私とお話の掴み
前回、前々回より引き続き、凄く初歩的な事を言いますが、お話は最初が一番肝心なのです。 自分では後半のここが一番良いんだ!とか、中盤のここからが!と思っていても、エスパーでない限りそんな事、初めてお話を読む人には伝わらないのですから、最初が面白くなければ読者は読まないとの事で、私もお話を読むので散々経験します。
私は特に偏食なので、序章はおろか剣と魔法とか、オークやケンタウロスとか、西洋神話的ファンタジーは馴染みが薄過ぎて中々受け入れられず、あまり読み進める事ができません。 とはいえ私個人の趣味嗜好の話で、剣と魔法の西洋神話ファンタジーはお話の王道なので寧ろ掴みとしてはかなり上位の方に入るでしょう。
さてそういうわけで面白い序盤をどう作るのか?私は日々悩んだり、自分の過去の作品を見てコイツは面白い序盤だったかなぁと振り返ったりするわけですが。
もうね、全然面白くないの 序盤が。
前回書き殴った通り、私が初めて人に自分の創作を公開したのはココが初めてでしたから、読む人の事なんて自慢ではありませんが、これっぽっちも考えた事はなく……書きたいところへの繋ぎとしか考えていなかった自分を恥じている状況です。
そんな訳で、結末と持って行き方まで決めたお話は現在3本ほどあるのですが、どれも面白い序章が考えられなーい!という事で、皆さんの作品を参考に必死に練っています。
見比べれば見くらべるほど感じる事は、兎に角私の作品には広がりがありません。 序盤で終盤までの展開が決まってしまっているのです。 これは非常にまずいというか、結末だけで良いじゃん。 といった感じなので、兎に角広がりが感じられる序章を書けるよう、頑張りたいと思います。