表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

童話シリーズ

魔女の涙

作者: 葉月みつは

雪の女王を少しアレンジし物語を書いてみました。よろしくお願いします

ごめんね、きみといられて嬉しかった。

(誰だろう?誰か泣いてる?)

真っ暗でなにも見えない。

誰かのすすり泣く声が暗闇に響いてる。

(まって、きみは誰?)

声がうまくでない。

(いかないで)

手を伸ばした瞬間目の前が暗くなった。


ガバッ

手を天井に伸ばし目が覚める。

(また、この夢だ。)

あの夢の中の声、なぜか心が揺さぶられる。

時計を視ると朝の8時だった。

(今日は雪のお祭りだ!急がなきゃ!)

雪まつりは、昔からある祭りで、ずっと昔、魔女がこの世界を冬に閉じ込めようとして、人々は捧げ物をして魔女は、世界を冬にするのを辞めたのが由来らしい。

窓の外はチラチラと雪が降っている。

今日は、魔女に捧げ物をする祠のなかに入ることができる。

誰でも入れる訳じゃなくって雪の手紙が届いたこどもたちが入ることができる。

暖かい格好をし郵便ポストのなかを見に行く。

「あっ!あったー!!」

そこには真っ白な封筒が入っていた。

-招待状-

今年の特別な思い出になりますように

この封筒を祠までお持ちください

あなたに魔女の祝福がありますように


封筒を握りしめて嬉しさのあまりまっすぐ祠に向かっていた。

僕はこれが特別なものであることを忘れていた。

そして、僕の立ち位置も…


「おい!」

後ろから急に服を捕まれた。

勢いで足を滑らせて尻餅をついてしまった。

「…いたいじゃないか」

ゆっくりと立ち上がり相手を見る。

いつも僕に意地悪をする少年がそこにいた。

それに取り巻きたちも…

「いいものもってんじゃねえか。お前にはもったいない。俺がもらってやろう」

「かえしてよ!」

必死に抵抗したが結局手紙は奪われてしまった。

服装もボロボロに乱れている。

「おとなしく渡せばいいものを、もらっていくぜ」

手紙を持っていく姿をただ悔しくって視るだけしかできない自分に涙がこぼれそうになるのを必死にこらえた。

彼らが見えなくなったあと重い足取りで家に戻ろうとからだを動かした。

家に着くとベッドに倒れ込み、泣いて、泣いていつの間にか眠っていた。


雪が降っている。

触っても冷たくない。

これはきっと夢なのだろう。

まわりをみると、いつも視る夢とは違い明るくはっきりと見える。

どこかで視たことがある景色だ。

きれいな泉のまわりを芝生が覆い、その少し後ろには木々が生い茂っていた。

~~~~♪

「歌?」

声のする方へと近づいてみる。

するとそこには、透き通るような肌に雪のような真っ白の髪の少女がいた。

「あのう」

~~~~~♪

「あのお!」

大きな声でいったはずだが少女はこっちに反応してくれない。

肩に手を伸ばす。

ふわっ

「えっ?」

彼女の身体を手がすり抜ける。

そのあと何度も試したがおんなじ結果だった。

(僕が見えてない?)

驚いてたたずんでいると少女がどこかへ移動し始めた。

なんとなくそのあとを目で追う。

少女をなにかを探すように辺りを見渡し、目的のものを見つけたのかぱぁーと笑顔になった。

その視線を辿るとそこには少女と同じくらいの男の子がいた。

男の子は、少女に照れ臭そうに笑いかけ、少女は少年の手をギュッと握っていた。

二人は仲良く遊びいつの間にか辺りが暗くなっていた。

ゾクリ

視線を感じ辺りを見渡す。

いつの間にか動物に囲まれていたようだ。

その気配は敵意むき出しだった。

少年は少女と逃げようとするが相手の方が速くあっというまに囲まれてしまった。

少年は、少女を守ろうと必死に抵抗していた。

近くにあった石を投げつけたりと戦ったが相手の数が多すぎてついに追い詰められてしまった。

ザグッ

シュン

少年の身体が傷だらけになっていく。

少女の悲鳴が辺りに響く。

少女が魔物に捕まってしまった。


ガバッ

目が覚め辺りを見渡す。

時計を視る。

13時を回っていた。

さっきの夢はなんなんだろう?

