表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
192/209

190 のこりの伍姫4人からの要求

2023年8月31日(木) 昼 15:00


絵美に無視される刑が終わった。

竜くんは幸せそうに、絵美と3時のおやつにケーキを食べている。


「絵美、本当に会えてうれしい。

 帰ってきてくれて、ありがとう。」


絵美

「どういたしまして。

 ただいま、竜くん。」


絵美 こころの声

『もう10回目かしら。

 よほど、うれしいのね。


 まあ、18日ぶり、無視する刑を足せば、19日ぶりになるから仕方ないわね。』


「じゃあ、ボクは帰るね。

 お仕事頑張ってね。」


絵美

「忘れる前に渡しておくわ。」


絵美は、アリムからの手紙を渡した。


☆ 104 前世のわたしへの手紙と製作依頼 参照


「誰からの手紙なの?」


絵美

「タイムスリップしてきた来世のあなたからの手紙よ。

 中身は見せてもらえなかったから、読み終わったら、私にも読ませてね。」


「内容によっては、見せてあげないよ。」


絵美

「いじわる。」


「ろうそくの蜜蝋してあるということは、絵美には内緒の話である可能性が高いよね。」


絵美

「そう言われると、あきらめるしかないか。」


「じゃあ、晩御飯をいっしょに食べようね。」


絵美

「ええ、用意よろしくね。」


「まかせて、美味しい晩ごはんを用意するよ。」


竜くんは、帰って行った。





ミミー

「絵美、わたしたちともお話しましょうか?」


リリー

「久しぶりだから、積もる話があるのよ。」


シドニー

「長くなっても構わないわよね。」


美々

「絵美が帰ってきてくれて嬉しいのは、竜くんだけじゃないですよ。」


みんなの輝くばかりの笑顔を向けられて、絵美は感激した。


絵美

「うれしいわ。 持つべきものは、支え合える仲間よね。」


1時間後・・・


絵美

「本当にすみませんでした。

 お許しください。」


絵美 こころの声

『シャイアさんの言ったとおりになったわね。』


☆ シャイア

☆ 「絵美の女王様が知らないだけで、残り4人の伍姫は困っているはずだ。

☆  限界が来ているぞ。 もしくは、代わりの伍姫を選ぼうとしているかもしれない。」

☆ 

☆ 183 アリムの地位と絵美の滞在可能日 参照



ミミー

「分かってくれて、うれしいわ。 絵美。」


リリー

「それでね。 せっかく帰ってきたんだから、夜遅くまで残業しろとは言わないけれど・・・」


シドニー

「わたしたちも、お休みが欲しいなーという気持ちは分かってくれるわよね。」


美々

「上乗せ分の仕事が増えて大変だった気持ちを、絵美と分かち合いたいのよ。」


絵美

「へへー、おっしゃる通りです。」


絵美 こころの声

『笑顔と優しい声で、誤魔化そうとしているけれど、相当ストレスが溜まったみたいね。』


ミミー

「という訳で、しばらくはチータマルム星には行かせないわよ。」


リリー

「たとえ、土日でもね。」


シドニー

「竜くんと過ごしてあげるわよね。 やさしい絵美さん。」


美々

「竜くん、可哀そうだったわあ。 埋め合わせは大事ですよね。」


絵美

「カセイダード王国の本星の伍姫として、頑張ります。

 それで、お許しいただけますか?」


ミミー、リリー、シドニー、美々

「絵美のおかげで、わたしたちも有給休暇を楽しめるわね。」x4


ミミー、リリー、シドニー、美々の笑顔が怖かった。


絵美 こころの声

『さすがは、わたしと並ぶ伍姫たち。

 やり手だわ。

 まあ、埋め合わせは必要ね。』


しばらくの間、上乗せ分の仕事が回ってきて、絵美がチータマルム星に戻れたのは、10月だった。


つづく


【読者様へ】


 あなたの30秒で、この作品にパワーをください。

 「ブックマーク」(2点)と、広告下(↓)の【見えない場所】にある「☆☆☆☆☆評価」(2~10点)を待っています。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