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第三話

よし、第三話完成!!楽しんでいけるなら良いかと(^∇^)ノ

取り敢えず馬車を出発させて此処から約三時間程先にある街へと向かうこととなった


先ず国についてだが…冒険者のリーダー…俺を運んでくれた人に大国から説明してもらおう


「一番でかいのはウラヌス帝国だな……地図で言うなら大体こっから此処までだ、人間主体ではあるが兵士や住民に巨人族や魔族が多いのも特徴だ」


馬車の中で地図を広げて見てみる、現代風に言うなれば中国よりも少し大きい範囲と目される規模で相当でかい国になるな


「次に聖シルヴィアント神皇国、此処は結構あちこちから嫌われてるがそこそこでかい…まぁ常に寒気に包まれていると思ってくれりゃそれで構わねぇよ…ついでに言うなら人間以外は殺すか奴隷の2択しかないのも有名な話だ」


聖シルヴィアント神皇国…勇者を召喚した俺の標的が居る国だな

現代風に言うなればロシアとほぼ装飾ない規模と言えば判るはずだ…

しかし人間至上主義とは呆れた話だ


「んで次、人族も住んじゃ居るが大半が魔族の魔国、ここは近接戦の出来る魔法使いがやたらと多いのが特徴だな」


「魔族……ね…」


この世界の魔族は褐色肌に赤目が共通であり魔力が人間の軽く倍はあり魔王ともなれば十倍はあるそうだ

だが魔王は代々平和主義者であり魔族も好戦的とは言い難く人間と変わらない生活をしているのだ

それを認めたくないシルヴィアント神皇国は魔王を悪逆非道で魔物や魔獣を操っている化け物だと各国に流布している

しかしグラビリアン王国の王は魔王と中が良く交易を頻繁にしている…がそれが神皇国を更に魔族嫌いを増長させているのだが…

グラビリアン王国に関してはこの後説明しよう

ウラヌス帝国はシルヴィアント神皇国を完全に敵視しており

国境にグラビリアン王国と魔獣が居なければ攻め滅ぼしている程の嫌悪感を示している

後魔族の大半は美男美女らしい



「その次が砂漠と狩りの国グラビリアン王国、此処は初代国王が魔獣を狩る冒険者から成り上がった国だが国と民が団結してる分他国からは攻め込まれずらい上帝国と神皇国との国境にゃD〜Aクラスの魔獣や魔物がうようよしてっから余計にだな、ここの国の傍には迷いの森と呼ばれる一種の樹海が存在していてな……ちっと特殊なんだよ」


現代風に言うなればモンゴルがある場所だ

だが砂漠と魔獣の自然の防壁とは凄まじいものがあるな……


「特殊とは…なにか不都合なものでも存在するのか…?」



「不都合じゃねぇな……エルフが住んでんだよ、んでそのエルフの里の傍にはキングオークの群れが住んでる………つってもこのキングオークは実は敵じゃねぇんだよ」


「……キングオーク、師匠から聞いた話じゃAAランク以上の凶悪な魔物と聞いたが……」


「そりゃ野生のキングオークだな、このエルフの里の傍に住むキングオークの群れはエルフを守ってんだよ……主食は野菜だから人を襲わねぇし見た目なんかスゲェ筋肉の塊の厳つい猪頭だ……野生のキングオークは腹ぶよぶよの巨体に豚頭だから判りやすいぜ」


そりゃそうだろう……オークと言えば豚頭にぶよぶよの腹、女と見れば襲い掛かり子を孕ませるエロゲーの有名設定だ

それにオークがエルフや人間と共存など初めて聞いたぞ

詳しく聞くとそのキングベジタリアンオーク(主食か野菜の為)はエルフが街に行く時に護衛をし逆にエルフ以外の種族がエルフの里に入るときには監視と案内を兼ねて厳しくチェックする役目があるそうだ

