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         3  帰宅

 父親の言葉に腹を立て、その場で転移したのがオ―ガの集団。もう死ぬと思った時助けられた。

         3  帰宅



 昼過ぎに帰宅して久しぶりにゆったり入浴した。身だしなみも整えられ貴族令嬢らしくなった。3時からのお茶に父親に呼ばれて出掛けた。

 父に席を勧められた。マリエ―ルが着席するとお茶とケ―キが出された。父がマリエ―ルの最近の様子などを尋ねるので説明した。父は姿勢を正し説明に入った。

「まず第1王子だが廃嫡になった。今は自室で謹慎中だが、いずれ男爵家に養子に出されるそうだ。もう王子ではない。」

重い話しだ。婚約を破棄するにせよやりようはあったはずだ。王子が廃嫡ならずマリエ―ルが冒険者にならない方法が。

「子爵の父親は王子への接近を図り娘を差し出したらしい。裏で手引きしたのが経済大臣の伯爵だった。子爵は男爵に格下げ領地没収、伯爵家は伯爵も息子も処刑、伯爵家は取り潰しだ。」

厳しい処分だ。そんな暗躍が巡らされていたとは気付けなかった。

「他の3人の取り巻きは犯罪性は見当たらなかった。お前に暴言を吐いた騎士団長の息子は禁錮中騎士団長は解雇したが、後の2人は退学処分以外の処分はない。」

全員退学、禁錮、廃嫡、処刑、領地没収、取り潰し、大事だ。

「だから帰ってお出でマリエ―ル。お前を苦しめるものは何もない。学校も休学扱いして貰っているだけだ。それに今度皇太子に成られる第2王子マイクリオン様とマリエ―ルを婚約させるという王命があった。このままここに居てくれ。」

それは嫌だ。第1王子が駄目だったから第2王子?

冗談じゃないわ。屋敷の食事は楽しみだったがこれだけは譲れない。

「謹んでお断りします。私は公爵令嬢を止めます。二度と帰って来ません。」

と言って転移した。焦っていたせいか魔獣の群の中に飛び込んでしまった。しかもオ―ガの群だ。再転移すればいいのだが態勢が取れない。もう駄目だと思った瞬間オ―ガの腕を剣が止めた。マリエ―ルは抱き上げられ空中に浮かんだ。もう一人が魔法で数頭を仕留め収納した。

「もしフライが出来ればご自分で飛んで頂けませんか。」

私は礼を言ってフライを使って離れた。私を抱き上げたのは私と同じくらい華奢で小柄な少女だった。

下から2人も上がって来た。自分と同じ年頃の少年が声をかけて来た。

「お怪我はありませんか。」

マリエ―ルは頷いた。始めて会ったのに妙に温かく

懐かしい気持ちになった。

「私達は山で魔法や剣の修行をしてきましたが一度冒険者として活動したいと思って通りかかったらあなたに出会いました。良かったら一緒のチ―ムになりませんか。」

否はなかった。同じ年頃、同じ実力、同じ価値観を持つもの同士ということがこの世界にいること気付かなかった。

 冒険者ギルドで登録して討伐した。敢えて地上で討伐する。確かにその方が真剣になる。魔獣のことここのことが判る。ゴブリンとコボルトを同じものと思っている人は多いが違う生きものだ。ゴブリンは狩る意味のない魔獣だがコボルトは美味しい。コバンザメのように大きな魔獣についておこぼれを狙う。

 我々のチ―厶の女性達は幼く美少女だから誂おうとする男性は多い。私は魔法攻撃だがもう一人は急所攻撃だ。防具を付けていても効果がありる。一種の魔法なのだろうか。受けたものは気絶する。尿が止まる。一週間後の就寝中に切れる大量のネショウヘンをする。男性機能が数年止まる。

 チ―厶の女の子は強烈、からかってきた男性を再起不能まで追い込む。

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