episode 虚空からの眼差し
公園のベンチに座る1人のタキシードを着た男がなにか呟いていた。
「ハアハア ハアハア ハアハア
う〜むこのアングル。この景色、そして幼子たちの声。そして汗をかいている姿も素晴らしい。おっと汗をかきすぎてシャツが透けていますね。
やはり公園という場所は素晴らしいことこの上ない。
やはり幼子が無邪気で無垢な姿こそ、人の完璧で究極な姿、これこそ最高であります。
そして何よりもこの光景を見ることが出来る公園という場所のポテンシャルというものは凄まじいですね。
ハアハアそしてやっぱりそうこのポジショニイングスタイルは最高で完璧であーることを証明されましたな。」
「ねぇねぇママァあの人何やってるの?」
「えっ!?、駄目よ!見ちゃダメよ。」
「なんで〜?」
「何でもいいから見ちゃダメよ。目が腐っちゃうわよ!さっお菓子を買いに行きましょう。」
「うん!」
ふむ誰かを見て、去っていったようですね。
全く幼子を怖がらせる等してはいけないというのはこの世の摂理だというのにどこかの誰かさんがしたようですね。
ん?何か?皆さん全身を隈なく舐めるかのように見ていますね?
これはこれで興奮しますので、
どうぞ見て下さいこの私の姿を!
ほらサービスとしてグリコのポーズをしてあげますよ。
ふむ、皆さん挨拶もなしにスマホで私を撮るなんて、
ゔゔゔゔんんん〜何て心底心地良いんでしょうか。
なんでしょうかモデルになったみたいで心地良い気分です。
そういえばお兄さん方が警察に電話してるみたいですね?さっきの幼子を怖がらせた人を通報しているのでしょうか?
((((お前だよ))))
ふむ誰か近づいてきたな?あ〜なるほどこの人か…。
「やぁ同士!」
「やぁ同士の公園紳士クラブ会員No.13夜鴉くん。
ご機嫌よう」
「あぁ。今日も天候良く(幼女)観察日和だぜ。」
この夜鴉くんはこの公園で知り合った初めての知り合いだ。
彼はどうもロリコン?というものらしい、おかしい感性をしているというものらしい。
人というものは可笑しい感性をしていないと生きていけないのだろうか?
「やぁ煤疾今日は君に依頼しに来たぜ。」
「あっはい。」
実は私はある仕事をしている。
一般的にフリーター又は傭兵とも呼ばれるものをしている。
「今回の依頼は悪霊退治だぜ!」
「はぁ。分かりました。」
悪例退治ですか…。めんどくさいですね。経費と報酬は毎回別なのが救いですけど、面倒くさいことこの上ない仕事です。
「詳細はこのUSBメモリに入ってっから。しくよろだぜ〜。」
はあ〜そういう時大体難しい依頼なんですよね。
頭痛くなってきましたね。
会計
マイナス
プラス
合計