私と筆が乗るときの気分
お話のアイデアが思いつく瞬間で「特にこういう時は思いつきやすい!」っていうの、よく聞くじゃないですか。
小説って頭の中を文にしてアウトプットする物だと思うので、そう言う風に頭の中がダイレクトに影響するものだと思うんですが、不思議と「このテンションの時は書ける!」って話は聞かないんですよね。
私の場合はそれなんですけれど、兎に角気分が落ち込んでいる時じゃないと筆が進まないわけなんです。
私だけなんでしょうか? 聞いたことが無いので、そんな気はしますが。
例えるなら私の小説って嘔吐物なんですよね。 辛くて、苦しくて、吐き出したいものが溜まった時に文にしてここに吐き出してるんですよ。 平たく言ってゲロなんですよね。
でも、インターネットで自分の小説を投稿したり、他の方々のお話を読んで、段々分かってきたというか、私の書き方が変なことに気がついてきまして。
今までは好きな本だけ買って読んでたので、その違和感にも全然気がつかなかったんですよね、自分が気になったものしか読まなかったので、凄く偏っていたみたいで。
どちらかといえば、多くの方の小説って料理なんですよね。 こうしたら美味しいだろうって作って、食べやすさを考えたり、味付けを変えてみたり。 そう言う作り方をしてて、小説一つでもやっぱり捉え方は全然違うんだなあって思い知りました。
私はずっと小説はゲロだって思ってきたので、未だに吐き出す事でしか生み出せないわけなんですが、料理に並べてゲロを出してるのが、何だか申し訳なくなってきまして、本当にこれでいいのかなぁって最近悩んでます。
あと、やっているネットゲームにアップデートがきて、未来の自分が宇宙をも滅ぼす存在になったので倒そうっていうクエストが追加されたんですが、それの演出が熱くて。
最近は気分がポジティブ気味なのであまり筆が進まなくなってしまいました。
でも大丈夫です。 私は社会不適合者なので、労働の日が続けば自然とどんどん気分が落ち込んでいきますので、またこういった感じでゲロを大量生産できるようになると思います。
いや、本当はゲロじゃなくて、料理作りたいんですけれどね。