あの景色は祠?

どうして…

なぜか、その理由を知らないといけないと感じ支度をし村の図書館に向かった。

図書館に着くと司書さんに聞いて本を探してもらった。

祠に関する子供用にアレンジされた最近の本がでてきた。

そして、村の資料室に祠に関する資料も見つかった。

子供用の絵本を始めに読んでみた。


昔々、あるところに雪のような髪を持つ魔女がいました。

その頃の村は寒さが厳しく人々は寒さと作物が育たないこと

にお腹を空かせ苦しんでいました。

それを見た魔女は、村人たちをかわいそうに思いました。

そして、冬を越せるよう人々に知恵を授けました。

それを喜んだ村人たちは感謝の気持ちとして魔女のために豪華

なごちそうを用意しました。

しかし、村人たちの苦しみはまだ解決されませんでした。

寒さをしのげる知恵は着いたのですが動物や魔物から作物を守

る術を知らなかったのです。

村人は魔女にお願いしました。すると魔女は、"村人たちに無

駄な血を流さないよう"に条件をつけてその知恵を与えまし

た。人々はその知恵をうまく使い見事作物を実らせ動物や魔物

から身を守ることができました。この出来事が今の雪

祭りとして残っています。 おしまい


次に資料をめくってみる。古いものだと紙がボロボロで読むのに一苦労だった。


資料1

魔女様と村人の過ちについて

✕✕年に見つかった資料にとんでもないものがあった。

村人の懺悔についての日記だった。

-魔女様を私たちは傷つけてしまった。魔女様との約束を破っただけでなく、娘にまで…本当にすまないことをしてしまった-

上のような懺悔がかかれたものが数冊見つかっていた。過ちとはいったいなんなのだろうか?


資料2

祠の謎

あの場所は普段魔物や狂暴な動物の溜まり場で有名だ。

だけど、祭りの日だけはそのものの姿が見えないそうだ。

それがなぜかはわかっていない。それに招待状は、こどもたちだけが届く。名誉なことのようだがその理由はわかっていない。


記事

✕月✕日

少年が神隠しあった。もっとも寒い日に間違って森にはいってしまったらしい。何日も捜索したが捜査は難航している。少年の無事を願うばかりだ。


✕月✕日

少年が祠で見つかった。外傷はなく、寒さで弱ってはいたが命に別状はない。ただ、遭難したショックからか記憶が抜け落ちてしまい、少年の精神的負担を考慮しこれで神隠しの事件は幕を閉じることになった。


誰かの日記「紙が黄ばみ読みづらい」

魔女様の怒りはおさまらずとうとう、封印された…

ちょうど村に魔法つかい様がいらっしゃてその場に居合わせたが、魔法つかい様の息子も…私たちは取り返しのつかないことをしてしまった…


✕月✕日

あの場に居合わせたものから、魔女様が魔法つかい様が封印されたときいた。やむ終えなかったと…魔法つかい様はなにかにショックを受けておられるようだった。いつかは封印が解けるといっていたが、遠い先だといってあとはお部屋からでてこない。一体何があったのだろうか?


