第一話
読み専だった作者が初で書いてみた小説です!!
初めまして、俺は坂嶋誠也だ
現代の日本で中卒な25才…まぁ詳しくは聞くな俺の無駄にくそ長い語りなど聞きたくもないだろ?
黒髪黒目身長175cmの全くもって普通の何処にでも居るような若者だ
好きなものは緑茶と羊羮と暖かい日差しだ……爺臭いとか言うなよ?
んで俺は2014年の年が明けた正月……丁度休みで家でダラダラと正月番組を見ていた時訳だが………
それはもう猛烈な勢いで睡魔が襲撃を仕掛けてきて敢えなく陥落して寝た……所まで記憶がある
今は…………なんだろうな……
上下左右前後真っ白い空間に居るんだよ
アレか?テンプレ的ななにかなのか?
正直凄まじく興味が湧いてきた
何を隠そう俺はテンプレ的な異世界転生小説を毎日最低四時間は熟読する活字中毒者だ
「やぁ」
「……誰だアンタ……?」
いきなり声をかけられたと思えば目の前に満面の笑みを浮かべた金髪青眼の美青年が立っていた
だが笑顔が物凄く胡散臭い…
「胡散臭くて悪かったね……まぁ良いや」
「良いのか……で、ここはどこだ?」
「簡単に言うなら管理室かな…?」
疑問で答えられても困るんだがな……
まぁ取り敢えず聞くだけ聞いてみようか
「管理室とはなんだ?」
「僕は君の世界の管理者でその管理室が此処って事だよ」
「つまり平行世界とかを管理している者……と言う解釈で間違いないか?」
「それでいいよ、で、本題なんだけど君を此処に呼び寄せたのは理由があってね」
理由……ね
冷静に考え情報を精査し理解しないとな
「理由とは……?」
「君の考え方や行動の仕方が非常に面白い……敵には躊躇いも容赦もなくあらゆるコネを利用してでも邪魔する者を排除する君の姿が一際輝いて見えてね……どうだい、僕から幾つかの贈り物を上げるから別の世界に行ってみないかい?」
「………非常に魅力的なお誘いだ……うむ…贈り物の内容とその別の世界に付いて詳しく聞かせてくれ」
此処から世界を管理する管理者からの話が約三時間程続くので要約させてもらう
俺が行く世界はアルハザードと言う世界で種族は人間、エルフ、ドワーフ、獣人、竜人、魔族が住んでおり比較的対立も少ない平和な世界である
ただやはり一部の人間は人間以外を差別し見下している国もあるそうだ
次に時代的には中世に近いのだが何故かトイレだけは水洗らしい……これに対して聞いてみたら管理者の趣味らしい………突っ込みきれん
話が逸れたな……
そして魔獣やダンジョンがありドラゴンも居て尚且つ冒険者ギルドもある所謂テンプレ的な世界だ
俺は非常に嬉しい
そして能力なんだがステータスカードと言うものでステータスを確認できるのと全てに置いてレベル制であることが確認できた
現地の人間のレベル限界地は255だそうだ
ちなみに英雄クラスの現在最強レベルは380だそうです
次に魔法だが幾つか種類があるようだ
・通常魔法
これは火、水、土、風、光、闇の六属性からあり自らの魔力を行使する事で発現する魔法だ
これを複合させたりすると雷や氷等の特殊な魔法も使用可能であるが使えるのは極一部である
・精霊魔法
次に精霊魔法だがこれはエルフが主体として精霊に語り掛け精霊の力を借りて行使する事で発現する魔法だ
・次空魔法
三つ目が次空魔法でアルハザードの世界で人間に1千人に一人の確率で発現するレアな能力で転移等の特殊な魔法を行使出来るもの
・古代語術式魔法
ハイエンシェントスペルと呼ばれる通常魔法の上
位互換の様なモノだが解読した上でイメージをしっかり確立させる事が出来なければ会得はまず無理と言われアルハザード世界でも数百人居れば良いとも呼べる程の超難易度の高い魔法だ
そして魔法以外にも無数のスキルと言うものがあり代表的なのが「身体強化スキル」だろう
これは現代の転生やトリップ小説では結構使用されるスキルの代表格でありアルハザードでも大体の人類が所持しているらしい
スキルも魔法もレベル制が適用され最大10まで鍛えられる
判りやすくするとこうだ
1〜2:初心者
3〜5:一人前
6〜8:ベテラン
9:達人
10:英雄
と分かれておりLv10に到達したものは一攫千金ハーレムも夢ではないって所だな
「大体こんな所かな……?」
「ありがとう……なんとか理解できた」
「では贈り物……まぁチートをあげようと言う話なんだけどね……何がほしい?」
何がほしい……か…………魔獣やダンジョンがあるのなら確実に必須と言える物はあるのだが……
「……逆に質問だなにをいくつまで貰えるんだ?」
