161 モンテハート大公爵を降霊した
ひきつづき、会議室
真々美
「オルア?
絵美?
そろそろいいか?
アリムの願いについて、返事をしたい。
反対の者はいるか?」
絵美、冬香、オルア、シュウピン、メラニィ
「反対しません。」x5
真々美
「セーラさんの意見も教えてくれ。」
セーラ
「アリムさんの負担を減らせるなら、賛成です。」
真々美
「みんな、ありがとう。
では、アリム、契約書を作ろうか?」
アリム
「いいえ、契約書はいりません。
女神さまに誓ってくれたら助かります。」
絵美、真々美、冬香、オルア、シュウピン、メラニィ、セーラ
「あの融通が利かない小娘と呼ばれる女神さまに誓う。」
アリム
「みんな、ありがとう。」
◇
シュウピン
「真々美様、よろしいでしょうか?」
真々美
「シュウピンさん、希望があれば言ってくれ。」
シュウピン
「モンテハート大公爵の遺品を整理するために、モンテハート大公爵の幽霊を呼び寄せる降霊を、アリム様にお願いしたいです。」
絵美
「アリムさん、どうですか?」
アリム
「しばらく、お待ちください。」
1分経過・・・
アリム
「降霊術がありました。
ただ、呼び出せる人の条件があります。」
メラニィ
「アリム様、それはなんだ?」
アリム
「モンテハート大公爵という御方を呼び出して会話できるひとは、メラニィさんだけです。
シュウピンさんは拒否されています。」
シュウピン
「でしょうね。」
☆ シュウピン
☆ 「あなたは、妹の命と、わたしの感情をうばった。」
☆
☆ 066 14日目 その玉座にすわる者は誰か?
メラニィ
「モンテハート大公爵が私を指名するなら、私が会う。
これなら、呼び出せますか?」
アリム
「良さそうです。
それで、いつ呼び出しますか?」
メラニィ
「モンテハート大公爵の気が変わらないうちが良いだろう。
いますぐ、宝物庫の準備室に行こう。」
☆ アリム
☆「ざっと、見た中では、これが紅姫の愛刀 【妖刀斬 紅丸】だと思うんだ。
☆ ただ、小さすぎるし、細すぎるし、迷うんだけれど。」
☆
☆ 087 紅姫、黄花、青紫の神器 参照
◇
宝物庫の準備室
アリムは、モンテハート大公爵の幽霊を呼び出した。
モンテハート大公爵
「メラニィ、久しぶりだな。
元気そうで、なによりだ。」
メラニィ
「お久しぶりです。
モンテハート大公爵。」
メラニィ こころの声
『あれ、なんだか私の印象とちがうなあ。
こんな気遣いを言えるひとだったか?』
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