✕月✕日

魔法つかい様が、この村に住むことになった。どうやら、何か理由があるようだ。あの日を境に日に日に弱っていく姿が心苦しい。


(これは…神隠しは僕のことだよね?両親から話を聞いたことはあるけど実感がない…それに、祠について夢の中でもでてきたような気がする。)

資料を司書さんに返して祠へと向かう。

祠はいつもは厳重に警備されているが、今日はお祭りを見に行ったのか警備員の姿はなかった。中に入り祠に着くと夢の中と同じ景色がひろがっていた。

泉がキラキラと太陽の光を反射しとってもきれいだ。

泉に手を伸ばした瞬間

「なんで、お前がここにいるんだ?」

さっき手紙を奪ったやつが仁王立ちで睨み付けてきた。

「…」

「黙りか!ここは、神聖な場所だ!でていけ」

じりじりとつめよられ、後ろへと後ずさる。

あと一歩で泉に落ちてしまうことに気づかずついに…

「うわぁ!」

バッシャーン

「!!」

泉の水は冷たくからだがどんどん冷えていく。

着ている衣服が水を吸い込み重くなり、どんどん泉のそこに引きずられもがけばもがくほど沈んでいってしまう。

ボコッ

とうとう苦しくなり意識が保てなくなってきた。

気を失う前誰かが僕に向かって泳いでいるような気がした。


パチッ

目が覚めると草むらに横たわっていた。

驚くことに隣には意地悪なあのこも眠っていた。

「目覚めた?よかった」

そこには夢で見た少女がいた。

白い雪のような髪の毛に透き通るような肌に…

手を伸ばして見る。

すると少女は手を握ってくれた。

少女の手は氷のように冷たかった。

「あのこは悪い魔物にとりつかれていたようだから払ってあげたの。妬みや嫉妬、人の負の感情が魔物を呼び寄せてしまうの…」

悲しげに言葉にだし、ふぅーと息を吐き出した。

「どんな人にもつけいるすきはあって、弱っていると入り込みやすいの。小さなこどもだと付け入れやすいから、毎年この祭りの時に狙われやすいこに手紙を出していたんだけど…」

