表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

203/209

201 【挿絵】10月2日(月) 月曜日は、オルア

2023年10月2日(月) 朝7:10


アリムたちは、新しい住居へ引っ越している。


絵美、真々美、冬香、オルア、アリム、シュウピン、メラニィ、セーラが住むワンルームマンションが、1カ所に集まったような形態で、それぞれにトイレ、お風呂、洗面所、台所がある。


共同生活で揉めることになる水回りは、しっかり分けてある。


それなのに、共用スペースもある。

8人全員で眠れる大きなベッド、8人が一緒に食事ができるテーブルとイス、台所。

4人ずつ入れるお風呂、広いトイレが4セット、洗濯機が4台、洗濯物干し場が8人分ある。



2023年9月23日(土)に、アリムたちは引っ越してきた。


アリム

「ねえ、みんなに質問があるんだけど、それぞれのワンルームにも水回りの設備があるよね。

 それなのに、どうして、共用スペースにも、ひと通りの水回り設備があるの?」


真々美、冬香、オルア、シュウピン、メラニィ、セーラは、アリムから目をそらして、斜め上の天井を見ていた。


アリム

「も、もしかして、ま、まさか、そんなこと無いよね。」


真々美

「アリムの家事が楽になったらいいなあと思って、こうなったんだ。」


アリム

「そ、そうなんだね。」


アリム こころの声

『これ以上、聞かない方が良さそうだな。

 8人分の家事を、ボクは出来るのかなあ?』


☆ 絵美 こころの声

☆ 『あまいわねえ、アリムさんは。

☆  いまは、よそ行きモードなだけと分からないのかしら。

☆ 

☆  アリムさんを入れて、8人分の家事が押し寄せてくる日が近いとも知らずに・・・』

☆ 

☆  ボクはなぜか寒気(さむけ)がした。

☆  湯冷(ゆざ)めしたのかもしれない。

☆ 

☆ 134 模範演技と洗濯



ふたたび、2023年10月2日(月) 朝7:10 に戻る。


絵美は、9月30日(土)にチータマルム星に帰ってきた。

毎週土曜日の朝ごはんに間に合うように帰ってくる。

そして、月曜日の朝ごはんを一緒に食べてから、カセイダード本星に帰ることになったと聞いた。


☆ それから、絵美と会える時間を半分に減らします。

☆ 

☆  月曜日は、昼ごはんを一緒に食べるだけです。朝も夜も会わせません。

☆  火曜日から金曜日は、一緒に過ごせます。

☆  ただし、土曜日から月曜日の朝までは、絵美はチータマルム星に出張させるので会えません。

☆ 

☆  以上が、竜 豪に処す刑の内容です。」

☆ 

☆ 189 サア女王の説明と最終判決



絵美

「じゃあ行ってくるね。 みんな。」


真々美、冬香、オルア、アリム、シュウピン、メラニィ、セーラ

「行ってらっしゃい。」x7


絵美

「真々美、忘れものよ。」


絵美は真々美を引き寄せて、キスをした。


その後で、絵美は満面の笑顔で、アリムをじーっと見た。


絵美

「アリム?」


アリム

「絵美、おいで。」


アリムは、やさしく絵美を見つめてから、キスをした。


アリム

「絵美、また来週。」


絵美

「ええ、行っていきます。

 じゃあ、今度こそ。


 みんな、行ってきます。」


真々美、冬香、オルア、アリム、シュウピン、メラニィ、セーラ

「行ってらっしゃい。」x7


絵美

「【レバーラ】 サアの元へ」


絵美は、カセイダード本星に帰って行った。


そして、次の土曜日である10月7日に帰ってくる。





アリムの後ろにいるオルアが声を掛けてきた。


オルア

「アリム? 回れ右しようか?」


アリム

「したよ。 オルア。」


オルアが上目遣いで、アリムを見つめてきた。


オルア

「アリム、とても大事なことだから、何度でも言うよ。

 もう毎週月曜日の朝に言うことは確定したけれどね。」


アリム

「う、うん。」


オルア

「あなたの一番は私。」


挿絵(By みてみん)


