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瑞巫女  作者: 華鈴
1/3

プロローグ

この作品はホラーファンタジーを目指しています。なので、たまに怖い描写等あるかもしれませんのでご承知置きください。

 「茜ちゃ~ん、百合ちゃ~ん、先生~、誰か居ませんか~?」


 夕焼けの赤い明かりを受て、木々の影が浮かんでいる。どうやら山中のようだ。

その山中で1人の少女の声が響いている。


 その少女は、学校の制服を着てずっと圏外の携帯電話を握り締めている。髪は黒く背中まで真っ直ぐに伸びでおり、瞳は大きくタレ目がちで、口は小さめだ。幼く可愛いらしいが気が弱そうな印象の少女だった。


「下って行けばいつか麓に着くよね?そしたら携帯だって繋がるし大丈夫。だって小さな山だから山頂まで3時間も掛からないってガイドの人がいってたし。」1人でずっと話している。


 ザワザワと夕暮れの山で木々や草が風に揺れ音が不気味に木霊する、その揺れた先に人影が見えた…。気がした。


「もう結構歩いたのに、全然麓が見えないしどうしよう…。あれ?今の人だよね?すみませ~ん。」


少女は影の方へ走って行った。



これが、これから始まる不思議な出来事の始まりとも知らずに…。








老婆の頭に浮かんだ光景はそこまでだった。力を使った後遺症か倒れそうになりながら、必死に叫ぶ。


「蛍、蛍や大変じゃ!」


呼ばれた、蛍という名の少女だろうか?白い衣に緋袴を着ている。すっきりとした眉、やや釣り上がった瞳に顎まで伸ばした真っ直ぐの黒髪の少女が、老婆の居る祭壇の間に駆け込んで来た。


「大巫女様、結界が」


 祭壇で膝を付き、崩れ落ちそうな老婆に急いで駆け寄り支えてやりながら少女が言った。


少女の言葉に、頷きその腕を掴みながら必死に老婆が続ける。


「瑞巫女様じゃ、ついに瑞巫女様が降臨なされた。妖に喰われてしまうやもしれん。お捜しするのじゃ、守役と巫女達に伝えよ。早よう」


少女は、頷きながら急いで踵を返し駆け出して行った。

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