魔法が使えるはず!
ちらっ
もう、あの親子いないかな?
ちくしょー 恥ずかしいとこ見られちまったぜ
まあ?ギルドの連中でないだけマシだけどさー
はぁ…右ストレートで、何もできなかったなー
本当に、私には何の力もないわけ? でも、
今の私の体は、この世界で生まれた体なわけで
確か…この世界の人は
魔法が使えるのは当たり前だった気がするから
だから、私も魔法が使えるはずなんだけどなー
「そうか」
私には異世界テンプレの知識があるんだ!
なら、今までの知識を総動員すれば
私にも魔法が使えるはず!
「よーし!」
そうと決まれば…まずは、なにをしようかなー?
「うーんと…」
なんだ?思い出せ思い出せー
「そうだ!」
まずは魔力を感じ取るんだっけ?
私の中には魔力が流れてるはず!
それを見つければ、魔法が使えるはず!
だよね?違うのかな?まあ、いいか!
よし、とりあえずやってみるかー
この空き家の隅なら、誰にも見られないよね?
「これで…私も…ぐへへ」
ついに魔法使いの仲間入り
よーし、目をつむってー
「………」
うーん、何も分からないなー
何かが流れてるはずなんだけどなー
おかしいぞ?絶対におかしい
魔力が無いなんてことはないはず
絶対にある!無かったらキレる
マジギレだからね!
私が本気で怒ったら怖いからね!
神様でも何でも絶対に許さない
許してやるもんか!
「おー、これは…」
きたきたきたー
なんか来た気がするぞー
こ、これを、手のひらに集中して…
手のひらを上に向けてー
「ファイアー!」
おかしいな…何もこない…
そうか!私の適正魔法は火ではないのか!
なら、水?えーと…
「ウォーター!」
………でないな…
「ねぇねぇ おねえちゃんは、なにしてるの?」
「!!」