あのこの手に握られた封筒をジーと見つめさっと封筒をとった。

「やっぱり、お母さん…」

悲しげな声でそう呟くとどこか遠い目をしていた。

「えっと…きみは村では見ないよね?」

「そうね、君たちで言うと魔女様の子供って言うのかしら」

「?」

「私は、見ればなんとなくわかるかもしれないけど人じゃないの。信じてくれるかな?」

「…夢のこともあるし、信じるよ。助けてくれてありがとう。お礼遅くなってごめんね」

「どういたしまして、夢?それってどんな夢なの?」

「えっと話せば少し長いんだけど…」

今までの夢について、そして、図書館で知ったことを全部思い出しながらゆっくり説明した。

話が終わると少し困った表情をしていた。

そして、はにかみ笑いをしながらこう伝えた。

「あなたは生まれ変わりなのかもしれないね。あの時確かに私と彼は命を失ってしまったの。なぜか目覚めると魔女として生まれ変わっていたの」

「そうなんだ。」

「それにしても…魔物も何もかも禍々しい気配が増えてしまっているわ!ちゃんと魔を払ってきたはずなのに…どうして、こんなことに…」

「もしかして封印がとけはじめてるんじゃないかな?」

「…封印の場所」

泉に少女が入ろうとしたとき

ピキッ

ピキッ

何かひび割れたような音が響き渡った。

「封印に亀裂がはいっている…いけないっ」

少女が急いで僕とあのこを守るよう立ちふさがる。

そして、周りが一瞬明かりに包まれた。

ようやく目を開けられるようになると、そこにはおぞましい姿の化け物が泉から這い出ようとしていた。

「お母さん…」

少女は悲しそうに化け物にいった。

少女は近づくが、身体が化け物に触れようとするとすり抜けてしまう。

化け物の周辺はどんどん枯れ細っていく。

恐怖で身体が動かない。

そうこうすると、化け物が目の前に来ていた。

「 … おんなじ目にあえばいい 。」

化け物の手が目の前に迫ってきた。

ひどく冷たくくぐもった声に背筋が凍り、身動きができない。

あともう一歩で化け物の攻撃が当たりそうになったとき…

キーン

まぶしいほどのひかりが目の前を包み込んだ。

光が少しおさまると少年の身体が光っていた。

目の前の化け物は苦しんでいた。

「これは!私と手を繋いで」

少女が手を伸ばしその手をつかむ。

すると、頭の中に映像が流れ込んできた。


「約束をなぜ守らなかったのです…」

そこは泉だったが今と大分景色が違い誰かの目から見た映像だと感じた。

少女の亡骸を抱き抱え泣き叫ぶ過去の魔女の姿があった。

「…」

村人たちは、魔女の放つ禍々しいオーラに身動きできず許しをこうことさえできずにいた。

そんな中ある成人男性が魔女に近づいていた。

「私の息子を迎えに来た…」

魔女は、男には何もいわなかった。

男は泉のそばでボロボロの姿の男の子の亡骸を抱き抱えた。

「…村人のことは、自業自得だ。怒りは私も感じている。だけど、この人たちの命を奪ったところであの子達は戻ってこない。許してやれとは言わないが、どうか怒りを沈めてくれないか」

男は魔女にいった。

その声はとても弱々しかった。

そして、痛々しくもあった。

「村人が、無駄な血を流さないという約束さえ守ってくれればこんなことにはならなかったのですよ?あなたは、自分の息子が命落として怒りを感じないのですか?」

魔女の怒りは静まらない。

「村人たちに知恵を与えるべきではなかった。私のせいでもあるのかもしれない。なら、私は村人と私に罰を与えます」

禍々しいオーラが彼女の周りに集まる。

あたりの植物が枯れはて、息をするのもやっとで気持ち悪さが身体をおそう。

「私の全てを、あのこを奪ったことを命で償いなさい。」

魔女の姿はそこにはなく禍々しい化け物がそこにはいた。

「ば、化け物だー、助けてクレー」

村人は必死に逃げるが化け物が容赦なく襲いかかる。

「あのこはそんなことを望んでいない止めるんだ!」

男が必死に声をあげるが聞こえない。

(時間がない…すまない…)

男は、少女の身体に札をつけた。

すると少女の身体が光を放ち、身体から魂だけが抜け出てきた。

同じように男の子にも札をつける。

二人は魂だけになり、あたりをみまわす。

「僕は死んだんじゃ?おとうさん?」

「あれ??身体がおかしい…」

男は、二人にさっとこれまでのことを手短に話した。

「君たちに封印の基盤になってもらいたい…すまない。他の方法だと間に合わないんだ…」

「あれは…おかあさん?」

「お父さん?」

二人のおさないたましいは純粋で負を封じるためにどうしても必要なものだ。

「君たちに私の封印の力を授ける。これからしてほしいことがある…あの人を封印する為には二人の力が必要だ。」

男の手から光が放たれる。

その間に封印方法について二人に話をした。

そして光がおさまるとすぐに男は、魔女の封印を始めた。

魔女は抵抗するが、攻撃は全てかわされてしまい徐々に魔女の動きが鈍くなる。

そして…

「いまだ!」

「!!」

男の子は魔女の身体を触れた。すると禍々しいオーラが男の子の身体へと移っていく。

女の子は身体をすり抜けて魔女の魂に触れた。

するとまばゆい光があたりを包み気がつくとそこには何事もなかったようにシーンと静まり返り村人は気を失い、男と二人のこどもの姿があった。

「時がたてば、封印は解けてしまうだろう。魔女の力は私では抑えることができなかった。すまない。女の子には魔が魔女につかないように浄化する力を、息子には、魔の力を吸収し力にかえる力、ひきつける力を与えておいた。本当に、こんなことになってすまない」

「いつか、時が来ればお母さんはまたあのようになってしまうんですか?」

「そうだ。ああなれば戻ることは不可能だ。二人はすでに封印の時に人とは違うものになっている。息子は何度も生まれ変わり、封印する力を蓄える役目。君は、母から魔を引き離しこれ以上魔に染まってしまわないようにする役目が賦与されている」