「へぇ……やっぱり君は他の子達とは違うみたいだね……物凄く冷静だ…普通チートをあげると言えば跳び跳ねて喜ぶのが普通だよ?」
「チートを貰った所で自らの力量を見誤れば簡単に死ぬ世界だと言うのは理解している……チートを貰った上で研磨し精査し自らの手足として初めて真のチートだろう?」
そう、よくあるのだがチートを貰ったからと言ってそれは自分の力ではない
チートを自らの手足とし尚且つ自由自在に使いこなし弱点や利点を理解して初めて真のチートとなれる
俺はチートを貰ったとしても修行場を借りるつもりであったしな
「……良いだろう、合格だ坂嶋誠也君……君には破格の贈り物をしよう……その上で君がどう生きるのかを見せてくれ……」
そんなに嬉しそうにするとは……話を聞いてる限りでは俺以外にも転生者は居るらしいのだが……
この反応からすればろくなものじゃなかったようだな
「坂嶋誠也君……君には破格のチートを授けてあげるよ、受け取ってくれたまえ……」
そう嬉しそうに、しかしひどく妖艶な笑みを浮かべて管理者は俺に向けて腕を伸ばして俺の頭を掴んだのだ
「ぐっ…!?……がっ………ぁぁぁぁ!!!!」
猛烈な頭痛と言えば良いのだろうか……頭の中を掻き回され全身を殴打されたかのような激痛が俺の全身に襲い掛かり意識を失いそうになるがあまりの激痛に意識を失いそうになった端から意識が覚醒させられると言うループを味あわされた
どれくらい経っただろうか……俺自身からすれば一時間かもしれないし一日かもしれない……ひたすらに苦しみと痛みを耐え続け今やっと痛みが引いてきて肩で息をしているような状態だ
「………君が本当にただの人間なのか疑わしくなってきたよ……ちょっとやり過ぎた感があったんだけどね」
そう悪びれもせずに飄々と言ってのけるこの管理者を殴りたくなったが今はそんな元気もない…
「…ハァッ……ハァッ……どんな…チート与えやがった……」
「イメージをしてみると良い……ステータスとね?」
ステータス……ね……
俺はゆっくりと呼吸を落ち着かせながらステータスと心の中で念じると目の前にプレートの様なものが現れたのだが………うん……なんと言うか本当にチートだ
・ステータス
坂嶋誠也
レベル:5
HP:800
MP:500
STR:25
VIT:25
TEK:25
SPD:25
INT:25
魔法:通常魔法Lv1
精霊魔法Lv1
時空魔法Lv1
古代語術式魔法Lv1
スキル:身体強化Lv10(max)
気配探知Lv10、隠密Lv10、隠遁Lv10、高速詠唱Lv10、詠唱破棄Lv10、鑑定Lv10、テイミングLv10、剣技Lv5、格闘技Lv5、鍛冶Lv5、完全記憶能力、成長限界突破、成長速度促進、アイテムボックスLv10
と言うか平穏に暮らすのはまず無理なのは理解した
だが……だが敢えて言おう……アイテムボックスってスキルなのか!?
しかもレベル制なの!?
「君のアイテムボックスは拡張しないと……なにが入るか判らないからね」
「助かるっちゃ助かるが……取り敢えずゆっくりと体を慣らさせてくれ……無茶苦茶な違和感があって体が動かしずらいんだ」
「良いよ……ゆっくりと体を馴染ませると良い」
管理者の許可を貰い俺はゆっくりと体を慣らしていくことにした
なにせ強烈な身体強化だの剣技だのと強化されているからな
と言うことで修行部屋を用意して貰ったのと管理者に師匠代わりになってもらったのだ
徒手空拳に関しては現実に存在する剛の拳と柔の拳の二種類、蹴りに関してはムエタイや軍が使うような実践的な戦い方でボコボコにされながらも身につけた
剣技に関しては片手で使えるロングソードや両手で使うバスタードソードの扱い、剣技以外にもスキルは無くとも最低限使えるように槍、斧、弓等も実戦を交えて叩き込んで貰ったのだ
そして魔法に関してはひたすらアルハザードで普及している本を読みイメージに具体的な肉付けを行いつつ効率的に魔力を運用する方法を考えていった
詠唱破棄や高速詠唱スキルがあっても魔力を低燃費で運用出来れば大軍に囲まれても逃げ切れるからな
そのついでとばかりに鍛冶業まで教えて貰った
片手剣、両手剣、ハルバード、槍、弓を一種類ずつ管理者が納得いくまで作らされ続けたが……これが一番辛かった……
材料は……オリハルコンの鉱石を使用しての片手剣、両手剣、ハルバード、槍を作り上げ精霊樹の枝と古代竜の髭を使った弓と光魔法を付与した大量の矢を作らされたが……本当に無心になりながらやるとは思わなかった……
ついでに防具も幾つか作らされたが……これ本当に大丈夫か…?
