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130 守護の言葉 シルアード

本日は、連続投稿します。

9時40分、12時40分、15時40分、18時40分、21時40分の5回です。


「がんばってねー!」と思っていただけたら、

【ブックマーク】や、↓ の【⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎評価】など、

応援よろしくお願いいたします。


 ボクたちは昼ごはんの前にお風呂に入ることにした。


絵美

「組み合わせは、どうしようかな?」


 シュウピンさんとメラニィさんは、期待(きたい)のまなざしを絵美さんに向けていた。


絵美

「よし、4人ずつ2組で入りましょうか?


 真々美、冬香さん、シュウピンさん、メラニィさんの4人。

 オルアさん、セーラさん、アリムさん、わたしの4人。」


アリム

「えっ?

 ボクは、あとにした方がいいのではないでしょうか?」


 セーラさんが(はげ)しく(くび)(たて)()っていた。


絵美

「セーラさん、(とき)(かね)なりよ。」


セーラ

「で、でも、はずかしいです。」


絵美

「アリムさん、セーラさんの(はだか)を見たいわよねえ?」


アリム

「いえ、それほどでも。

 セーラさんの気持ちを大事にするべきです。」


 プツン

となにかが切れたような音がした。


セーラ

「絵美様、これは私に対する挑戦(ちょうせん)ですよね?」


冬香

「セーラさん、あなたのシェイプアップの成果を見せつけてやりなさい。」


セーラ

Yes(イエス), Ma'am(マム)


オルア

「セーラさん、アリムが好きそうなポーズを教えてあげるわ。」


絵美

「アリムさんは、女心(おんなごころ)を学んだ方が良さそうね。」


アリム

「なんで、ボクが悪者(わるもの)になっているの?」


絵美

「オルアさん、よろしく。」


オルア

「そこはね、

   「見たいけれど、我慢(がまん)します。」

 でしょ?」


アリム

「うーん、ボクは、オルア、真々美、冬香の3人に愛されているから、満足(まんぞく)しているんだよ。」


 シュウピンさんとメラニィさんは、意味深(いみしん)な視線を、絵美さんに送っていた。


絵美 こころの声

『たしかに、アリムさんはすでに満足しているようね。』


メラニィ

「アリム様は、無欲(むよく)勝利(しょうり)(ねら)っているのか?」


アリム

「ボクは誘惑(ゆうわく)されることに、あこがれているんだ。

 男性から求めても、時間の無駄(むだ)でしょ?

 決定権(けっていけん)は女性にあるんだから。」


シュウピン

「アリム様、決定権とはどういう意味ですか?」


アリム

「シュウピンさん、それはね、男性は(この)みの女性を視線(しせん)()ってしまうものだよね。


 そして、女性は視線に敏感(びんかん)だから、自分を見つめてくる男性に気付くよね。

 その中に良いと思う男性がいれば声を掛けてあげれば、お互いに無駄(むだ)がないと思うよ。


 だから、声を掛けるかどうかを決める権利を持っているのが女性だという意味です。」


真々美

「そういう意味で決定権が女性にあると考えているのか?

 まあ、アリムの考え方は、ここカセイダード王国では正しい。


 なぜなら、男性が女性に声をかけることは禁止(きんし)されているからな。」


アリム

「えっ? そうなの?


 光元国では、女性に積極的に声を掛けない男性は、

  「男性の方が好きなのか?」

って、きたないものを見るかのような目で見られるよ。」


冬香

「そういう意味では、光元国(ひかりもとこく)(おく)れているわ。

 アリムのように家事と【()け】ができる男性の(ほう)が、カセイダード王国では価値(かち)が高いのよ。」


真々美

「ところ()われば、品変(しなか)わる。

 ということわざにあるように、

 国が変われば、同じものであっても価値が変わるということだな。」


オルア

「アリムを好きになった自分が(ほこ)らしいわ。」


絵美

「その前に、アリムさんを選考に通したメラニィさんと

 その選考結果を承認したシュウピンさんに感謝しなくちゃね。」


オルア

「絵美様の おっしゃるとおりですね。

 では、アリム、いっしょに御礼を言おうか?」


オルア、アリム

「「ありがとうございました。」」


シュウピン、メラニィ

「「どういたしまして。」」


アリム

「移民申請のWEBフォームは回答事項が多くて大変だったけれど、がんばって入力して良かったよ。」


セーラ

人生(じんせい)万事(ばんじ)塞翁(さいおう)(うま)


 なにが(さいわ)いし(なに)(わざわ)いするか分かりませんね。」


絵美

「そうよね。

 なにか、ひとつでも違っていたら、アリムさんどころか私たちは、ここにはいないのだからね。」


真々美

「本当にそうだな。

 もし、アリムが居なかったら、わたしが絵美に最期(さいご)のメールを打つことも無かっただろう。」


絵美

「あのメールを受け取ったときは、生きた心地がしなかったわ。」


☆ 真々美に生命の危機がせまっている!」

☆ 061 13日目 女王の想い 絵美、真々美さん へ


冬香

「すべての偶然に感謝しましょうね。」


オルア

「わたしたちを守護(しゅご)してくださる、すべての存在に感謝します。

 これからも守ってください。

 Silard(シルアード)


絵美、真々美、冬香、シュウピン、メラニィ、セーラ、アリム

「「「「「「「 Silard(シルアード) 」」」」」」」


真々美

「オルアが女神様に祈るようになるとはな。」


オルア

「女神様に守護されていると信じられるからよ。

 今ならね。

 みんなもそう思えるでしょう。

 過去は別としても。」


シュウピン

「そうですね。

 過去は別としても、今は信じられます。」


メラニィ

「シュウピン、わたしがそばにいるからな。」


シュウピン

「ありがとう、メラニィ。」


セーラ こころの声

『過去は別としても、今は信じられるわ。』


【読者様へ】


 あなたの30秒で、この作品にパワーをください。

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