくる。つーか、マジでアイドルのタマネギみじん切り・早河奈々と俺は戦う訳?


「ユパ?ひょっとして、アダムを倒し勇者・そらとぶユパ様!?」


「そうですけど。」


「へー!じゃあ、EARTH・PERIODの裏情報とか探っているわけ?それが目当てで、私のところに来たのね。」


ゲゲゲッ!バレバレやん…。なら、いっその事開き直るか。


「ああ、それが知りたくて、君に会いに来たんだ。俺が勝ったら、君の知っている情報全て喋ってもらう。」


「いいわよ。ただし、君が負けたら、パパの勢力に付いてもらう。それでいいわね。」


………運営側に付いて、裏の開放を手伝えって事か。


「…構わないよ。」


さーて、RANK5か。丹蛭陀並の強さと考えていいだろう…。


〜奈々〜


VS


〜そらとぶユパ様〜

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