アリム

「うん、オルア、分かっているよ。

 そして、オルアの一番はボクだよ。

 ボクの気持ちは伝わっているよね。」


オルア

「ええ、少しだけね。

 もっと、伝達率をあげて欲しいな。」


アリムはオルアをじーっと見つめてから、キスをした。


アリム

「どう? 伝わったかな?」


オルア

「うん、OKよ。 行ってきます。」


アリム

「行ってらっしゃい。」


オルアは真々美にタッチした。


アリムは、真々美にキスをした。


アリム

「真々美、行ってらっしゃい。」


真々美

「ああ、行ってくるぞ。アリム。」


真々美は、冬香にタッチした。


アリムは、冬香にキスをした。


アリム

「冬香、行ってらっしゃい。」


冬香

「ええ、行ってくるわ。アリム。」


冬香は、シュウピンにタッチした。


アリムは、シュウピンにキスをした。


アリム

「シュウピン、行ってらっしゃい。」


シュウピン

「ええ、行ってきます。アリム様。」


シュウピンは、メラニィにタッチした。


アリムは、メラニィにキスをした。


アリム

「メラニィ、行ってらっしゃい。」


メラニィ

「ああ、行ってくるぞ。アリム様。」


メラニィは、セーラにタッチした。


アリムは、セーラにキスをした。


アリム

「セーラ、行ってらっしゃい。」


セーラ

「はい、行ってきます。アリム様。」


アリムの朝は、7人の美女を送り出すところから始まる。





アリムは家に残された家事の山を見て、放心状態だった。


アリム

「さすがに、8人分の家事は大変だなあ。


 土日に、みんなでテニスと卓球をしたからなあ。


 よし、まずは洗濯機を4台まわして、皿洗いを進めよう。」


アリムは、家の中を片づけるために最適な手順を考えた。


しばらくして、8人分の洗濯物を干し切った。


アリム

「洗濯機が4台、洗濯物干し場が8人分あると確かに家事が早く進むなあ。

 皿洗い乾燥機があるから、下洗いだけすればいいので、助かるなあ。


 でも、さすがにみんなの部屋の中までは手が回らないよ。


 きっと、冬香の部屋には多くの脱ぎ散らした洗濯物があるような気がする・・・

 よし、気が付かなかったことにしよう。

 せめて、各自の洗濯かごに入れてもらわないとね。


 共有部分の片付けまでが精一杯だよ。

 床の掃除はパスさせてもらおう。


 そして、久しぶりに創作活動をしたいから、小説の続きを書きたいな。」


ナレーション

「アリムが書こうとしている小説の続きは、つぎの2作品です。」


☆ スピンオフ作品

☆ 仲間の美女3人と万能で最強のちからを手に入れました。神様にボクの「異世界アイデア」を採用された対価です。


☆ スピンオフ作品

☆ みんなの安全を守ってきた「神の代行者」、パーティを追い出されたから、自分の安全を優先します。





夜になって、みんなが帰ってきた。


洗い物が片付いた台所を見て、真々美が言った。


真々美

「うーん、久しぶりに料理を作りたくなったぞ。

 次に絵美が帰るまでに、なまった腕を磨いておきたいからな。」


冬香が、ふくれっつらで真々美を見ていた。


真々美

「冬香、今まで心配かけて済まなかった。

 冬香への愛を込めて、料理の腕をふるうから、楽しみにしていてくれ。」


冬香 こころの声

『もう、真々美はずるいわね。

 そんな風に言われたら、絵美様のことを考えすぎよって、文句言えないじゃない。

 真々美、好きよ。 あなたのサブシスで良かった。』


冬香

「ええ、楽しみにしているわ。」


冬香は笑顔で真々美に応えた。


   真々美、冬香、オルア、アリム

 [         テーブル          ]

   (空席)、セーラ、メラニィ、シュウピン


の順に座った。


真々美

「いただきます。」


冬香、オルア、アリム、シュウピン、メラニィ、セーラ

「いただきます。」x6


アリム

「美味しいよ。 とっても。」


ボクの目からは、涙がこぼれていた。


真々美

「うれしいぞ、アリム。

 泣くほど美味しいと思ってくれるなんて。」


アリム

「うん、とっても美味しい。」


アリム こころの声

『みんなが得意な家事を手伝ってくれて嬉しい。』





歯磨きを終わらせて、ベッドに集まった7人


アリム

「月曜日の夜は、オルアとの愛情交換だね。

 さあ、オルア。」


ボクはオルアに手を伸ばした。


オルア

「ええ、アリム。」


みんなが見守る中で、アリムとオルアの愛情交換は、熱く行われた。





次の愛情交換は、真々美と冬香だった。


アリム こころの声

『シュウピンが真々美を見る目が切なそうだな。

 メラニィが冬香を見る目は悲痛な気がする。』


セーラは、そんなメラニィの心情を察したのか、メラニィの左手を握っていた。





次の愛情交換は、シュウピンとメラニィだった。


アリム こころの声

『シュウピンは、メラニィの気持ちを痛いくらいに分かっている気がする。

 メラニィは、シュウピンの気持ちを無駄にしないように努めているが、集中できていない気がする。』





メラニィとセーラが愛情交換するかと思ったが、セーラはメラニィを抱きしめるだけだった。


アリム こころの声

『絵美がこの状況を見たら、どうするだろう?』


☆ 絵美

☆ 「真々美とシュウピンさん、

☆  冬香さんとメラニィさん、

☆  残った4人

☆ の3つに分けます。」


☆ 114 【挿絵】 初日の組み合わせ発表



アリム こころの声

『絵美なら、きっとこうするだろう。

 オルアたちと相談しよう。』


つづく


【読者様へ】


 あなたの30秒で、この作品にパワーをください。

 「ブックマーク」(2点)と、広告下(↓)の【見えない場所】にある「☆☆☆☆☆評価」(2~10点)を待っています。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