表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Sweet Thick Happy  作者: 山吹凪咲
3/9

第3話『とりあえず』

 という訳で、自己紹介からの長い、長い話に説明をしたのよ。

 いやー何とも言えない顔になっていったね。

 色々なものが綯い交ぜになったのかな。

 そんなことより。

 今日のごはんどうしようかで悩んでいたから、勝手に出した。

 何せそっちの料理なんて知らない――いや、知っているけど知らないからね。

 とりあえず奴らが比較的食べてたものを出した。

「何を言っていいのか分かりません……」

「確かに。とりあえず食べよ、アン」

 美味しいだの、何これやら色々言ってるけど、面白いね。

 にしても、綺麗に食べるなあ。

 まあ、ちなみにだけど、色々言われて同じもの食べているけど、よく分からない。


 えーちなみに、あの人はぽかーんとしていますが、よくある立派なお店かまたは料理人にお願いすると――

 1食10、5万は掛かると思います。

 この世界ではどうなのでしょうか。


「で、明日説明だったけど、繰り上げて今言うから」

「サクッとあなたの父のところに行って終わり」

「え?」

「それだけ、ですか?」

「うん。そもそもね、ここに居たって出来るんだよねー」

「……」

 何度目やら、この某顔文字のような顔。

「ごはんの前に長々とお話したよ?」

「まさに思うがまま、ですか……」

「ま、そんな感じだから」

「それと、最期までとは言ったけど、それはあくまで支援などだから」

「?」

「よくある、仲間だの、奴隷だ恋人だから何やらで、一緒に行くとか居るはしないってこと」

「では、今回のことが終わったらどうなされるのですか?」

「帰る。勝手にして」

「……」

 お、今度は違う顔で面白いなあ。

「ま、支援などはするよ。それと、絶縁って訳じゃないから」

「本当にありがとうごさいます」

「いらない。そんなものいらない」

「……」

「ほら、支度して休みなよ」

 2人は部屋出て行ってすぐ、風呂に入ったみたいだけど。

 わいわい、がやがやと楽しくだねえ。

 みんなこうなの?

 ま、いっか。



「本当にさー解決したらどうするのー」

「解決したなら、まだまだずっと続くのでしょうから」

「頭を下げ、全てを話して勉強などを励もうと思います」

「そっかー」

「ディはどうするのですか」

「もちろん一緒だよー」

「ま、明日次第でしょ」

「そうですね」

「……」

「……」

「ところで……名前、気になるねー」

「そういえばそうですね」

「あ、でも……何だっけ……そう、番号があるって言っていたっけ」

「いくつ何でしょうか」

「聞いてみればー」

「もちろん、図々しく、しつこくね」

「泣いていいですか」

「はいはい」

「いいです、拗ねます」

「あーはいはい」

「つーん」

「うんうん、そうだねー」

 彼女たちは顔を合わせ笑った。



「ねえ」

「はい、何でしょう」

「何で何度も来るの」

「まあまあ、いいじゃないですか」

「その頭かち割るぞ」

「やーん怒らないでー」

「おえ……」

「その反応は傷付くのですが」

「はあ……アホらし」

 あーあ、何だかなあ。

 っていつの間にか居ないし。

「おいでー名前知りたいんでしょ」

「あの……まだ扉を叩いていませんし、何も言ってないのですが」

「あーいいからいいから」

「番号は0。そして“れい”って呼ばれていたかなあ」

「まあ、あの子は別の名前だったけど」

「あの子、とは」

「2人と同じようなもの」

「と、言いますと」

「まあ、いつか、話すかも?」

「そうですか……その、本当に男性ですか?」

「うんとしか言えないなあ」

「ですよね」

「さ、休んだ休んだ」

「はい、おやすみなさい」

 この見た目、身体で凶悪なモノ……ふふ(その後は覚えてない、知らん)、とか奴らは言っていたなあ。

 アホらし。



 という訳で、翌日。

「じゃ、ぱぱっと終わらそうか」

 そう言って大袈裟に手を叩く。

 すると国王の目の前にあっという間に移動。

「だ、誰だ!」

 うるさいので黙ってもらって、また、大袈裟に手を叩く。

 すると、あら不思議。

 問題が解決しているという。

「終わった、のですか?」

「うん。じゃあ帰る」

 置いて帰った。

 ま、勝手にするといいさ。



「で、どういうことだ、アンジェリキ」

「長くなると思うから、お茶しながら話したらー」

「そうですね。では、お願いします」

 彼女はゆっくりと話しました。

 思い出しながら、そして、同時に整理をしながらです。

「夢だ、と言われても仕方ないな。だが、現実」

「本当に元気になられてよかったです、お父様」

 そして彼女たちは色々昔話をしました。

 落ち着いたころ、彼女は話し始めました。

 もちろん、怒りました。

 娘に対して、ではなく。

「ふう、後のことも全て任せろ」

「本当にありがとうございます」

 良好で何よりですね。


「何もしなくていい、ゆっくり休んでくれと言われましたね」

「だねー。びっくり」

「いつまでも甘いですね」

「変わってなかったねー」

 彼女の父はエルフ国の国王です。

 謎の病気――病気と言っていいのでしょうか……それにより、弱体化していました。

 ですが、今すぐに死ぬほどではありませんでした。

 その後と裏側は説明を省きますが、とにかく問題は解決しました。

 本当によかったですね。

「自由を得た訳ですし、行こうかと思うのですが」

「好きに選んでー。どこまでも一緒だから」

 それを選ぶのはいいのですが、どうやって行くのでしょうか。

 大丈夫なのでしょうか。

 いえ、のんきに仲良くすやすやと寝られ、そして、その寝顔を見ると不安ですね。



「終わりましたか?」

「うん」

「逢いたいですか?」

「誰に?」

「言わなくても分かるでしょう――いえ、いずれ分かるでしょう」

「は? って居ない」

 何だったんだろね。

 戻った瞬間に来て、それだけ言って帰って行った。

 うーん、分からない。

 ま、いっか。

 とりあえず、終わった終わった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