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水平線上のアルマティア  作者: 深波恭介
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飛翔船

 翌朝、ユーリたちはブラシュと約束をしていた時間にセントポーリアの南東部にある船の停泊所を訪れていた。町を流れる運河は客船や貨物船などの大型の船も通れるほど道幅が広く定期船も出ているが、ここ最近で活発化した魔物たちの動向を受けて大型船の行き来は少なくなっているらしく停まっている船は一隻もなかった。


「あれ、どこにも停まってないけど場所ここで合ってる?」


「渡された住所はここで合ってるよ。ああほら、あそこにポレン運送って書いてる」


 ヴィオラが指さした先には周りの建物よりも一際大きな倉庫が運河に面して建てられておりその壁に青い文字でブラシュから聞いていた社名が記されていた。大型船の修理などで収容するためのもののようで例の新造艦もあの中にあるのだろう。


「へー、どんな豪華な船なのか楽しみだね、ねーアンゼリカちゃん」


「別に」


 手でひさしをつくりながら倉庫の方を眺めていたアイリスはそこできょとんとしたようにこちらへ振り向いた。


「……大丈夫?」


「ああ」


 水筒を片手に飲む気力が湧かないままついてきていたユーリはげんなりとため息をつきながら言った。


 どうやら二日酔いというものになってしまったらしい。


「お水飲んだ方がいいよ。あと汗いっぱいかくとアルコール抜けるんだって。この世界ってサウナとかあるの? ていうか、子どものくせに背伸びしてお酒なんか飲むからそうなるんだよ。ひどかったよ昨日のユーリくん」


「頭に響くから話しかけないで」


「心配して言ってるのになによその言い草っ」


「声張るなよ頼むから……」


 ヴィオラと一緒にホテルまで帰ってきてアイリスと会ったところまでは覚えているのだが、教えてほしいことがあると部屋へ連れていかれてからの記憶が曖昧だった。そこまで酔っぱらっていた覚えはないのだがどうやらそのまま彼女の部屋で眠ってしまったようだ。もちろんアイリスはユーリの部屋だ。


 そんなわけで朝起きたときから気分が悪く、吐き気はあまりないものの頭痛もあってとにかく具合が悪かった。


 断りづらい約束だったとはいえ式に関する大事な予定を前にさすがに緊張感が足りていなかったと後悔ついでに反省していると、倉庫に併設された社屋の方からブラシュがやってくるのが見えた。


「やあみんなおはよう。朝早くから呼びだしてすまないね」


「……おはようございます。こちらこそお忙しいのに時間をつくっていただいてありがとうございます」


「いやいや、気にしないでくれ。それよりどうしたんだ? なんだか顔色がよくないみたいだけど」


「いえ、大丈夫です。あの……今日はアンゼリカも一緒なんですが構いませんか?」


 ブラシュはヴィオラの後ろへ隠れていたアンゼリカへ目を向けるとにこりと笑みを浮かべてうなずいた。


「ああ、もちろん。今日はとても可愛らしい恰好をしているんだね」


「……あの、お邪魔します」


 慣れない帽子にそわそわとした仕草を見せながらどこか気まずげな様子で頭を下げる。三人も口々に挨拶をしたところでブラシュはさっそくといったように倉庫の方へ手を差し向けた。


「よし、じゃあこれから船を案内しよう。まだ作業をしているから少し騒々しいかもしれないが楽しみにしておいてくれ」


「ブラシュさんが案内してくれるんですか?」


「うん、本当は開発責任者の方に頼みたかったんだが別の予定が入ってしまってね。ただわたしもあの船の建造には関わっていて内部構造はしっかりと把握しているから安心していいよ」


「はあ……」


 そうしてブラシュに連れられユーリたちは倉庫の方へ歩いていった。遠くからでも倉庫の中で大勢が話している声がざわめきとなって届き、アンゼリカがそわそわとした様子でキャスケット帽をぎゅっと頭に押しつけた。


「あの中にある船はずいぶんと長期に渡ったプロジェクトがようやく完成したものなんだ。話を聞けばきっときみたちも驚くと思うぞ」


 そう言ってブラシュはユーリとアイリスに笑いかけ、二人はどういう意味なのだろうと顔を合わせた。


「なにか特別な装置でもついてるんですか?」


「間違いなく歴史に残る世紀の大発明と言っていいだろうね。実際に動いているところを見たときはとても興奮してしまったんだが……と、ひとまず実物を見てもらおうか」


 案内された倉庫の中はドックになっており外へ繋がるゲートから伸びた水槽へ巨大な船が浮かんでいた。それ自体は取り立てて驚くほどのサイズではないものの、一般的な蒸気船などと違って金属でつくられているようで白黒のツートンカラーの船体の各所で作業員が式典に向けた飾りつけをしている最中だった。


