虚空からの眼差し2
ハイッ!!。これはもうわたしの得意分野です!
なんといっても今回の対象が対象だからデスネ!
興奮しすぎて頭が痛くなってきましたね。
もう、もうね感慨深い位にはこの依頼好きですね!
いつもいつも変な依頼ばかりあのカラス野郎に受けさせられて美味い所ばっかり盗っていくのでね。
そうですね、花束とケーキとオモチャ(特に他意はない)を買っていきましょうか。
よし、準備出来ましたしいきますか。
今回の依頼者からの指定場所の犬吠埼へ
今回の依頼者は、なんとセクシー女幽霊さんこと橘佳奈さんです。
それはもう胸がデカくて、お尻も安産型で、日焼けはあまりしていなくてだけど青白すぎるということも無い、そして何よりも顔が別嬪さんという。
それはそれは、めちゃくちゃにしたいかんじですね。
本題から逸れてしまいましたが、今回の依頼目標は依頼者の安全確保つまりは、幽霊退治もしくは護衛です。
では早速ですが依頼者さんに来てもらいましょう。
ですが佳奈さんは幽霊なので、あの世にいますので、この世に呼びましょう。
それでは依頼相手に会うために、神様に対して幽霊と会う許可を貰いましょうか。
それでは名も無き神に対し祝詞を捧げましょう!!
「願い立てるは日の元に光を届けて下さる神よ。
願い申し上げるは我が願いなり。
人が人を殺すより罪深き願い、
死を侮辱するこの欲深き願い、
汚き身で願う心ある願い
神でさえ叶わぬことがある願いの1つ
どうか貴方様にこの願いを立てたく存じ上げます。
あの幽世からこの世に、人の体ではない血の一滴も通らぬ体をもって存在させとうございます。
これは全て、我が不徳になる所でありますが、
それでも叶えたい願いでございます。
これを恐れ多くも申し上げていただきます。」
そう言の葉を捧げると
ほらね!!
いつも通りの様にどこか懐かしさとなんとも言えぬおぞましさを感じるこの赤い玉が空中に現れるからそれを、いつものようにリカちゃん人形に手で突っ込んで、そしたら、、
「ふむ、きしゃまがこんきゃいのねぎゃいをたてたもにょか?」
神様の使いが来てくれます。(別名 神の使いガチャ)
そして今回は幼女ですね。もう一度言います幼女です。
やりましたね!!
前回の口うるせぇババァじゃないだけで来た価値がありますね。
やはり幼女はこの舌っ足らずな感じが中々にそそりますね。これこそThe幼女って感じですね
それにしてもこの俗世を知らないような傲慢ちきな所も良いですね。
まぁンッフーただの神様の使いですけど。
「はい。そうでございます。」
「ふむ、じぇきさまがこんきゃいねがったないにょうを「詳細に頼む」」
あぁ〜幼女が幼女が最後だけ変な口調になってしまいました。
多分ですが本体の神様に体の主導権何割かとられてますね。眷族の意識を一時的とはいえ奪うとは神様と言えど、なんと罪深いことをしているとわかってやっているのでしょうかね。
やはり、私には神様とやらの考えはよく分からないですね。
「はい。今回の依頼者の橘 佳奈様の依頼中での黄泉への通行券を渡さないでいただきたいです。」
「よし、では契約通り対価としてもろもろもらうぞ!」
よし、機嫌がいつもと比べて最初からいいですね。
まぁ今回は幽霊との戦闘もあるかもしれないのですが…対価が重くなるかもしれないですね。
そんな事が無いようにここでお菓子の出番です!
「はい、ではこちらのお菓子をどうぞ。」
「んっ…」
もっとですか…。
神様と言っても強欲なんですね。
「…」スッ…
いつもの1.5倍の量…
「うむ。よろしいでは、これを下賜しよう。」
「ははぁ。ありがたき幸せでございます。」
「では、我は帰る。」
会計
マイナス
お菓子代 2000円
プラス
依頼 前金 5000トルチェ
合計
マイナス2000円 プラス
5000トルチェ プラス
※トルチェは幽霊間での通貨である。一般的に寿命を長くするのに使えるため、黄泉以外ではとても価値がある通貨。
※黄泉への通行券は閻魔大王もしくはその部下の裁判に行くことになる強制切符である、この切符は死んでいる時にこの世に未練がない場合強制的に付与されるものである。