132 お風呂 冬香とメラニィ
本日は、連続投稿します。
9時40分、12時40分、15時40分、18時40分、21時40分の5回です。
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メラニィ
「冬香様、お背中を流します。」
冬香
「それは、うれしいけれど、
「手が滑った。」
というのは無しにしてね。」
メラニィ
「ギクっ、ま、まさかあ。」
冬香
「そうよね。
メラニィさんは、そんな情ないことしないわよね。」
メラニィ
「冬香様、ちから加減はいかがですか?」
冬香
「ええ、上手よ。
背中を洗ってもらうって、ぜいたくよね。」
メラニィ
「冬香様、大目に見てくださいね。」
メラニィさんは、右手を冬香のウエストにまわして抱き寄せて、左手を冬香の胸に当てた。
冬香
「メラニィさん、1分間だけよ。」
メラニィ
「冬香様、ありがとうございます。
でも、この最初で最後のチャンスを逃したくないのです。」
冬香
「ええ、悔いが無いようにね。」
冬香は、3分間だけ、メラニィさんの想いを受け止めることにした。
◇
冬香
「メラニィさん、今度はわたしが洗ってあげるわ。
背中だけでなく、すべてをね。」
メラニィ
「よ、よろしくお願いします。 冬香様。」
メラニィは、持ってきたシャンプー、トリートメント、ボディシャンプーを冬香の前に並べた。
冬香
「ふむふむ、わたしが使用しているものの香り違いね。
じゃあ、頭から行きましょうか?
シャンプーは非常に強力で肌を痛めるから、最初に頭から始める方が肌を痛めなくていいという説を支持しているわ。」
メラニィ
「賛成します。 冬香様。」
冬香
「そう、良かったわ。
じゃあ、楽にしていてね。」
冬香に髪の毛を洗ってもらって、メラニィは言い表し様がないくらいの気持ちよさを感じていた。
メラニィ
「冬香様の頭皮マッサージは最高です。」
冬香
「うふふ、ありがとう。
喜んでくれてうれしいわ。」
冬香は、メラニィの髪の毛をシャンプーの泡でつつみこんだ。
冬香
「メラニィさん、もしかして、髪の毛をゴシゴシしていない?
表面のキューティクルが傷んでいるように見えるわ。」
メラニィ
「髪の毛はこすってはいません。
もしかしたら、髪の毛を少し巻くときの熱が良くないのかもしれませんね。」
冬香
「ヘアーアイロンはお薦めしないわ。
カーラーで巻いて、髪の毛から距離を離してドライヤーを当てて乾かすことをお薦めするわ。
その方が髪の毛に加わる熱ダメージが少ないはずよ。」
メラニィ
「それじゃあ、ヘアーアイロンは使うのをやめます。」
冬香
「それがいいわ。
そうしたら、もっと、メラニィさんの髪の毛が美しくなるわ。
うらやましくて、嫉妬しそうよ。」
メラニィ
「そのときは、おっしゃってください。
冬香様に触ってもらえるなら、私の髪の毛も喜びます。」
冬香
「そう? じゃあ、そのときは声をかけるわね。」
メラニィ
「ええ、ぜひ。」
冬香は、シャンプーを洗い流して、トリートメントをメラニィさんの髪に塗りこんだ。
冬香
「トリートメントを吸収する時間を作るために、身体を洗いましょうね。
じゃあ、こっち向いて。」
メラニィ
「はい、冬香様。」
冬香
「綺麗だわ。 メラニィさん。
ウエストが細いだけでなく、おなかも引き締まっているわ。
アリムが見たら、よろこんで撫でまわすでしょうね。」
メラニィ
「アリム様のことよりも、その冬香様は、どう思われますか?」
冬香
「とっても、素敵よ。
おなかを撫でまわしながら、おへそから下に手をすべらすことを考えたら、夢中になりそうよ。」
メラニィ
「それは、うれしいです。」
冬香
「じゃあ、ボディシャンプーを塗っていきましょうね。」
メラニィ
「ふ、冬香様、そこは?」
冬香
「ここかな? 良ーく洗いましょうね。」
メラニィ こころの声
『もうなにも考えられない。
海の水に全身が溶け込んでいくようだ。』
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