戦闘能力ならば魔物であるキングオークを凌ぎSランクと肩を並べるほどだそうだ……凄まじい戦闘力だな

普段は畑を耕したりエルフと一緒に精霊と共に生きている穏やかな種族だと話してくれた

その後もいくつもの小国がひしめき合う多国家連合であるブリリアント連合

商人達だけで作り上げたバミューダ交易都市等があるらしい

まぁ当分は行くことが無いから問題は無いだろう


次に通貨だが今話したバミューダ交易都市を基準に各国が合わせていると言うのが実情らしい

500年ほど前までは国ごとに通貨があったがレートがバラバラな上使われている通貨の質もバラバラだった為まともに交易が出来ず戦争が頻発していたそうで、それを見かねた……と言うより利益が出なかった商人達の怒りのストライキにより商品が入らず各国が疲弊していった

普通戦争が起きれば商人は儲かるのだが各国の通貨の質がバラバラな為儲けよりも赤字が続いたそうだ

これにより商人達の怒りのストライキが勃発し各国の中間地点にバミューダ交易都市を作り通貨を共通にした事で商人が戦争を抑える状況になったのだが……まぁそれに反発したのがシルヴィアント神皇国だが大国に小国家連合が有無を言わさずに黙らせたそうだ


まず白金貨一枚で金貨千枚と同価値、日本円で大体十億円に近いと考えれば言い

次に金貨一枚で銀貨百枚と同価値、日本円で一千万

銀貨一枚で銅貨百枚と同価値、日本円で大体一万円

銅貨一枚で賊貨百枚と同価値、日本円で百円だ

賊価一枚で一円と考えてくれれば簡単だ……これが現在の通貨価値だそうだ


そして種族だが基本的には人間、獣人、魔族、竜人族、エルフ族だ

先ず人間だが身体能力は他の種族に比べ劣るがスキルや魔法を駆使し陣形を使い集団戦闘に秀でている

そしてとにかく数が多い事が他種族に対し圧倒的なアドバンテージを持つ


次に獣人だ

狼人族、猫人族、獣虎族、狐人族、狸族、猛牛族、リザードマン、ケンタウロス

中々に豊富に存在する

それぞれ身体能力は人間に比べると圧倒的ではあるモノの悲しいかな魔力が少ないのが欠点ではあるもののその身体能力は馬鹿に出来ないものである


その次に竜人族だ

リザードマンと比べて竜の血を濃厚に受け継いでいる為凄まじい人間の五倍の身体能力に倍の魔力を持ち寿命は大体300年程いきる驚異的な種族である

見た目は人間の姿に竜の角を持つ姿であり西洋竜の姿に変身すると更に強さが増すのが最大の特徴でもある


そして魔族とエルフ族だが……

長い耳と人間の十倍以上の魔力を持ち寿命は最大500年上位種であるハイエルフや魔王になれば千年以上生きるそうだ

そして火、水、土、風、雷、光、闇の精霊が存在し、その精霊と共にあり精霊の力を借りて戦う魔法、精霊魔法を用いる事が可能である

人間も一部ではあるが精霊魔法を用いる事が可能であるもののエルフや魔族に比べるとやはり劣るそうだ

ちなみにダークエルフやハーフエルフも居るが別に差別されたりはしていないらしい

理由は単純に戦い方が違うためエルフは後衛、ダークエルフは前衛と割り振れるしハーフエルフは精霊魔法以外にも魔法を扱えるからと言う事らしく以外にも認められているらしい


これ以外にも妖精族やドワーフが存在するが基本的には戦闘をしない種族が多いそうだ

個人的にドワーフには会ってみたい


そして魔物や魔獣とは別に龍族が存在しその強さは一種の災害とも言える強さであり過去に国一つを簡単に消し飛ばす程の強さを誇るが古代種ともなれば千年以上を生きる上、言葉を解し、もし倒すのであれば人類総出で八割の損害を覚悟をせねばならない程の強さを持つ

