131 お風呂 真々美とシュウピンさん
本日は、連続投稿します。
9時40分、12時40分、15時40分、18時40分、21時40分の5回です。
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ボクたちは、運命の巡り合わせに心から感謝していた。
絵美
「じゃあ、お風呂にしましょうか?」
真々美
「アリム?
わたしたちが出るまでに、いっしょに入るかどうか決めておくんだぞ。」
絵美
「真々美、メラニィさん、昨日に引き続き、シュウピンさんと冬香さんをエスコートしてね。」
真々美
「ああ、まかせてくれ。
さあ、シュウピンさん、お手を。」
シュウピン
「は、はい。 真々美様」
メラニィ
「冬香様、お手を。」
冬香
「え、ええ。」
4人はお風呂に入っていった。
◇
お風呂の中で・・・
シュウピン
「真々美様、お背中をお流しします。」
真々美
「ああ、頼む。」
シュウピン
「では、失礼します。」
シュウピンは、ていねいに真々美の背中を洗っていた。
しばらくして、手が止まった。
真々美
「どうした。 シュウピンさん。」
シュウピン
「真々美様、すこしだけ、ゆるしてください。」
シュウピンは後ろから真々美に抱きついた。
シュウピン
「お願いします。
1分だけ。」
真々美
「ああ、わかった。」
真々美は、5分間、待つことにした。
シュウピンさんは、涙を流しながら、真々美の体温を感じていたのだった。
◇
真々美
「シュウピンさん、わたしもシュウピンさんの背中を流そう。」
シュウピン
「真々美様、わたしの身体をあなたの目に焼き付けて欲しいのです。
全身を流して頂けないでしょうか?
後生ですから。」
真々美
「ああ、ていねいに洗わせてもらおう。
じゃあ、髪の毛からだな。
長くて美しい黒髪だな。
どんなシャンプーとトリートメントを使っているんだ?」
シュウピン
「これです。」
真々美は差し出されたボトルを見た。
真々美
「ああ、同じ種類の香り違いだな。
じゃあ、わたしと同じ洗い方でいいか?」
シュウピン
「お願いします。」
真々美は、指の腹で、シュウピンさんの頭皮を優しくマッサージするように洗い始めた。
そして、髪をゴシゴシしたりせずに撫でるようにシャンプーを塗りつけていった。
真々美
「わたしは、髪をゴシゴシするとキューティクルがボロボロになって良くないという説を支持していてな。
シュウピンさんはどうだ?」
シュウピン
「わたしもです。
やさしく泡で髪の毛を包み込むだけです。」
真々美
「そうか?
考え方が合うのは、うれしいものだな。
じゃあ、シャンプーを洗い流すから、目を閉じてくれ。」
シュウピン
「はい、真々美様。」
真々美
「はい、タオル。顔をふいて押さえてくれ。
つぎに、トリートメントを塗っていくぞ。」
真々美はシュウピンさんの髪の毛をトリートメントで包んでいった。
シュウピン
「はわわ。 真々美様は美容師としても、一流の腕前なのですね。」
真々美
「そうか、照れてしまうな。
じゃあ、トリートメントが吸収される間に身体を洗うとしよう。
シュウピンさん、本当に綺麗だ。
アリムが見たら、大喜びするだろうな。」
シュウピン
「あのう、真々美様は?」
真々美
「もちろん、よろこんでいるぞ。」
シュウピンさんは、顔を赤らめていた。
真々美
「シュウピンさんは、もっともぜいたくな身体の洗い方は何だと思う?」
シュウピン
「高級ボディブラシを使うことでしょうか?」
真々美
「それもいいが、やはり、愛する者の手に盛られた泡を身体中を撫でながら塗ってもらう方法だと思っている。」
シュウピン
「それは、反則ですわ。 真々美様。
でも、至上の喜びですね。」
シュウピン こころの声
『真々美様に、私の身体を洗ってもらったことは、一生忘れられない思い出になるわね。』
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