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136 お好み焼の楽しさ

本日は、連続投稿します。

ねらう時刻は、19時14分、20時14分、21時14分、22時14分、23時14分の5回です。(手動のため、少しずれます。)


「がんばってねー!」と思っていただけたら、

【ブックマーク】や、↓ の【⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎評価】など、

応援よろしくお願いいたします。


アリム

「お好み焼きはね、上手にひっくり返せるかどうか(きそ)()うことが(たの)しいんだよ。」


絵美

「じゃあ、さっそく挑戦(ちょうせん)したいわ。

 アリムさん、ネタの準備(じゅんび)をよろしくね。」


真々美、冬香、オルア

「「「意義ナーシ!」」」


シュウピン、メラニィ、セーラ

「「「よろしくお願いします。」」」


アリム

「じゃあ、用意(ようい)するね。

 豚肉(ぶたにく)を使ったブタ(たま)にするね。」


 ボクは、キャベツをみじん切り・・・はできないので、できる(かぎ)(こま)かく切った。


 (べに)ショウガではなくて、未着色の黄色い生姜(しょうが)を用意した。


 お寿司用(すしよう)についてくる生姜の小袋を店員さんと相談して、20個で200バーシルの値札(ねふだ)シールを作ってもらって、仕入(しい)れ価格くらいで売ってもらった。

 ご自由にお取りくださいとは言え、限度(げんど)があるからね。


アリム

「キャベツ切って、ショウガ入れて、(たまご)入れて、豚肉の細切(こまぎ)れを入れて、お(この)焼粉(やきこ)と水を入れて、()きましょう!」


 なんだか楽しくなってきたので、(うた)ってしまった。


絵美、真々美、冬香、オルア こころの声

『楽しそうね。 いいことだわ。』


シュウピン、メラニィ、セーラ こころの声

『楽しそうね。 アリム様は、乙女(おとめ)みたいだな。』


アリム

「よーし、ネタを1回分作ってみたよ。

 8等分(とうぶん)して、食べようね。」


 ボクは、ホットプレートの上空30cmくらいに手を広げた。


アリム

「小さいころに、家族でお好み焼屋さんに行ったときに、上手く行かなくて、となりの客に笑われたんだ。


 今、思い返せば、鉄板に火が入っていなかったか?

 十分に温まっていなかったかのどちらかと思うんだよね。」


オルア

「アリム、そのお好み焼屋さんの場所は覚えている?」


アリム

「だいたいの場所は、この(あたり)だったよ。」


 ボクは、デバイスで地図を表示して、オルアに見せた。


オルア

「ちょっと、お花摘(はなつ)みに行ってくるわね。」


アリム

()める前に(もど)ってきてね。」


真々美

「冬香?

 (たの)んでいいか?」


冬香

「オルア、わたしも行くわ。」


オルア

「じゃあ、いっしょに行きましょう。」


 遠くで、冬香とオルアが話し合う声が聞こえる。


アリム こころの声

『ずいぶん、大きな声で話しているな。

 水漏(みずも)れなどのトラブルがあったのかな?

 もし、そうなら、()んで()しいな。』



 アリムから離れた場所で・・・


オルア

「冬香も一緒に来てくれるなら、早く片付きそうだわ。」


冬香

「オルアは、やっぱり、小石拾(こいしひろ)いに行くつもりだったのね。」


オルア

「アリムの家族に(はじ)をかかせた店なんて、百害(ひゃくがい)あって一利(いちり)なしでしょ。」


冬香

「30年以上前の話で、店に(なぐ)()みかけるなんて、ダメでしょ!」


オルア

「1世紀は、100年だよ。

 だから、最近の話でしょ。」


冬香

「やっぱりね。

 いーい、オルア。


 アリムさんしか(おぼ)えていないわよ。


 とうぜん、お店側は(わす)れているだろうし、覚えていたとしても代替(だいがわ)わりして当時の関係者は(だれ)もいないわ。 残念ながら、時効(じこう)よ。」


オルア

「そんなあ。」


冬香

「それよりも、そもそも閉店(へいてん)しているかもしれない。


 もし、残っていたとしたら、近場(ちかば)競合店(きょうごうてん)開店(かいてん)する方が効果(こうか)が大きいわ。」


オルア

「じゃあ、アリムとお好み焼き店を開きましょうか?」


冬香

「わたしたちは、宗教上(しゅうきょうじょう)の理由でお酒を提供(ていきょう)できないから、採算(さいさん)が取れないわ。

 タバコを(すう)う客もお(こと)りすることになるから売り上げは上がらない。

 家賃(やちん)とアルバイトの人件費で、毎日、大赤字(おおあかじ)になるわ。」


オルア

「あー、それは大きな参入障壁(さんにゅうしょうへき)ね。」


冬香

「それよりも、アリムと今だけ、お好み焼きづくりを楽しむ方がいいわ。

 初心者(しょしんしゃ)のふりして、アリムに(はな)をもたせながら、あまえましょう。」


オルア

「いい考えだわ。

 はっ、もしかして?」


冬香

「残った人たちも同じことを考えているでしょうね。」


オルア

「冬香。 すぐに、(もど)りましょう。」


冬香

「お花摘(はなつ)みをしてからね。

 なんども、お手洗いに行ったら、作戦会議をしていると(あや)しまれるかもしれないわ。」


オルア

「そうね。 エスパーちゃんみたいになったら(こま)るわね。」


 ふたりは、お花を()んでから、帰ったのだった。


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