表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

133/209

131 お風呂 真々美とシュウピンさん

本日は、連続投稿します。

9時40分、12時40分、15時40分、18時40分、21時40分の5回です。


「がんばってねー!」と思っていただけたら、

【ブックマーク】や、↓ の【⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎評価】など、

応援よろしくお願いいたします。


 ボクたちは、運命(うんめい)(めぐ)()わせに(こころ)から感謝(かんしゃ)していた。


絵美

「じゃあ、お風呂にしましょうか?」


真々美

「アリム?

 わたしたちが出るまでに、いっしょに入るかどうか決めておくんだぞ。」


絵美

「真々美、メラニィさん、昨日に引き続き、シュウピンさんと冬香さんをエスコートしてね。」


真々美

「ああ、まかせてくれ。

 さあ、シュウピンさん、お手を。」


シュウピン

「は、はい。 真々美様」


メラニィ

「冬香様、お手を。」


冬香

「え、ええ。」


 4人はお風呂に入っていった。



 お風呂の中で・・・


シュウピン

「真々美様、お背中をお流しします。」


真々美

「ああ、頼む。」


シュウピン

「では、失礼します。」


 シュウピンは、ていねいに真々美の背中を洗っていた。

 しばらくして、手が止まった。


真々美

「どうした。 シュウピンさん。」


シュウピン

「真々美様、すこしだけ、ゆるしてください。」


 シュウピンは後ろから真々美に抱きついた。


シュウピン

「お願いします。

 1分だけ。」


真々美

「ああ、わかった。」


 真々美は、5分間、待つことにした。

 シュウピンさんは、涙を流しながら、真々美の体温を感じていたのだった。





真々美

「シュウピンさん、わたしもシュウピンさんの背中(せなか)(なが)そう。」


シュウピン

「真々美様、わたしの身体をあなたの目に焼き付けて欲しいのです。

 全身を流して頂けないでしょうか?


 後生(ごしょう)ですから。」


真々美

「ああ、ていねいに洗わせてもらおう。


 じゃあ、髪の毛からだな。

 長くて美しい黒髪だな。


 どんなシャンプーとトリートメントを使っているんだ?」


シュウピン

「これです。」


 真々美は差し出されたボトルを見た。


真々美

「ああ、同じ種類の(かお)(ちが)いだな。

 じゃあ、わたしと同じ洗い方でいいか?」


シュウピン

「お願いします。」


 真々美は、(ゆび)(はら)で、シュウピンさんの頭皮(とうひ)を優しくマッサージするように洗い始めた。

 そして、髪をゴシゴシしたりせずに()でるようにシャンプーを()りつけていった。


真々美

「わたしは、髪をゴシゴシするとキューティクルがボロボロになって良くないという(せつ)支持(しじ)していてな。

 シュウピンさんはどうだ?」


シュウピン

「わたしもです。

 やさしく(あわ)で髪の毛を包み込むだけです。」


真々美

「そうか?

 考え方が()うのは、うれしいものだな。


 じゃあ、シャンプーを洗い流すから、目を()じてくれ。」


シュウピン

「はい、真々美様。」


真々美

「はい、タオル。顔をふいて押さえてくれ。

 つぎに、トリートメントを塗っていくぞ。」


 真々美はシュウピンさんの髪の毛をトリートメントで(つつ)んでいった。


シュウピン

「はわわ。 真々美様は美容師としても、一流の腕前なのですね。」


真々美

「そうか、()れてしまうな。


 じゃあ、トリートメントが吸収される間に身体を洗うとしよう。


 シュウピンさん、本当に綺麗(きれい)だ。


 アリムが見たら、大喜(おおよろこ)びするだろうな。」


シュウピン

「あのう、真々美様は?」


真々美

「もちろん、よろこんでいるぞ。」


 シュウピンさんは、顔を赤らめていた。


真々美

「シュウピンさんは、もっともぜいたくな身体の洗い方は何だと思う?」


シュウピン

「高級ボディブラシを使うことでしょうか?」


真々美

「それもいいが、やはり、愛する者の手に()られた泡を身体中を()でながら塗ってもらう方法だと思っている。」


シュウピン

「それは、反則(はんそく)ですわ。 真々美様。

 でも、至上(しじょう)(よろこ)びですね。」


シュウピン こころの声

『真々美様に、私の身体を洗ってもらったことは、一生(いっしょう)(わす)れられない思い出になるわね。』


【読者様へ】


 あなたの30秒で、この作品にパワーをください。

 「ブックマーク」(2点)と、広告下(↓)の【見えない場所】にある「☆☆☆☆☆評価」(2~10点)を待っています。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