だから空をみあげて
やりたいこと
やらなければいけないこと
を
それこそ毎日のように
つづけ
つづけたとき
その風景に
サバンナの白いライオンはいるだろうか
ピサの斜塔は傾いているだろうか
エッフェル塔はそびえ立っているだろうか
大阪城は美しい影を落としているだろうか
ナスカの地上絵はまだ消えていないだろうか
アマゾンの大蛇はひと呑みにしてるだろうか
万里の長城は人を守ろうとしているだろうか
スフィンクスは歩きたがってるだろうか
それはそこにあり
それらすべての『世界』が本当なら
それらをみることができた距離は
無限に遠く
無限に近い
なにひとつ不平も云わず
ただ往復を繰り返した日々の流れの中で
日常の景色を
それでも美しいと想ってしまったとき
繰り返し繰り返す
無限ループは終わらない
事件は起こらないし
日常は変わらないし
私たちは詰まないし
ときはきざみつづけるいつまでも
時には楽しみを見つけ
ほんの小さな希望を感じ
時には悲しみを見つけ
ほんの小さな絶望を感じ
そういう風に
いつもときは
いつまでもいつまでも流れてゆくんだ
そう
いつまでも
いつまでも
いつまでも
だから
空をみあげて
私達は
生きていくことを
つづけるだろう
つづけ
つづけるだろう
そうしてとてもやさしい
夢の風景を
そこでだけみることができるだろう
なんてこと信じながらやってゆくんだ
心の下のところで
うん
ちゃんと
しんじてる