179 ドキッ、天祥だらけの会議室
絵美
「シュウピンさん。」
シュウピン
「温 秀平です。
立法庁の副官です。」
冬香は真々美にタグの見方を教わった。
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温 秀平
天祥: 第4神 未来知見の女神 ミサキ
"One in a hundred beauty as long as you're in my sight. by Satoss Rouna"
「わたしが見ている限り、100人に1人の美しさ。 by サトス ルウナ」
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絵美
「メラニィさん。」
メラニィ
「メラニィ オネスティです。
司法庁の副官です。」
シュウピンは冬香にタグの見方を教わった。
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メラニィ オネスティ
天祥: 第6神 医療治癒の女神 イヤーシーア
"One in a hundred beauty as long as you're in my sight. by Satoss Rouna"
「わたしが見ている限り、100人に1人の美しさ。 by サトス ルウナ」
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スリーカー こころの声
『えっ? 黄花様を差し置いて、もう一人の私である理香が天祥ですか?
心苦しい気もしますが、うれしい気持ちでいっぱいです。
黄花様の元で修行したことを認めてもらえたのですね。』
絵美
「セーラさん。」
メラニィ
「セーラです。
行政庁の副官です。」
メラニィはシュウピンにタグの見方を教わった。
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セーラ
天祥: 第12神 音楽調律の女神 ハルモニア
"One in a hundred beauty as long as you're in my sight. by Satoss Rouna"
「わたしが見ている限り、100人に1人の美しさ。 by サトス ルウナ」
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絵美
「アリムさん。」
メラニィ
「アリムです。
家事手伝いです。」
セーラはメラニィにタグの見方を教わった。
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アリム サーパース
天祥: 第7神 欲求に忠実な神 ギアム
"One in a hundred beauty as long as you're in my sight. by Satoss Rouna"
「わたしが見ている限り、100人に1人の美しさ。 by サトス ルウナ」
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アリムは、セーラにタグの見方を教わった。
後でもめないように、オルアのタグを見た。
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オルア サーパース
天祥: 第14神 純愛と美しさの女神 サトス ルウナ
"One in a hundred beauty as long as you're in my sight. by Satoss Rouna"
「わたしが見ている限り、100人に1人の美しさ。 by サトス ルウナ」
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スリーカー こころの声
『えっ? 全員、天祥ですか?
こんな偶然って、あるのでしょうか?
それよりも、そろそろ戻るべきですね。』
スリーカー
「みなさん、よろしいですか?
全員の自己紹介が終わったようなので、そろそろ戻ろうと思います。
その前に、オルアさんとアリムさんの状態を診たいです。
それから、ここにいらっしゃる全員を診ます。
診察代は、特別に無償とします。」
絵美
「いいのですか?
スリーカーさん。」
スリーカー
「今回だけは特別です。
誰にも言わないでくださいね。
無償で診る口実としては、連続した呼び出しが多いので、安全を見るためとします。
十分な治療をしなかったとなれば、私のプライドが許しませんからね。」
シャイアルーア
「ふむ、価値がある自分であろうとするプライドと、豚に食わせるか捨ててしまえというブタイドの2種類があるが、スリーカーさんのは、尊重するべきプライドだな。
素晴らしい。 あの小娘も鼻を高くしているだろう。」
絵美
「シャイアさん、神様のことは小娘呼ばわりは不味いのでは?」
シャイアルーア
「そうでもないぞ、
「小娘の若さを永遠に保ち続ける私への嫉妬なのね?」
と喜ばれているからな。」
絵美
「本当ですか?」
シャイアルーア
「本当だぞ! なあ、スリーカーさん。」
スリーカー
「まあ、小娘モードのときは重い責任から解放されるようで、機嫌が特に良いですね。」
真々美
「わかる、わかるぞ。
わたしもイベントで司会をするときは良い気分転換になっているからな。」
スリーカー
「では、オルア様の視神経の接続状況を確認します。
見た感じ良さそうですが、オルアさん、いかがですか?」
オルア
「うん、良く見えているわ。
ありがとうございます。」
スリーカー
「なにか気になることがあれば、教えてくださいね。
次回に呼ばれたときは、性魔力を請求しますよ。」
オルア
「激しく動いたときにどうなるか、確かめた方が良いですか?」
スリーカー
「ダメです。 3日間おとなしくしてください。
身体を激しく揺する行為は厳禁です。」
オルア
「はーい、我慢します。」
スリーカー こころの声
『まあ、2日くらい我慢してくれたら、大丈夫でしょう。』
スリーカー
「次は、アリムさんです。
こちらへ来てください。」
アリム
「はい、お願いします。」
スリーカーさんは、アリムさんの頭に両手の指先で指圧マッサージをしながら言った。
「アリムさん、あなたはいつもいつも無茶しすぎなんですよ。
ここにいる皆様のことを愛していることは部外者のわたしでも分かりますが、体力の半分は残すように、「温存」という言葉を覚えて欲しいです。」
アリム
「い、痛いです。」
スリーカー
「これは、アリムさんを心配している皆さんの心の痛みです。
分かりましたか?」
アリム
「はい、オルアたちの生命に危機が迫らない限り、体力を温存します。」
スリーカー
「約束しましたよ。 証人はここにいる皆さんです。」
絵美、真々美、冬香、オルア、シュウピン、メラニィ、セーラ、シャイア
「見届けました。」x8
スリーカーさんは、全員の診察を終えた。
絵美
「みんな、起立、礼。」
絵美、真々美、冬香、オルア、シュウピン、メラニィ、セーラ、シャイア
「いつもありがとうございます。」x8
スリーカー
「それでは、失礼します。」
メラニィ
「すこし、待ってくれ。」
スリーカー
「どうしましたか?」
メラニィ
「シフト 理香。」
3秒後
メラニィ(理香モード)
「またね、もうひとりの私。 元気でね。」
スリーカー
「ええ、あなたも元気でね。」
スリーカーさんは、帰って行った。
メラニィ(理香モード)
「シフト メラニィ」
3秒後
メラニィ(メラニィモード)
「ふう、あいさつする時間をもらえて良かった。」
メラニィの気配りで、周囲は温かい気持ちになれた。
◇
スリーカーさんが戻った世界
性魔力 第7呪文
「おかえりなさい。 スリーカー。
かなり疲れたようですね。
オルア様の視神経の再構築は大変でしたね。」
性魔力 第6呪文 スリーカー
「それよりも大変だったのが、天祥だらけの会議室で叫び出したくなる自分を抑えることでした。
どういう偶然で、天祥が大集合するのでしょうか?」
性魔力 第7呪文
「それは、不思議だねえ。
としか言いようがないですね。」
性魔力 第6呪文 スリーカー
「なにか、ご存じなのではないですか?」
性魔力 第7呪文
「いや、わたしも知らない。
まあ、サトス様が苦労して集められたのかなあ?
と想像するしかないな。」
性魔力 第6呪文 スリーカー
「ですよねえ。 考えないようにします。」
つづく
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