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        5  マイク

 マイクの思いを書きました。会ったこともないのに運命をともに出来る人を選べるのですね。

        5 マイク



 マイクの正式名称はマイクリオン第2王子。年少の頃から剣術と魔法を学ぶ。学術や芸術も家庭教師に習った。兄の力になるためだ。学校は敢えていかなかった。政権抗争の火種にならないためだ。マリエ―ルとは直接会ったことはないが評判だけ聞いても素晴らしい人と判った。

 兄の婚約破棄騒ぎがあって自分が皇太子、マリエ―ル私の婚約者となったそうだ。皇太子はともかくマリエ―ルは承知しないだろう。彼女をここから望むなら一緒に冒険しなければならない。国王に私と同年配の強力な魔法使いを2人付けて貰った。

 マリエ―ルとの出会いは多分に偶発的なものだ。ギルドでの情報収集は危ないと思って止めていた。マリエ―ルがどんな行動を取るのか判らないが多分彼女ならここの草原と思って来たらいきなり出くわした。非常に危険な状態で。多分第2王子との婚約を言われて憤慨して転移したのだろう。

 結果的にいい方向に進んで彼女が同じチ―厶に入ってくれ彼女の安全も確保出来る。魔法攻撃を主やって来たので隣接戦が弱い。魔法の威力もまだまだだ。接近戦を主体にやろう。魔法使いは接近戦に弱いから私が補助に入る。接近戦も出来る魔法使いになって欲しい。攻防の基本である風魔法はある程度取得しているようだが強い攻撃には対応出来ない。そんな時ドラゴン討伐の話しがあった。かなり大きな賭けにはなるが、彼女が成長するチャンスだ。それに仲間がいるから勝利は間違いない。一番危ないのは私だがぞれを怖れる様ならマリエ―ルに相応しくない。ドラゴン討伐を受諾した。

 私はあったことないマリエールに恋をしたのだろうか。私が聞いたマリエールは学習面も身体面も優秀で魔法も使え非常に努力家で美少女だと言うことだ。兄嫁惚れるのは間違ったことだが自分の妻としてなら理想の人だ。会ってもないのにそんなこと言えるのかと思われるかも知れないが、直感で判る。

マリエールは国王の命令を聞かないだろう。冒険者となって我が道を進むだろうと。ならば私も同じ道を歩まなくては。私は国王の許可を得てマリエールとともに歩む選択をした。実物のマリエールに会って思いが新たになった。この人と生きよう。例え国王に成れなくても。

 ドラゴン討伐は私にとっては命がけだ。マリエールのためなら命も惜しくない。マリエールの奥底に残ればそれで良い。

 マイクは命がけでマリエールに伝える覚悟をする。

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