そしてそれを突き詰め続けて約半年ほど経ち俺はいよいよ旅立ちの時が来た
その頃には………顔は普通なのに体だけが鍛えあげられた細マッチョと言う凄まじく微妙な状態にはなったが納得がいった
「世話になった…非常に有意義な時間だった…」
「いやいや……僕の方こそ楽しませて貰ったよ………転生者を鍛え上げるのも中々有意義だったよ」
「ちなみにだが……向こうで同族にあって……万が一…邪魔されたら…殴り倒しても問題ないのか?」
「当然だよ……好きに生きてもらって構わない……なにせ今の君は凄まじいチートだけどドラゴンの古代種に比べたらまだまだだからね、向こうでも鍛練を忘れないようにね」
「ありがとう……と言うか古代種とは戦いたくないな……せめて歴史の話を聞くくらいはさせて貰いたいが……」
「まぁ僕よりは弱いから大丈夫だよ」
いやまぁ確かに……正直管理者舐めてたわ……本気の管理者強すぎる……
「そうか……まぁ取り敢えずギルドでSランクになれば自由に動けるだろうからな……下手に手を出せばどうなるかは向こうが一番理解しているだろ」
「そうだね…………それじゃまたいつか逢おう、それまで頑張りな」
そうして俺は管理者と握手をしてアルハザードへと転移で送り届けて貰ったのだった
「……まさかあそこまで強くなるとはね……僕も予想外だったけど……楽しめそうだね………期待してるよ坂嶋誠也君……」
管理者は送り届けた誠也が居た場所を見て喜色満面の笑みを浮かべてゆっくりと姿を消していく
まるで仕事は終わったとばかりに……
ステータス
坂嶋誠也:サカジマセイヤ
レベル:50
HP:800→10230
MP:500→580000
STR:25→5400
VIT:25→5400
TEK:25→5400
SPD:25→5400
INT:25→5400
武器:ミスリルソード、オリハルコンバスタード、オリハルバード(ハルバード)、オリハルコンの槍、精霊樹の弓
防具:冥王の手甲、ジャイアントマンティスの甲殻鎧、軽足の靴、覇王のロングコート
魔法:通常魔法Lv1→Lv4
精霊魔法Lv1→Lv3
時空魔法Lv1→Lv8
古代語術式魔法Lv1→Lv10
スキル:身体強化Lv10(max)
気配探知Lv10、隠密Lv10、隠遁Lv10、高速詠唱Lv10、詠唱破棄Lv10、鑑定Lv10、テイミングLv10、剣技Lv5→Lv10、格闘技Lv5→Lv10、鍛冶Lv5、完全記憶能力、成長限界突破、成長速度促進、アイテムボックスLv10 New弓術Lv8 槍術Lv5 斧格闘Lv7 魔力低燃費Lv10 心眼Lv10 並列思考 威圧Lv10
武器詳細
ミスリルソード:以後フルンディング
イギリスの領事詩、ベーオウルフに登場する剣の名を持たせたミスリルを材料に管理者提供の謎の素材と混ぜ合わせて作り上げた一振り
柄を長くし剣身を黒く仕上げて切れ味を高めた逸品の片手剣
オリハルコンソード:以後アスカロン
伝承曰く竜退治に使われたとされる剣の名を冠した一振り
肉圧の剣身を黒く染め上げた切るのではなく押し潰すに近い状態になる両手剣
オリハルコンハルバード:以後コンヴィクト
断罪するの意を持つ長い棒に片側に斧が付いたシンプルなハルバードだがオリハルコンを素材としているため非常に重く破壊力の高い逸品
精霊樹の弓:以後サジタリウス
射手座の意を持たせた弓
素材に精霊樹、精霊の宿る枝を使っているため非常に軽くしなやかに曲がる、弦には古代竜の髭を使用しておりどれだけ強く引いても切れることがなく強靭、そして弓も弦も魔力の新和性が高く魔力を込めて打つと着弾時に込めた魔力量にもよるがクレーターを作る事が可能である
防具
冥王の籠手:シンプルに色は黒でミスリル銀をふんだんに使用した特殊な籠手
魔力親和性が高く尚且つ対魔力防御も高いと言う至高の逸品
ジャイアントマンティスの甲殻鎧:ジャイアントマンティスと呼ばれる巨大蟷螂の甲殻を使った鎧
対衝撃対刃に優れた上製造過程で対魔法防御も付与されているためかなり強力な鎧である
軽足の靴:管理者が出してきた謎の皮素材を使用し爪先部分に鋼鉄を挟み縫い上げた安全靴
疲労回復と自動補修の魔法が付与されているかなりのレア靴
覇王のロングコート:アンチマジックスパイダーと呼ばれる魔法無効化スキルを持つ巨大蜘蛛の糸と最高級の布を使い丁寧に縫い上げた逸品
アンチマジックの名の通り魔法完全無効化にどう仕上げたのか管理者の手により防塵、対衝撃、対刃、自動修復が付与されたチートなロングコートである(色はやはり黒)
うん、グダグダっつか厨二炸裂(笑)
こんなキャラ実際に居たら痛いです(笑)