Still the angel smiles【それでも天使は微笑む】

"人"は……この世に生を受けたその時から……【罪】の十字架を背負っている……。
成長という過程の中で……善人にも罪人にもなりうる可能性を秘めた"欲望"という【罰】の枷をつけて……。

2030年大きく変化した"日本"という国……
ある1人の総理大臣が日本の経済その他を大きく変え、
世界中から一目置かれていた。
だが人々は何もしらない……それが地に足を着く天使たちの仕業であると……

生きる者からの"幸"と"信仰"を啜(すす)り、神へ自らの価値を示す"天使"ー
"欲望"を叶え、地獄へと導き餌を与えられる"悪魔"ー
天使は悪魔を裁き……悪魔は天使を喰う……
天使は天使をー悪魔は悪魔を殺める事はできない。

しかし――双方には恐れている者がいる……
双方を"殺す"事の出来る唯一の存在
【堕天使】━━━━━神へと許しを乞う為…、欲に染まった者に制裁を与え、羽を毟(むし)り取る存在である……。

━━━━日本に暮らす1人の青年ー"稲葉詩音"ー
親は数年前に事故死、叔父である稲葉高志が経営する
ーBAR【Dive to Blue】の2階に住んでいる。
ある日BARへ訪れた1人の神父ー"ハイド"ー
「こんばんは〜堕天使さん、今日からお前は馬鹿な天使と悪魔共を狩るhunterだ……」
その一言から始まる殺し、笑い、涙ありの人生……
目標は女を抱く！ーそんな馬鹿な主人公の物語……。