男は二人を抱き締めた。

男にとってもあの封印は相当身体を痛めるものだった。

男の身体は徐々に限界へと近づいていた。

「お父さん、僕、お父さんのこどもでよかったよ」

男は息子を見て微笑み、頭を撫でた。

すると、男の子は寝息をたててねむりについた。

男の子はこれから、力をつける間何度生まれ変わるかは男にもわからなかった。少しでも負担を減らすため記憶を封印することにした。その日が来ればきっかけがあれば戻るように細工を施しておいた。

「すまないが、この後はよろしく頼む…」

少年を優しくなで、少年が光に包まれ転生に移る様子を見送った。

そして、男は姿を消したのだった。


「記憶が戻った…」

少女の手を握りしめて、お父さんが託した力を意識する。

「そう…今度こそ勝とうね」

「そうだね、知らないうちに身体に倒せるくらいの力がたまっていたんだね。今度こそ、君のお母さんを自由にしてあげよう?」

二人はそれぞれの役割を果たした。

男の子は魔女の攻撃をとめ、少女は魔女の命に肉体を通り越して触れた。

魔女は暴れ抵抗するが、二人は協力しながら魔女の抵抗を封じていく。

そしてついに、化け物の姿が崩れ始めた。浄化が成功した。

「おかあさん!」

化け物の姿の中から白い髪の毛の女性がでてきてたおれこむ。

それに少女は駆け出した。

女性の手を握りかたりかける。

「おかあさん!」

うっすらと目を開けた女性は少女を見ると涙を流した。

「私の愛しいこ。ずっと会いたかった。私の大事な」

少女の頬を優しく撫でる。

頬を涙が伝っている。

「私も会いたかった」

「これからはずっと一緒よ」

「嬉しい」

二人をまばゆい光が包み、そこにはもう禍々しいオーラも、化け物もいなかった。

「よかったね」

不意にかたを誰かにたたかれた。

後ろを振り向くと

「父さん!」

「よくやった。さすがは私の息子だ。長い間辛い日々によくたえてくれた。ありがとう。お疲れ様!」

「うん!」

父さんと僕も光に包まれる。

封印が必要なくなったからだ。

「さよなら」

そこには泉と気絶している少年が1人いるだけだった。


ピピピ

「あっ、いけない!遅刻しちゃう」

身支度をする男の子の姿があった。

「早くしないと学校送れるぞ?」

「わかってる、いってきまーす」

勢いよくドアを開け外へと飛び出す。

そこには真っ白の髪の女の子がいた。

「遅いよー」

「うっ、ごめんよ」

二人仲良く目的地へと駆け出す。

今日は、歴史の劇を鑑賞する日で、ギリギリバスに間に合った。

劇の内容は

昔村人が貧しさに困っていると魔女が知恵を授けてくれ、その知恵を使って裕福になるが、約束を破り呪いにかかってしまい不幸になる第一部と


魔女の呪いから村人を救い、村人のその後の話だ。


古い歴史だけど、約束を破ってはいけないという強い教訓になったお話で見るのがとっても楽しみだ。





読み返して付け足したりするかもなのでよろしくお願いします。誤字脱字教えていただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] おかした過ちから、多くを学び、ハッピーエンドで終わってほっとしました。 娘をなくし怒りに燃える魔女と、息子をなくし、それでも村人を庇う魔法使いの対比が印象的でした。 愛しい娘に会えて涙…
[一言] 愛する娘を失った魔女は辛かったでしょうね。 自分が村人に知識を授けたことに端を発した事件なものだから、自己嫌悪も相当なものだったでしょう。 呪われた存在になってしまった魔女を救ってくれた存…
[一言] 交わした約束を破られ、娘を失い、異形のものへと姿を変えた魔女。 息子を失いながら、村を世界を守るために、子どもたちを軸に封印を施した男。 どちらの気持ちも苦しく、切ないものだったことでしょ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