 既存のものに比べれば近代的な見た目ではあったものの、一見すると変わったところは見当たらない普通の船だ。怪訝に思いながら見上げていると同じように船を見上げていたブラシュが柔和な笑みをこちらへ向けた。


「これがサポネとヘリオスの両企業が共同開発をした飛翔船のフェアリーエール号だ」


「飛翔船……?」


「ああ、これは従来の蒸気船に魔導術の技術を応用した船でね。転生者であるユーリくんたちにはこれがどういった船なのかなんとなく察しがついてるんじゃないかな」


「……もしかして、空を飛べるんですか?」


「そうだ。きみたちのいた世界では既に実用化されているらしいが……我々もようやく空を駆ける翼を手にしたんだよ」


「こんなものが空を飛ぶだと……? はっ……そうか、これがあの機動戦艦……だが無重力発生機構はカスミのオリジナルのはず……」


「翼がついてあるようには見えませんが」


 ヴィオラたちは微かな動揺と共に驚きを露わにしていたがそれは飛行機を知っているユーリもあまり変わらない感想だった。


「あんな形じゃ揚力もないのにどうやって飛ぶんだろ……」


「揚力ってなんだ?」


「飛行機が飛ぶときにいる力のことだよ。あの翼に風が流れると上と下で圧力が変わるようにつくられてて、その差で上向きに持ち上げる力が働くの」


「説明下手かよ、全然わかんねーよ」


「自分の理解不足を棚に上げないでくれるかなー」


 ぐにーっと頬を引っ張られたが気分の悪さで抵抗する気力も湧かずユーリは彼女の手をぽんぽんと叩きながら謝った。


「痛い……」


「だから、ロケットみたいなものすごいジェット噴射で飛ぶのかなーって考えてたの」


「アイリスにしては小難しいことを知っているのですね」


「あたしがいた世界では空を飛ぶって当たり前のことだったんだ」


「無重力発生機構が実在していたということなのか?」


「は?」


「魔導術って言ってたの聞こえてなかったのかお前ら……」


 ユーリはそう言って頬を擦りながら船を見上げた。


 やろうと思えばユーリもリフレクトエアを用いてある程度空を飛ぶことに近い芸当はできる。だがそれは飛ぶというより連続して風で押し上げているだけだ。あれだけ重たい物体を長時間飛行させるのは技術的にも身体的にも不可能に近い。ように思えた。


 いったいどんな理屈で空を飛ぶのか疑問に思いながら目を向けるとブラシュはそれをわかっていたようにうなずいた。


「フェアリーは未だに実態がよくわかっていないエネルギーで多くの学者が現在も研究を続けていて、その中でもフェアリーとは非常に比重の大きい分子のようなものであるという説が有力なんだ。魔導術の解放によってエネルギーを失ったフェアリーは周辺環境の影響を受けて再び魔導術の源となっていくことは以前から知られていたけど、どうやらこれは魔力をはじめとした酸素や窒素といった大気中の分子を取りこむことでエネルギーへと変換しているらしい」


 話がはじまった途端にそれまであまり興味がなさそうに船を見上げていたアンゼリカもブラシュへ顔を向けた。理解できるかどうかはともかくとしてこういった話には関心があるのだろう。


「フェアリーはそのようにして手当たり次第に分子を取りこみ殻内をエネルギーで満たしていき、その状態からさらにエネルギーの大きな分子を見つけると殻内の分子を切り離し、結合を繰り返すことで徐々に組成を安定させながら我々の周りを漂っているんだね」


 その仮説はおそらく合っている。フェアリーは魔力と結合しやすいものの、それを含んだフェアリーがいるのは魔導術を使った直後だけだからだ。エネルギー的に有用でないからという理由もフェアリーの消耗で起こる威力の低下と一致する。


 ただ、殻内の分子を入れ替えながら安定化させていくとするなら最終的にすべてのフェアリーは同一の性質を持ったものになるはずだ。けれどそこに漂うフェアリーの種類は場所によって大きく変わる。


