11
「………はぁ。終わったな。」
〜そらとぶユパ様〜
昇華の効果が切れた!
ステータスが元に戻った!
まさか、アダムを倒した俺が、こんなゴリラもどきに負けるなんて……。………死んだカモ。
「ホガアァーーー!!」
「ウホウホウホ!!」
「ギャホォガーー!!」
ゴリラもどき達が、一斉に騒ぎ始めた!くそっ、まとめて襲い掛かってくるつもりか!?
「こぃやぁーーー!!!黙って殺されるつもりは、ねえからなあああああ!!!」
「………うん、谷川は死なないよ。だって、私が敵を殲滅するんだもん♪」
〜そらとぶユパ様〜
VS
〜暴虐魔獣・ディノガラウ×13〜
乱入者出現!
〜AMAMIYA〜
〜そらとぶユパ様〜
〜AMAMIYA〜
VS
〜暴虐魔獣・ディノガラウ×13〜
「えっ、……結衣!?どうしてここに?」
天宮が、勝利の神弓・バを左腕に抱えながら、背中の翼を羽ばたかせ、華麗に降り立つ。……なんで?どうしてここに?
「……結衣、なんで俺が…」
「話は後!まずはコイツらを!!」
俺の言葉を遮るように、天宮が神弓・バを構えながら叫ぶ。確かに、天宮の言う通りだ。まずは、この状況を何とかしなければ!
「むっ!?ドクター!倒し者とディノガラウの間に、イレギュラーが!」
………イレギュラー?乱入者が現れた?チッ、邪魔だなぁ。不純物は、廃除しなければ!
「丹蛭陀、この戦闘に介入しなさい!イレギュラーを取り除かねば…。」
「了解しました。」
………ふふふ、この施設、EARTH・FANTASYの力をもってすれば、EARTH・PERIOD内ならピンポイントでプレイヤーを転送出来るからね。頼んだわよ、丹蛭陀!
〜ディノガラウ1〜
AMAMIYAの攻撃!
滅亡のアロー!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HIT!!
HP 測定不能
「ん?攻撃が効かないの!?」
「気をつけろ結衣!そいつらは、攻撃が全然効かないんだ!」
「へぇ…、じゃあ、これはどうかな?」
〜AMAMIYA〜
特殊アイテム使用!
異次元の武器倉庫!
武器CHANGE!!
武器 超絶長刀・竜輝
……なんだ?あの武器。天宮の新武器なのか?……日本刀みたいな形だな。ただ、普通の刀より、リーチが三倍くらい長い!どうするつもりだ天宮?
「谷川君、心臓は狙ってみた?」
「駄目だった。奴らぴんぴんしてたぜ。」
「じゃあ、首を跳ね飛ばしてみた?」
……天宮、表現がストレート過ぎる!この小説は、R指定してないんだからな!後で設定しておかなければ…。
「……首はまだなのね?じゃあ、試す価値はあるみたいね。」
〜ディノガラウ1〜
AMAMIYAの攻撃!
蹴り!
HIT!!
HP 測定不能
天宮が、ゴリラもどきの腹におもいっきり蹴りをいれる。すると、ゴリラもどきの姿勢が少し崩れ、若干前屈みになる。すかさず天宮は、ゴリラもどきの後ろ頭を両手で掴み、地面に向かって勢いよく押し込む!その反動で、ゴリラもどきは俯せになりながら、地面に倒れ込む形となる。そのまま右足でゴリラもどきの頭を地面に押さえ付け、首を狙って一直線に超絶長刀・竜輝を振り下ろす。
〜ディノガラウ1〜
AMAMIYAの攻撃!
姿勢を崩す!
足で押さえ付ける!
超絶長刀・竜輝!
斬殺!
CRITICALHIT!!
即死!
ディノガラウ1戦闘不能!
天宮が刀を振り下ろした瞬間、大量の鮮血が舞い散り、ゴリラもどきの首が吹き飛ぶ!よっ、よし!一匹倒したぞ。あと12匹!
「………おや?困りますねぇ。これは、倒し者と暴虐魔獣の闘い!イレギュラー……いや、ランク1位のAMAMIYAは引っ込んでいなさい。」
なっ、何だコイツ!?急に目の前にでてきやがった!一体何者だ!?