私と情景描写
昨晩一人小説の書き方を学ぼうと色々読み耽っていたら、ふと重大な事に気がついてしまいました。
このエッセイをもしも以前に読まれた事がある方は、「こいついつも重大な事に気づいてんな」とさながら迫真の空手部へのテンプレートが頭を過るくらい毎度のことだとあきれ返る事でしょう。
ですが今回は、群を抜いて致命的な過失に気づいてしまったのです。
更にもしもを重ねて、私の投稿作品に目を通した事がある方はお分かりになられる事だと思うのですが、私の投稿作品には、全くと言っていいほど情景描写が存在しません。
これは意図的ではなく、純粋に私の余りにも初歩的なドマヌケ技量不足とすらも言えないような、知識不足といいますか、なんと言えばいいのやら……
そんな状態のものを投稿して、やったぁお話が書けたぞ!と一人悦に入ていた訳ですから、もうなんというか、気付いた直後はただただ自分の愚かさに打ちのめされました。
何故こうなってしまったのか。 言い訳を考えるに、人に読んでもらうという事をまだまるで考えていなかった。 という純然たる事実が一つ。
それだけではあまりにも救いが無いので、もう一つ逃げ道として理由を考えるに私の日々の生活が影響していると考えました。
私は普段の生活で人の顔を見なければ、服装や仕草も一切見ません。 興味が向けば凝視するのですが、兎に角自分の興味があるもの以外はまるで目を向けない視野狭窄の人間失格生物でありまして。
故に私が生み出す登場人物もブツブツと独り言を漏らすばかりでそれ以外は何もしないという有様になってしまったと考えられます。
そんなわけでこれからは反省とともに情景描写を学ぼうと、決意した訳です。
ああ、お恥ずかしい。 今回ばかりは中々ショックでした。