 あくまで仮説の域を出ないため真相はもっと違う結論になるのかもしれないが、それはともかくとしてフェアリーに対してそこまで研究が進んでいることに純粋な驚きがあった。


「つまりフェアリーは地上ほど濃く上空へ行くほど薄くなるということになるわけだ。飛翔船はこれともう一つフェアリーが持つ特性を利用して空を飛ぶんだよ」


「魔導術を使うわけじゃないんですね」


「それが現実的な手段でないことはユーリくんもよくわかっているだろう?」


「まあ……」


「我々には馴染みのない言葉だから理解するのは難しいかもしれないが……ユーリくんとアイリスさんは電磁波というものを知っているかい?」


「……ぼんやりとはわかります。アイリスは?」


「うーん……説明できるほどは知らないけど、電波でしょ?」


「電磁波とは電流の流れるところで発生するエネルギーを持った波のようなものだ。ヘリオスでは既に電波が普及していて一般の家庭などでもこれらを利用した道具が使われているんだけど、フェアリーはこの電磁波の影響を受けることで強い極性を帯びることがわかってね。これは安定したフェアリーへより顕著にその傾向が現れる」


 ブラシュの解説は多少そういった知識を持っていたユーリたちにも難しく、最初から眠たげに話を聞き流していたナーガはともかくアンゼリカやヴィオラでさえも頭上にたくさんの疑問符を浮かべているようだった。


「極性を帯びてもフェアリーは液体のような性質を持っているから互いに反発することはないんだ。大気中に漂うフェアリーは常にその濃度を均一化させるように振舞い、局地的に消失しても周辺から他のフェアリーが集まってくるだろう? だから電磁波を使えばフェアリーを強力な磁石のようにも扱うことができるってことだね」


 そこでブラシュはついてくるように促しながら船の方へと歩きだした。


「この船の底面には電磁波を発生させる装置が搭載されていてね。飛行時にはこれを使って下方向へのみ反射させ電磁波を放つんだ」


「それで飛べるんですか?」


「この船の心臓部は超伝導体となる金属で構成されているからね。超伝導体というのは──」


「……マイスナー効果」


 不意にアイリスが小さな声で呟いた。思わず口をつぐんだブラシュはすぐに感心したような笑みを彼女へ向けながら訊ねる。


「そちらではそう呼ぶのかい?」


「あ、はい……超伝導体の反発作用の話、ですよね……?」


「よく知っているね」


「いえ……なんとなく覚えてただけで……」


 アイリス自身もそれを知っていたことに驚いている様子でぎこちなく苦笑いを浮かべており、思いもしない博識な一面を目の当たりにしてユーリはこそっと隣にいたナーガへ耳打ちした。


「……なあ、もしかして俺ってまだ寝てる?」


「いえ、何者かがアイリスに成りすましている可能性を危惧すべきかと」


「聞こえてるわよ二人とも。これくらい高校生だったらみんな知ってるんだってば」


 むっとしたようにじろりと睨みつけられてユーリたちは互いに顔を見あわせた。前に勉強はよくできた方だと言っていたのは本当だったらしい。


「アイリス、その超伝導体というのはなんなんだ? わたしにもわかるように教えてくれるとありがたいんだが……」


「マイナス何百度とかで冷やした金属のことだよ。ざっくり言うと超伝導体にはマイスナー効果っていう磁場を遠ざける作用があって、重たい金属なんかでも宙に浮かせることができるの。だからフェアリーとも磁石みたいに反発させて空を飛ばすんじゃないかなって……ですよね?」


「その通り、さすがは転生者だ。我々よりもずっと先へ進んだ知識の下地がある」


「いえ、そんな……たまたま知ってただけなので……」


 話の内容を理解しきれず解説を求めるアンゼリカへ困った様子でヴィオラが説明しているのを尻目に船を見上げながらユーリはその理論をにわかには信じることができずにいた。


 そもそもフェアリーにそんな性質があることすら知らなかった。当然ながら飛行実験は済ませてあるはずなのでちゃんとこの船は空を飛べるのだろうが、それでもやはりこれだけの重量がある物体を磁石の反発だけで飛ばすには無理があるように感じる。


「魔王様もこういったものに乗ったことがあるんですか」


 隣に立って船を見上げながらナーガが訊ね、ユーリは首を振りながら小さく笑みを浮かべた。


「たぶん乗ったことはないと思うけど……できれば乗らずにいたいな」


「やはり魔王様もお空が怖いですか」


「……怖いな、いろいろと」


「ははは、大丈夫だよ。戴冠式ではそこの水路でお披露目をするだけだからね。この船が運用されるようになるのはもう少し先だ。さあ、それじゃあ船内へ入って式当日の流れなどについても説明をしていこう」


