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プロローグ

ド素人の処女作です。

書くこと自体が苦手で更新は遅くなると思いますが完結にむけて頑張りたいです。

文法もできるだけ読みやすいように頑張っていきたいです。

三点リーダーなど修正しました。


 少女は求める。

 従者として供に生きるものではなく生涯を共にする存在を。


 少女は求め呪文を唱える。

「我が名はユアナ・オープナー、盟約に従い我に答えよ! 」

(お願い……来て)


「我を守りし使い魔よ、来たれ! 」

(もう……一人は嫌)


 体から大量の魔力がながれだし、召喚の儀を執り行なう部屋に光が満たされ大地が揺れだす。

 

 誰もが成功したと思った瞬間、光の奔流がおさまった。




「し……っぱい?」


 そこにあったのは召喚する前と変わらない風景だった。




 ------------------------






 ボーン  ボーン……


 リビングにある時計が午前9時の音を鳴らす。

 平日、ソファーに座ってボーっと時計を見ている俺の名は盾地小太たてちしょうた17歳 学生


 平日の午前9時といえばもう学校では授業が始まっている時間。なのに彼が自宅のソファーで放心している訳は一昨日のことであった。


 空手部が終わり帰宅途中に不良共に絡まれたのだ。顔がむかつくだの180センチある図体がうざいだのてめぇを倒せば俺最強だの、なんだかんだと理由があるらしい。不良の殴る蹴るの攻撃はそれなりに場数を踏んでいるのだろうが、本気で武術を習い鍛えているせいかあまり痛くないので急所は軽くいなして捌き、そうでない場所は適当にくらっていたのだ。


 そうしていると一人の不良がとうとうキレたのか。


「こんの短髪がぁあああ! 」


 と、それ悪口なのか?と疑問に思うことを叫びながらなんと右手にナイフを持ち突進してきたのだ。さすがに今までケンカ売られてきてナイフ持ち出されたのは初めてだった小太は、向かってくる右手にナイフを持つ手を左手のひらで自分の右後ろに流した。そこで「ナイフはよせよ!」というつもりで右手のひらを相手に向けていた。するとどうでしょう身長差のせいかその手のひらは不良の頭の位置だった。そして不良は突進力と受け流された慣性で自らそこに置いてた手のひらへ衝突。


 みごとなカウンターが決まってしまったのだ。


 その後は怒涛の展開だった。掌底くらった不良は白目向いて口からは蟹のごとく泡を吹き出していた。他の不良どもは「うわぁあ、殺っちまたぁ」と怯えまくり逃げ出した。小太も殺っちまったと思いオロオロあたふたしつつ救急車を呼ぶ。診察結果は脳震盪と軽いムチ打ちで後遺症は無いだろうとのこと。そして昨日学校で、ケンカと病院送りにしたことで退部になり自宅謹慎となったのだった。


 彼は放心しながら思う。


 (後遺症無くてよかった)


 誰かを守りたいという思いから体を鍛え、空手を習ってきた。その手で誰かを殺めてしまったらと思うと体に怖気がはしった。



 謹慎ということですることも無くテレビのニュースを聞き流していた。ニュースでは今日のお天気など、まもなく日食が始まるだの、どっかの偉いさんが号泣会見しただのを話していた。


 それも飽きてきた小太はおもむろに立ち上がり


「走るか」


 とジャージに着替えボトルポーチにスポーツドリンクを入れ準備する。※謹慎中の外出は違反です。



 小太は走る、1キロ4分ペースでかれこれ30分走っただろうかいつもの10キロコース。このままいけば40分切れるかもと腕時計を見ながら汗まみれの顔に笑顔が浮かぶ。すれ違ったおばちゃんがその顔を見てビクッっとした。


 そう、小太の顔はかなり強面なのである。不良に絡まれる最大の理由といっても過言じゃない。高身長、黒髪短髪、空手をやっているためゴリマッチョ。その上強面で汗まみれの顔がニヤリと笑えば泣く子もドン引きだろう。女性の前ではどうしても上がってしまうし口下手になり頑張って話そうとするとさらに顔が凶悪になってしまう。自分ではさわやかに笑ったつもりなのだが……


 走っているとふと気づく。なんか暗くなってきたなと空を見れば太陽が欠けていた。


「ハァ、そういや日食、て、ハァ言ってたな、ゴクゴク」


 水分補給してそう呟き信号に差し掛かるとちょうど青だったためスピードを上げる。すると向かいから小さい女の子の手を引いて横断してくる女性が居た。二人も日食を見ながら歩いてるようだ。



 その時、一台のトラックが走ってきた。


 信号赤だし止まるだろうと思ったが小太は見た。日食見上げてるドライバーを。


 止まらない! そう思った小太は全身が一瞬で冷え、いつの間にか全力で走っていた。

 

 世界が止まり白黒になる。トラックも親子も止まる。その中で自分が走ってるような錯覚に陥っていた。

 

 確実にぶつかると思ったときなんとか二人を突き飛ばす。突き飛ばしたことでケガするかなぁ、でもぶつかるよりかは……


 いいよねと思った瞬間小太は跳ね飛ばされた。


 どれだけ飛ばされたのか、どれだけ転げまわったのか分からないがやっと体がうつ伏せで止まった。

 

 寝転んだ状態でなんとか混乱が醒めてきて自分の状態を目を閉じたまま感覚で確かめる。額を打ったのか血が出てる。体はなんとか動き上体を持ち上げる。腕も折れてないし打撲だけのようだ。自分の頑丈さに化け物かとさすがに思った。


 すると目の前に突き飛ばした親子がこちらを震えて見ていた。お母さんが美人だと分かり体に緊張が走るが、どうやらケガはないようだ。

 

 安心させようと小太はさわやかに。


 にぱっ!「ケ、ケガ!……ありましぇんか!?」


 噛みつつも笑いかける。すると子供どころか母親まで突然泣き出してしまった。


 ああ、無事と分かって安心して泣き出したのか、と安心したと同時に頭がふらつき、小太は意識を手放した。









 (お願い……来て)



 ん?




 (もう……一人は嫌)


 んんぅ。


ズズゥン……


 小太はうつぶせのまま目を覚ます。


 (なんか夢みてたような、それに、地震か? なんか揺れてる)


 たしかトラックに跳ね飛ばされて意識を失ったのを思い出す。

 てことはここ病院なのか?と上体を上げると目の前に。



 緑色した小さいおっさんがいた。

この1話書くだけで半月かかりました(笑

いかに書くのに向いてないのかが分かります(涙

そのぶん誤字、脱字が無いようにしていこうと思いますが、もしあったらスイマセン

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