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183 アリムの地位と絵美の滞在可能日

シャイア

「すまない。

 アリムさんの周りの人たちが最上級の素敵な女性たちばかりなので、確認することが遅れてしまった。」


絵美

「なにかしら? シャイアさん。」


絵美だけでなく、みんなが上品で優雅な雰囲気を保っている。


シャイア

「アリムさんのカセイダード王国での社会的地位は、どれくらいの位置にある?」


真々美

「今のところは、単なる移民だな。

 しかし、・・・


 冬香? オルア?  もう、アリムに言っても良いよな。」


☆  いつから、アリムが王家の一員として認められたかというと、オルアにナイトバインドされたときからである。

☆  続けて、真々美、冬香ともナイトバインドしたときからは、真々美の王配(おうはい)でもあった。

☆ (中略)

☆ そして、モンテハート大公爵が持っていた大公爵の地位は、アリムに継がせる予定である。

☆ 

☆ 067 14日目 アリムを見舞う1週間がはじまる


冬香

「ええ、頃合いね。」


オルア

「待ってました。」


真々美

「アリム、いままで言ってなかったから、驚かせるかもしれないが、落ち着いて聞いてくれ。」


アリムは深呼吸した。


アリム

「こころの準備ができました。」


真々美

「アリムには、モンテハート大公爵が持っていた大公爵の地位に付いてもらう予定だ。

 当然、モンテハート大公爵が持っていた屋敷や財産はアリムのものになる。


 呼び方は、そうだな。


 サーパースアリム大公爵となるだろう。」


アリム

「移民のボクがそんなに高い地位についてもいいんですか?」


冬香

「反対が出ないように、誓約書を取ってあるから安心してね。」


☆  これで、アリムを指名したときに逆らおうとするなら、その貴族家は、貴族の地位を剥奪はくだつのうえ、以下省略である。

☆ 067 14日目 アリムを見舞う1週間がはじまる


オルア

「わたしはアリムの親衛隊長になるから、ずっとそばにいるからね。」


アリム

「うれしいよ。」


☆  オルアは王配(おうはい)の専属メイド兼親衛隊隊長として、アリムといっしょにいる時間が最も長い立場になることを選んだ。

☆ 067 14日目 アリムを見舞う1週間がはじまる


真々美

「そして、わたしの王配(おうはい)として、わたしのとなりの玉座に座ってもらう。」


アリム

「そんな大役、務まるかなあ。」


真々美

「不安にならなくていい。

 アリムが外交の場に出るとしたら、

  「カセイダード王国の議題リストにあなたの国が載っていますから安心してくださいね。」

という意思表示に、友好を深めるだけだ。

 アリムがなにを話そうとも、カセイダード王国として確約したことにはならない。


 まあ、光元国で言うところの最高貴人家族のようなものだな。

 シンボルとして、諸外国にありがたがってもらうアイドルに近いかもしれない。」


オルア

「大丈夫よ。 わたしがそばに控えているから、大空魔虎に乗った気分で居ればいいわ。」


アリム

「もしかして、大空魔虎のキバが邪魔になって、完全なボールプロテクトは不可能です。

 というアニメのことかな。」


オルア

「そうよ。安心でしょ。」


アリム

「うーん、どうだろう。 安心することにしていいかな?」


オルア

「もちろんよ。」


アリム こころの声

『オルアが、残心をわすれないことを祈ろう。』


☆ アリムの背中に短剣が刺さっている。

☆ 

☆ 062 13日目 冬香、一番大事な女性


シャイア

「それだけの地位があれば、安心できそうだが、公表予定日はいつになる?」


真々美

「2023年9月1日から、バーシル換算レートを変えるから混乱する時期なので、来月の10月中旬を考えている。」


シャイア

「なにを、のんきなことを。」


シャイア

「絵美さん、本星の伍姫の任務を休んで、どれくらいになる?

 3日くらいか?」


絵美

「今日が2023年8月28日で、2023年8月13日に来たから、16日目になるわね。」


シャイア

「14日を過ぎているじゃないか?

 今頃、カセイダード王国の本星は業務が回らなくなっているぞ。」


絵美

「大丈夫よ。 サア女王から、11月2日(木)に戻れば良いって言われているから。」


☆ そして、絵美。

☆ アリムさんの回復を見届けたら、しばらく休みを取ってください。

☆ そうですね。

☆ 11月2日(木)にはカセイダード王国の本星に戻ってください。

☆ 070 忘れられていた女王 サア様


シャイア

「絵美の女王様が知らないだけで、残り4人の伍姫は困っているはずだ。

 限界が来ているぞ。 もしくは、代わりの伍姫を選ぼうとしているかもしれない。」


真々美

「絵美? 確認した方がいいんじゃないか?

 いや、レバーラで行き来できるなら、一度戻った方がいいぞ。」


絵美

「いま帰ったら、サアに怒られるわ。

 アリムさんから好みを聞き出して、学んでこいと言われているんだから。」


☆  絵美!

☆  予定日の11月2日に本星に帰り次第、竜くんと深く深く愛情交換お願いします。

☆  どういう形の愛情交換を竜くんが好むのか、実地訓練でアリムさんから習って身につけてください。

☆ 

☆ 107 女王様からの質問 1 サークとナームの未来


シャイア

「好みとは、夜の営みのことか?

 なぜ、まだ、していないんだ?」


絵美

「順番待ちをしているのよ。」


シャイア

「伍姫ファーストが誰の次に並ぶと言うんだ。」


セーラ

「わたしの次です。」


シャイア

「行政庁 副官とは言え、伍姫ファーストより優先される理由は無いはずだが。」


事情を聞かされたシャイアは、絵美とセーラにお説教を開始した。

もちろん、アリムにも。


この日は、全員が会議室で寝落ちすることになった。


オルア こころの声

『食事休憩と歯磨き休憩があったことだけが救いだわ。』



つづく

【読者様へ】


 あなたの30秒で、この作品にパワーをください。

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