1F.これは嫌だろ
杖
杖 魔法使い
剣 剣士
原
「ほい、単位10000ゲット」
「卒業だ、ハルア・ゾルディック」
「ほいほーい」
先生の言葉をハルアは適当に耳の上で転がす。
「そんじゃ、俺塔の天辺目指すよ」
「本当に行く気か?」
「ああ、約束なんでね」
ハルアは心配する先生に適当に手を振り、
前へと突き進む。塔の最上階を目指して。
「てか、まず塔に行かねえとなあ」
ハルアはまず塔を目指す。そこから始まるのだ。
杖と剣と原のウィストリアが。
ハルアの物語が。
「ハルア、早く来なさい。ここまで」
ハラピカ・パラディナイトは全裸でマンコをシコる。
女性器を弄る場合もシコるというのだ。多分。
つまり女性もシコシコするのだ。恐らく。
「来るかね、ハルア」
そういうのはハラリオという執事だ。
執事の割にはフランクな喋り方をする。
「来るさ、アイツもハンターだからな」
「いや、ハンターで良いのか?」
「まあ良いだろ」
まあ取り敢えずハンターで良いだろう。
魔法使いというのも剣士というのも
何か変だし。
「ほえー、これが塔かあ。改めて下から眺めるとすげえ長えなあ」
「おい、何だ貴様は」
「悪いけど」
ハルアは門番の首を
「急いでるんでね」
簡単に捥いでみせた。
「いや、実はそんなに急いでないけど、なるべく早く済ませたいからね。こういうのは」
ハルアは塔の門を潜り、塔の内部へ侵入する。
「うへえ、百階くらいはありそうだけど、エレベーターとかねえのか?」
と言いハルアは周囲を見渡すと、何かエレベーターっぽいものを見付け、
「お、あるじゃん。これに乗れば早くね?」
ハルアはそれに乗り、最上階のボタンを押すと、一気に最上階へと運ばれていくのが感覚的に理解できた。
「ビンゴ! これなら一気に行けるぜ!」
そして扉が開くと、
「うへえ、何だよこれえ」
剣