「お願いします。ヴィオラ、行くぞ」


 そう呼びかけると難しい顔をしていたアンゼリカも納得がいかない様子で首を傾げてから帽子を被り直してこちらへやってくる。そうして船内へ続く階段に差しかかったところで頭上から声が聞こえ、作業服を着た初老の男と共に士官服を着た女が降りてくるのが見えた。


 ちょうど鉢合わせになるタイミングだったので二人のために道を開けながら、さっきブラシュが言っていた別の予定とはこのことかとユーリは気がついた。


「では制御系については徹底した事故防止策が講じられているということですね」


「ええ、それはこちらも念入りに実験を重ねておりますので、事故が起きる可能性は極めて少ないかと……」


「万に一つでもあっては困るんです」


 女の方はなにやら高圧的な口調で男はすっかり委縮してしまっており、どことなく近くにいた作業員たちも緊張している様子が感じられた。戴冠式に向けての下見なのだろうかとあまり目を合わせずに考えているとすれ違ったところで不意に女が足を止めた。


「……どこかで見た顔だと思えば、ユーリ・ホワイトガーデンさんではありませんか」


「え?」


 突然呼びかけられユーリは驚きながら相手へ振り返った。威圧するように近寄りがたい冷たい雰囲気を漂わせている女だった。その襟元に中佐を示す階級章がついているのが目に入る。一見すると三十代ほどの年齢に思えたがよく見るとさらに一回りほどは歳を重ねているようで、彼女から並の魔導士にはない分厚い魔力の波動を感じ取ったユーリは直感的に相手の正体に気がついた。


「お会いするのははじめてですね、ウィエ公爵」


 その言葉を聞いた瞬間にアイリスたちへ微かな緊張が走った。


 この女がホージュ・ウィエ。対峙しただけで彼女が底知れぬ実力の持ち主だということはすぐにわかった。


「ご活躍はかねがね伺っています。なぜあなたがこんなところにいらっしゃるのかは存じませんが……カナード総務相?」


「彼らには戴冠式で王子の護衛をお願いしようと考えていましてね。他の者たちへの混乱を招くことが予想されましたので秘密裏に依頼していたんです」


「一般人である彼を王子の護衛に?」


「実力が充分であることは中佐もよくご存じでしょう? 彼はオートンシアを救った英雄です」


「ご本人にはその自覚がないようですが。それに……」


 ちらりと冷徹さを感じさせる瞳がユーリを射抜く。微かな侮蔑の色がそこには浮かんでいた。


「ユーリさんはもう魔導士としては役に立たないでしょう」


「ウィエ中佐」


 咎めるようにブラシュが呼びかけたがホージュは悪びれた様子もなく髪をかき上げると呆れたようにため息をついた。


「そんな体たらくでよく護衛を引き受ける気になりましたね」


「こちらも事情がありまして」


「どのように差し迫った事情があるのかは存じませんが、王子のために命を懸ける覚悟がないのでしたらいまからでも辞退なさってください。あなたのように半端な方がいるとこちらも迷惑です。それでは」


 顔色一つ変えることなく冷たく言い放つとホージュはこちらの返事も待たずに歩き去ってしまった。


「……なんなのあの人、失礼すぎない?」


 彼女の姿が見えなくなったところで不愉快そうに眉をひそめながらアイリスが言う。それに同調しながら顔をしかめていたヴィオラがぽんと肩を叩いた。


「気にするんじゃないぞ、ユーリ。それに彼女は……」


 王子の暗殺を企てているかもしれない相手だ。


 そう言いかけたところで咄嗟に口をつぐんで代わりにため息をつく。なんとも言えない表情を浮かべていたアンゼリカがこちらを見上げた。


「言い返さなくてよかったの」


「言わせておけばいいのさ。やることやってりゃ勝手に静かになる」


「……すまなかったねユーリくん。彼女がここへ来ることはわたしもさっき知ったんだが、先に言っておくべきだったよ」


「いえ、本当に気にしていないので大丈夫です。だからナーガもそういらいらするなよ」


 ホージュが去っていった出口の方をじっと睨みつけていたナーガへ冗談交じりに苦笑いを向けてみると、彼女は拳がぶるぶると震えるほどきつく握りしめていた。想像以上の怒りようにユーリはほんの少しぎょっとした。耳を近づけると骨の軋む音まで聞こえそうだ。


「ナーガ」


「……あの女が本性を現したときはナーガが確実に始末します」


「いや、怒りすぎだって。空気空気」


「ナーガはとても悔しかったです」


「……わかってるよ、ありがとな」


 ぽんと頭に手を乗せながら笑いかける。ナーガは小さくうなずくとようやく拳を緩めた。

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