次に鉱石の事を聞いてみた

オリハルコンが一体どの程度の価値なのかを知らなければ鍛冶に使えないし武器として狙われかねない


詳しく聞いてみたところ中級冒険者、ランクで言うならD〜B級の冒険者なら最低一つはオリハルコン素材の武具を持っている程にそこそこ流通しているそうだ

鉱石のランクで言うならば大体こんな感じ

青銅石一キロ=銅貨10枚

鉄鉱石一キロ=銀貨1枚

銀鉱石一キロ=銀貨15枚

ミスリル一キロ=金貨1枚

オリハルコン一キロ=金貨5枚

アダマンタイト一キロ=金貨50枚

そしてドワーフが作り出した合金になれば価値が凄まじいものとなる

ミスリルとオリハルコンの合金、オリハルコンとアダマンタイトの合金ともなれば最低金貨100枚となるが合金によって作られ鍛えられた武器は一種の伝説の武器とも言える威力を発揮するそうだ



「長々と済まなかったな……情報ありがとう……助かった」


「気にするな……知らなかったのなら知っておくべきだからな」


「そういやシルヴィアント神皇国に勇者が降臨したと言っていたが……どんな勇者なんだ?」


「勇者は男女含めて八人だ…」


「八人!?一人じゃないのか!?」


「そうだ……そして勇者の半分は……理解不能な事をするんだよ」

「理解不能……?」


端的に言うと勇者は八人存在し男二人女二人の四人は未だにシルヴィアント神皇国で特訓中で残りの四人は神官や騎士を引き連れ各地の村や街に行き獣人が居れば異教徒だと罵り重傷を負わせ、魔族を見付ければ有無を言わさずに殺そうとしているが未だに成功したためしが無いらしい

何故成功し無いのかは村や街の人間が裏道を教え匿い兎に角住民同士協力して防いでるようだ


「……勇者とは名ばかりの犯罪者じゃないか……!!」


「そう言うことだ……俺達冒険者は会うことは中々無い……だが勇者と出会った奴から聞いた話だとかなり見下したような口調で神の名の元に好き勝手やってるそうだ……」


「……洒落になってないな……」


だが管理者の言では一人だけを始末すれば良かったがこれでは七人追加せねばならんか………やれやれ中々うまくいかんものだ


「そういや名乗ってなかったな……俺はクラン、鉄壁砦のリーダーをやってるクランクだ、んでそっちのハゲがチック、今御者やってるのがダラナだ」


「改めて、俺はサカジマ・セイヤ…冒険者志望だ」


互いに名乗りあい、クランクとチックと握手し自己紹介を終え、商人であるトライネンさんとも互いに自己紹介をしこれから向かう街、……グラビリアン王国、王都グラネストへと向かっているらしい…まで宜しくお願いしますと頭を下げたのだった


トライネンさんの話によれば王都まで幾つかの村を経由するため到着は三日後を予定していると聞き俺はこれからの事を少し整理して考えてみようと思う


まず俺がしなければならない事を整理して順番に考えようか……

・現在の自分の強さの確認

・この世界の冒険者の強さの確認

・新たな武器、防具の製造

・勇者の始末

・大盗賊の討伐及び盗賊団の壊滅

・国に干渉されないように早急に冒険者ギルドに登録し最上位のランクへ到達する事

・資金の調達


と必須事項はこんなものか……

後はまた増えるならばその都度対応すればいいしな

取り敢えず……まずクランクを鑑定させてもらおう


鑑定結果

name:クランク

level:55

HP:3640

MP:560

ATK:502

DEF:385

TEK:245

INT:352

SPD:363


馬鹿な……これでレベル55……?

と言うことは俺は人外クラスか………対勇者、対大盗賊相手なら人外クラスは無いとキツいと考えるべきだが……勇者がどれくらいかが判れば単純なんだけどな……

ちなみにだがスキルや魔法が見えないのは意識してないからだ

スキルに関しては俺は本気の人外だと理解しているしステータスを見たなら尚更だ

だが俺はこの力を隠すつもりも平穏無事に暮らすつもり隠す気もない

ギルドに所属はするが気に入らない指名依頼など当然拒否

戦争参加も場合によっては拒否

俺の力は劇薬過ぎるからな

国やギルドが無理矢理言うことを聞かせてこようとするなら俺の力で真っ正面からぶち破ってやる……

どんなもんでいょうか(´・ω・`)?

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